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公開番号2025076662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188411
出願日2023-11-02
発明の名称硬化性高分子化合物、及び該化合物を含む樹脂組成物
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C08G 63/47 20060101AFI20250509BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ラジカル開始剤による熱或いは光硬化が可能かつアルカリ可溶であり、硬化物の誘電率及び誘電正接は低く接着性及びガラス転移温度が高い硬化性高分子化合物の提供。
【解決手段】式(1)で表される高分子化合物。
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(Xは芳香族或いは脂肪族テトラカルボン酸無水物由来の残基、Yは脂肪族ジオール化合物由来の残基、Zはカルボキシ基或いは下記式(2)の構造を表す。)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025076662000019.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される高分子化合物。
TIFF
2025076662000016.tif
36
169
(式(1)中、Xはそれぞれ独立して芳香族或いは脂肪族テトラカルボン酸無水物のカルボキシ基を除いた残基を表す。Yはそれぞれ独立して脂肪族ジオール化合物の水酸基を除いた二価の残基を表す。Aはそれぞれ独立して二価の結合基を表す。Zはそれぞれ独立してカルボキシ基或いは下記式(2)の構造を表す。R

はそれぞれ独立してメチル基或いは水素原子である。nは繰り返し単位数の平均値であって、0.1~20の実数である。)
TIFF
2025076662000017.tif
30
169
(式(2)中、*は式(1)中のXとの結合位置を表す。R

はメチル基或いは水素原子である。)
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の高分子化合物及びラジカル開始剤を含む樹脂組成物。
【請求項3】
一分子中に1以上の官能基を有するラジカル反応性モノマーを含む請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
一分子中に2以上の官能基数を有するラジカル反応性ポリマーを含む請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
請求項2から4のいずれか一項に記載の樹脂組成物の硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラジカル開始剤と併用することにより、熱あるいは光硬化反応が可能な高分子化合物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリント配線基板などの電子材料には、接着性が高く絶縁性、耐熱性に優れたエポキシ樹脂が広く使用されている。またレジスト分野では、光開始剤を用いて特定部分を硬化反応せしめた後、TMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)水溶液などのアルカリ性水溶液で未硬化部分を除去する現像方法が一般的に採用されていることから、レジスト用樹脂にはアルカリ可溶性が求められており、多官能エポキシ樹脂のエポキシ基にアクリル酸を付加させ、生成するアルコール性水酸基にテトラヒドロ無水フタル酸などの酸無水物をハーフエステル化して反応させた樹脂が広く用いられている。これらは極性の高いカルボン酸を分子中に多量に含むため、その硬化物の誘電正接は高くなり高周波用途には使用できないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-132915号公報
特開2001-75274号公報
特開2017-122912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2及び3にはジオ一ル化合物と分子中に2個の酸無水物基を有する多塩基酸無水物と分子中に1個の水酸基を有する(メタ)アクリレートを反応させて得られる重合性カルボキシ基含有高分子化合物が、アルカリ可溶性を有する硬化性樹脂として開示されているが、これらの高分子化合物は、官能基が分子末端にのみ存在しているため、その硬化物のガラス転移温度などの耐熱性が低く、更にカルボン酸の割合が高いために誘電正接が高くなり、低い誘電正接を要求される近年の高周波用途には適していない。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、アルカリ性水溶液に可溶であり、硬化物の誘電率及び誘電正接は低く、ガラス転移温度及び接着力の高い硬化性高分子化合物を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
即ち本発明は、下記[1]~[5]に関する。なお、本願において「(数値1)~(数値2)」は上下限値を含むことを示す。
[1]
下記式(1)で表される高分子化合物。
【0007】
TIFF
2025076662000001.tif
36
169
【0008】
(式(1)中、Xはそれぞれ独立して芳香族或いは脂肪族テトラカルボン酸無水物のカルボキシ基を除いた残基を表す。Yはそれぞれ独立して脂肪族ジオール化合物の水酸基を除いた二価の残基を表す。Aはそれぞれ独立して二価の結合基を表す。Zはそれぞれ独立してカルボキシ基或いは下記式(2)の構造を表す。R

はそれぞれ独立してメチル基或いは水素原子である。nは繰り返し単位数の平均値であって、0.1~20の実数である。)
【0009】
TIFF
2025076662000002.tif
30
169
【0010】
(式(2)中、*は式(1)中のXとの結合位置を表す。R

はメチル基或いは水素原子である。)
[2]
前項[1]に記載の高分子化合物及びラジカル開始剤を含む樹脂組成物。
[3]
一分子中に1以上の官能基数を有するラジカル反応性モノマーを含む前項[2]に記載の樹脂組成物。
[4]
一分子中に2以上の官能基数を有するラジカル反応性ポリマーを含む前項[2]に記載の樹脂組成物。
[5]
前項[2]からの[4]のいずれか一項に記載の樹脂組成物の硬化物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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