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公開番号
2025137168
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024036218
出願日
2024-03-08
発明の名称
水系インク組成物、水系インクセット及びインクジェット記録方法
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
C09D
11/36 20140101AFI20250911BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】ノズルプレートへの浸食を抑制しつつ、保存安定性の良好な水系インク組成物及びインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】色材、水、エステル系溶剤、及び水溶性有機溶剤を含む水系インク組成物であり、前記水系インク組成物中における前記エステル系溶剤の含有質量が、0.05質量%以上、かつ、2.0質量%未満である、水系インク組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
色材、水、エステル系溶剤、及び水溶性有機溶剤を含む水系インク組成物であり、前記水系インク組成物中における前記エステル系溶剤の含有質量が、0.05質量%以上、かつ、2.0質量%未満である、水系インク組成物。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記エステル系溶剤が、総炭素数5以上、かつ、12以下のエステル系溶剤である、請求項1に記載の水系インク組成物。
【請求項3】
前記エステル系溶剤が、乳酸エステル及びクエン酸エステルからなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載の水系インク組成物。
【請求項4】
前記乳酸エステルが、乳酸エチル及び乳酸ブチルからなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む、請求項3に記載の水系インク組成物。
【請求項5】
前記クエン酸エステルが、クエン酸トリエチルを含む、請求項3に記載の水系インク組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の水系インク組成物を備えたインクセット。
【請求項7】
請求項1に記載の水系インク組成物の液滴を吐出して、印刷メディアに付着させて画像を形成する工程を含むインクジェット記録方法。
【請求項8】
前記印刷メディアが、段ボール、ライナ紙、コートボール、コート紙からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項7に記載のインクジェット記録方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は水系インク組成物、水系インクセット及びインクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
各種のカラー記録方法の中でも代表的方法の1つであるインクジェットプリンタによる記録方法は、インクジェットヘッドを用いてインクの小滴を発生させ、これを紙等の被記録材に付着させて記録を行うものである。インクジェット技術の進歩により、これまで銀塩写真やオフセット印刷によって実現されてきた高精細印刷の分野においても、インクジェット記録方法が用いられるようになってきた。さらに、近年では産業用途としての需要が高まり、コート紙などの難吸収性基材を含む様々な記録媒体への印刷が求められている。
【0003】
インクジェットヘッドは、シリコン及び酸化シリコンを部材として使用した複数の吐出口を有するノズルプレートが備えられている。ノズルプレートはインクの吐出性を維持するため、表面に撥水膜を有しており、ノズルから吐出されるインク組成物がノズル周囲に付着しにくくなるようにしている。
【0004】
インクジェットプリンタに用いられるインクには、特許文献1乃至6の様に記録媒体への濡れ性及び浸透性向上や、インク自体の保湿性向上を目的として水溶性有機溶剤を使用した水系インクが用いられることが多い。しかしながら、この様なインクを長期に渡りインクジェットヘッドに充填した場合、インクとの接液によって撥水性が劣化し、吐出信頼性が低下するといった課題が有った。
【0005】
また、耐光性や耐水性の観点から色材として顔料が用いられる事が多いが、水溶性有機溶剤により分散安定性が損なわれ、顔料粒子の凝集を招く場合が有った。
【0006】
この様な事から、水溶性有機溶剤を含有しつつもノズルプレートの撥水性を維持し、尚且つ良好な安定性を有するインクジェット記録用水系インクが市場から強く要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-262272号公報
特開2011-56832号公報
特開2014-101517号公報
特開2016-13697号公報
特開2017-114129号公報
特開2018-202870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、ノズルプレートへの浸食を抑制しつつ、保存安定性の良好な水系インク組成物及び該水系インク組成物が付着した記録メディアの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下1)~8)に記載の発明により、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
1)
色材、水、エステル系溶剤、及び水溶性有機溶剤を含む水系インク組成物であり、前記水系インク組成物中における前記エステル系溶剤の含有質量が、0.05質量%以上、かつ、2.0質量%未満である、水系インク組成物。
2)
前記エステル系溶剤が、総炭素数5以上、かつ、12以下のエステル系溶剤である、1)に記載の水系インク組成物。
3)
前記エステル系溶剤が、乳酸エステル及びクエン酸エステルからなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む、1)に記載の水系インク組成物。
4)
前記乳酸エステルが、乳酸エチル及び乳酸ブチルからなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む、3)に記載の水系インク組成物。
5)
前記クエン酸エステルが、クエン酸トリエチルを含む、3)に記載の水系インク組成物。
6)
1)に記載の水系インク組成物を備えたインクセット。
7)
1)~4)のいずれか一項に記載の水系インク組成物の液滴を吐出して、印刷メディアに付着させて画像を形成する工程を含むインクジェット記録方法。
8)
前記印刷メディアが、段ボール、ライナ紙、コートボール、コート紙からなる群から選択される少なくとも1種を含む、7)に記載のインクジェット記録方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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