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公開番号
2025081572
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2025026337,2021575738
出願日
2025-02-21,2021-01-26
発明の名称
インク、インクジェット印刷方法及び印刷メディア
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
C09D
11/32 20140101AFI20250520BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、インク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディア上に印刷した際の耐擦過性が良好であり、且つ、インクが乾燥して生じた固形物の再溶解性にも優れるインク、そのインクを用いるインクジェット印刷方法、及びそのインクが付着した印刷メディアを提供することを課題とする。
【解決手段】水不溶性着色剤、酸化ポリエチレンワックス、下記式(1)又は式(2)で表され、且つ、HLB値が7.5~20.0である化合物、及び水を含有するインク。
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(式(1)中、R
1
は直鎖状又は分岐鎖状のC7-C40炭化水素基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。m1は平均値で1~300、n1は平均値で0~10である。)
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(式(2)中、R
2
及びR
3
はそれぞれ独立に直鎖状又は分岐鎖状のC7-C40炭化水素基を示す。m2は平均値で1~300、n2は平均値で0~10である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水不溶性着色剤、酸化ポリエチレンワックス、下記式(1)又は式(2)で表され、且つ、HLB値が7.5~20.0である化合物、及び水を含有するインク。
TIFF
2025081572000009.tif
15
170
(式(1)中、R
1
は直鎖状又は分岐鎖状のC7-C40炭化水素基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。m1は平均値で1~300、n1は平均値で0~10であり、m1及びn1が1以上のとき、EO及びPOの並び順は任意である。)
TIFF
2025081572000010.tif
14
170
(式(2)中、R
2
及びR
3
はそれぞれ独立に直鎖状又は分岐鎖状のC7-C40炭化水素基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。m2は平均値で1~300、n2は平均値で0~10であり、m2及びn2が1以上のとき、EO及びPOの並び順は任意である。)
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
グリコールエーテル及びC4-C12アルカンジオールから選択される少なくとも1種をさらに含有する、請求項1に記載のインク。
【請求項3】
分散剤をさらに含有する、請求項1又は2に記載のインク。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクの液滴を、インクジェットプリンタにより吐出させて印刷メディアに付着させることにより印刷を行うインクジェット印刷方法。
【請求項5】
前記印刷メディアが、インク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディアである、請求項4に記載のインクジェット印刷方法。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクが付着した印刷メディア。
【請求項7】
インク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディアである、請求項6に記載の印刷メディア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インク、そのインクを用いるインクジェット印刷方法、及びそのインクが付着した印刷メディアに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタを用いるインクジェット印刷方法は、インクの小滴を発生させ、これを紙等の印刷メディアに付着させることにより印刷を行う方法である。
【0003】
近年、インクジェット印刷方法は、産業用途としての応用が進んでいる。インクジェットインクが含有する着色剤は、水溶性の着色剤と、水不溶性の着色剤とに大別される。これらのうち、顔料を代表とする水不溶性の着色剤は、水溶性の着色剤と比較して、一般に各種の堅牢性に優れる。このため、産業用のインクジェットインクは、水不溶性の着色剤を含有することが多い。
【0004】
産業用途に用いられる印刷メディアは、各種の紙、繊維、フィルムなど多様化しており、インク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディアも多い。そのようなインク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディアに印刷する際に用いられるインクとしては、非水系の溶剤インク、硬化性インク等が知られている。しかし、自然環境、生体等に対する安全性の観点から、これらのインクに代わる水性インクが強く要望されている。そのような水性インクは、水不溶性着色剤に加えて、耐擦過性、耐溶剤性等を向上させる目的で、ポリマー、ワックス等の水不溶性の高分子化合物を含有することが多い。そのような水性インクは、固形分の含有量が多いため極めて乾燥しやすく、また、乾燥により固形物が生じやすい。インク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディアに印刷する際には、この固形物により被膜を形成することにより、印刷メディアへの定着性及び耐擦過性を向上させる。このため、固形物により形成される被膜は、強固であるほど望ましいとされる。
【0005】
一方、インクの乾燥は、長期の保管、高温又は低湿度の環境での保管等においても生じる。インクジェットプリンタに充填されたインクが乾燥すると、インクジェットヘッドのノズル又はインク流路内で固形物を生じ、これが目詰まりの原因となる。このようにインクジェットヘッド内で目詰まりが生じると、インクの吐出を安定して行えず、印刷画像の画質が著しく低下するという問題を招く。さらに、インクジェットヘッド自体が使用できなくなることもあり、大きな問題となっている。このため、インクジェットヘッド内で固形物に起因する目詰まりが生じたとしても、洗浄液により、その固形物を容易に再溶解できる性能も強く求められている。しかし、上記の被膜の形成による定着性及び耐擦過性の向上と、容易に再溶解できる性能とは相反することから、それらの両方の効果を満足するインクは未だ提案されていない。これらの理由から、産業用インクジェットヘッドのノズル部にキャップ部材を装備することにより、インクの乾燥を防止する方法等が提案されている。しかし、それでもなお、インクの乾燥を完全に防止することは極めて難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-263972号公報
特開2018-162341号公報
国際公開第2015/152291号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、インク非吸収性又はインク難吸収性の印刷メディア上に印刷した際の耐擦過性が良好であり、且つ、インクが乾燥して生じた固形物の再溶解性にも優れるインク、そのインクを用いるインクジェット印刷方法、及びそのインクが付着した印刷メディアを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の実施態様が含まれる。
[1]
水不溶性着色剤、酸化ポリエチレンワックス、下記式(1)又は式(2)で表され、且つ、HLB値が7.5~20.0である化合物、及び水を含有するインク。
【0009】
TIFF
2025081572000001.tif
15
170
【0010】
(式(1)中、R
1
は直鎖状又は分岐鎖状のC7-C40炭化水素基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。m1は平均値で1~300、n1は平均値で0~10であり、m1及びn1が1以上のとき、EO及びPOの並び順は任意である。)
(【0011】以降は省略されています)
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