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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025022242
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126657
出願日
2023-08-03
発明の名称
シアノ複素環化合物の製造方法
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
C07D
213/84 20060101AFI20250206BHJP(有機化学)
要約
【課題】有害生物防除活性を有する、含硫黄置換基を有する複素環化合物の製造において有用な合成中間体である、含硫黄置換基を有する複素環化合物のシアノ誘導体の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】式(1)で表される複素環化合物と、シアノ化剤(3)及びヨウ化物塩(4)を反応させることで、式(2)で表されるシアノ複素環化合物を製造する方法。本発明の方法により、目的物であるシアノ複素環化合物が高収率で製造できると共に、副生成物の生成を抑制することができる。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1)で表される複素環化合物と、シアノ化剤(3)及びヨウ化物塩(4)を反応させることで、式(2)で表されるシアノ複素環化合物を製造する方法。
TIFF
2025022242000028.tif
42
121
[式(1)、及び式(2)において、
R
a
は、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、及び置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキル基からなる群から選択される基を表し、
nは、0、1、又は2を表し、
X
1
は、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルスルホニルオキシ基、及び置換基を有していてもよいフェニルスルホニルオキシ基からなる群から選択される基を表し、
G
1
は、窒素原子、又はC(R
1
)を表し、
G
2
は、窒素原子、又はC(R
2
)を表し、
G
3
は、窒素原子、又はC(R
3
)を表し、
R
1
、R
2
、及びR
3
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルケニル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルキニル基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルコキシ基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルケニルオキシ基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルキニルオキシ基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルコキシ基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルケニルオキシカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
続きを表示(約 3,400 文字)
【請求項2】
シアノ化剤(3)がHCN、LiCN、NaCN、KCN、BrCN、CuCN、Zn(CN)
2
、アセトンシアノヒドリン、トリメチルシリルシアニドからなる群から選択される1種以上の化合物である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
ヨウ化物塩(4)が、HI、LiI、NaI、KI、MgI
2
、NH
4
I、CsI、N(Y
4
)
4
Iからなる群から選択される1種以上の化合物
[Y
4
は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、及び置換基を有していてもよい複素環基からなる群から選択される基である。]
である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
式(1)中、G
1
、G
2
及びG
3
が、それぞれ、C(R
1
)、C(R
2
)、及びC(R
3
)である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の方法で製造した式(2)で表されるシアノ複素環化合物
TIFF
2025022242000029.tif
63
64
[式(2)において、R
a
、G
1
、G
2
、G
3
、R
1
、R
2
、R
3
、Y
1
、Y
2
、Y
3
、及びnは前記と同義である。]
から式(5)で表されるアミド化合物
TIFF
2025022242000030.tif
64
100
[式(5)において、
R
a
、G
1
、G
2
、G
3
、R
1
、R
2
、R
3
、Y
1
、Y
2
、Y
3
、及びnは前記と同義であり、
R
b
は、水素原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルコキシカルボニル基、及び置換基を有していてもよいフェニル基からなる群から選択される基を表し、
G
4
は、窒素原子、又はC(R
4
)を表し、
G
5
は、窒素原子、又はC(R
5
)を表し、
G
6
は、窒素原子、又はC(R
6
)を表し、
G
7
は、窒素原子、又はC(R
7
)を表し、
【請求項6】
請求項1~4の何れか一項に記載の方法で製造した式(2)で表されるシアノ複素環化合物
TIFF
2025022242000031.tif
63
64
[式(2)において、R
a
、G
1
、G
2
、G
3
、R
1
、R
2
、R
3
、Y
1
、Y
2
、Y
3
、及びnは前記と同義である。]
から式(6)で表されるアミジン化合物
TIFF
2025022242000032.tif
65
105
[(式(6)において、
R
a
、G
1
、G
2
、G
3
、R
1
、R
2
、R
3
、Y
1
、Y
2
、Y
3
、及びnは前記と同義であり、
R
b
は、水素原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルコキシカルボニル基、及び置換基を有していてもよいフェニル基からなる群から選択される基を表し、
G
4
は、窒素原子、又はC(R
4
)を表し、
G
5
は、窒素原子、又はC(R
5
)を表し、
G
6
は、窒素原子、又はC(R
6
)を表し、
G
7
は、窒素原子、又はC(R
7
)を表し、
【請求項7】
請求項1~4の何れか一項に記載の方法で製造した式(2)で表されるシアノ複素環化合物
TIFF
2025022242000033.tif
63
64
[式(2)において、R
a
、G
1
、G
2
、G
3
、R
1
、R
2
、R
3
、Y
1
、Y
2
、Y
3
、及びnは前記と同義である。]
から、式(7)で表される環状基連結複素環化合物
TIFF
2025022242000034.tif
88
99
[式(7)において、
R
a
、G
1
、G
2
、G
3
、R
1
、R
2
、R
3
、Y
1
、Y
2
、Y
3
、及びnは前記と同義であり、
G
4
は、窒素原子、又はC(R
4
)を表し、
G
5
は、窒素原子、又はC(R
5
)を表し、
G
6
は、窒素原子、又はC(R
6
)を表し、
G
7
は、窒素原子、又はC(R
7
)を表し、
G
8
は、窒素原子、又はC(R
8
)を表し、
R
4
、R
5
、R
6
、R
7
、及びR
8
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シアノ複素環化合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
有害節足動物の防除剤としての機能を有する硫黄含有置換基有する複素環化合物が知られている。例えば特許文献1~4に、含硫黄置換基を有する複素環基を有するアミジン化合物が開示されている。また特許文献5には、含硫黄置換基を有する複素環基を有するアミド化合物が開示されている。
これらアミジン化合物やアミド化合物の製造には、含硫黄置換基を有する複素環化合物のシアノ誘導体を用いることが挙げられ、その効率的な製造方法の確立が求められる。特許文献6には、2-シアノ-3-エチルスルホニルピリジン類の合成法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2020/054712号
国際公開2021/177410号
国際公開2022/259985号
特開2023-031268号公報
国際公開2014/021468号
特開2015-196668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、有害生物防除活性を有する含硫黄置換基を有する複素環化合物の製造において有用な合成中間体である含硫黄置換基を有する複素環化合物のシアノ誘導体の製造方法を提供することを課題とする。具体的には、含硫黄置換基を有する複素環化合物からシアノ化剤によるシアノ化反応において、副生成物の生成を低減した製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の[1]~[7]に関する。
[1]
式(1)で表される複素環化合物と、シアノ化剤(3)及びヨウ化物塩(4)を反応させることで、式(2)で表されるシアノ複素環化合物を製造する方法。
【0006】
TIFF
2025022242000001.tif
42
121
【0007】
[式(1)、及び式(2)において、
R
a
は、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、及び置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキル基からなる群から選択される基を表し、
nは、0、1、又は2を表し、
X
1
は、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルスルホニルオキシ基、及び置換基を有していてもよいフェニルスルホニルオキシ基からなる群から選択される基を表し、
G
1
は、窒素原子、又はC(R
1
)を表し、
G
2
は、窒素原子、又はC(R
2
)を表し、
G
3
は、窒素原子、又はC(R
3
)を表し、
R
1
、R
2
、及びR
3
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルケニル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルキニル基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルコキシ基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルケニルオキシ基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルキニルオキシ基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルコキシ基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキルカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
3
~C
6
)シクロアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
)アルケニルオキシカルボニル基、置換基を有していてもよい(C
2
~C
6
【0008】
[2]
シアノ化剤(3)がHCN、LiCN、NaCN、KCN、BrCN、CuCN、Zn(CN)
2
、アセトンシアノヒドリン、トリメチルシリルシアニドからなる群から選択される1種以上の化合物である、[1]に記載の製造方法。
[3]
ヨウ化物塩(4)が、HI、LiI、NaI、KI、MgI
2
、NH
4
I、CsI、N(Y
4
)
4
Iからなる群から選択される1種以上の化合物
[Y
4
は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい(C
1
~C
6
)アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、及び置換基を有していてもよい複素環基からなる群から選択される基である。]
である、[1]または[2]に記載の製造方法。
[4]
式(1)中、G
1
、G
2
及びG
3
が、それぞれ、C(R
1
)、C(R
2
)、及びC(R
3
)である、[1]~[3]の何れか一項に記載の製造方法。
【0009】
[5]
[1]~[4]の何れか一項に記載の方法で製造した式(2)で表されるシアノ複素環化合物
【0010】
TIFF
2025022242000002.tif
63
64
(【0011】以降は省略されています)
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