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公開番号2025021464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2024124380
出願日2024-07-31
発明の名称熱伝達流体用組成物、熱伝達用装置及び熱伝達方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09K 5/10 20060101AFI20250205BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】新規な混合物としての熱伝達流体用組成物を提供すること。
【解決手段】C9F18で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)CmF2m及び/又はCnF(2n-2)〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C9F18で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C9F18で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)、とを含む、熱伝達流体用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)、とを含む、熱伝達流体用組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ヘキサフルオロプロペン三量体は、下記式(I)~(III)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載の熱伝達流体用組成物。
TIFF
2025021464000015.tif
154
101
【請求項3】
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%以上である、請求項2に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項4】
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%未満である、請求項2に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項5】
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、50質量%以上85質量%未満である、請求項2に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項6】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕とを含む、請求項1に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項7】
mは6以上11以下で9以外の整数であり、nは6以上11以下の整数である、請求項1に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項8】



2m
及び/又はC


(2n-2)
の含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~10質量部である、請求項1に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項9】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(ii)水とを含む、請求項1に記載の熱伝達流体用組成物。
【請求項10】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(iii)フッ化物イオンとを含む、請求項1に記載の熱伝達流体用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱伝達流体用組成物、熱伝達用装置及び熱伝達方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
ヘキサフルオロプロペン(HFP)の三量体は、熱伝達流体用組成物として使用可能であることが知られている(特許文献1)。
【0003】
HFPの三量体は地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)が小さく、毒性が低いことから、クロロフルオロカーボン(CFC)及びハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の代替品として注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/172919号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような事情に鑑み、本開示の目的とするところは、新規な混合物としての熱伝達流体用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、所定のフルオロカーボンをHFP三量体、所定量の水、及び/又は所定量のフッ化物イオンと共存させることにより、新規な混合物としての熱伝達流体用組成物を提供できることを見出した。
【0007】
即ち、本開示は、以下の態様を包含する。
[項1]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)、とを含む、熱伝達流体用組成物。
[項2]
前記ヘキサフルオロプロペン三量体は、下記式(I)~(III)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を含む、項1に記載の熱伝達流体用組成物。
[化1]
TIFF
2025021464000001.tif
154
101
[項3]
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%以上である、項2に記載の熱伝達流体用組成物。
[項4]
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%未満である、項2に記載の熱伝達流体用組成物。
[項5]
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、50質量%以上85質量%未満である、項2に記載の熱伝達流体用組成物。
[項6]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕とを含む、項1に記載の熱伝達流体用組成物。
[項7]
mは6以上11以下で9以外の整数であり、nは6以上11以下の整数である、項1に記載の熱伝達流体用組成物。
[項8]



2m
及び/又はC


(2n-2)
の含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~10質量部である、項1に記載の熱伝達流体用組成物。
[項9]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(ii)水とを含む、項1に記載の熱伝達流体用組成物。
[項10]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(iii)フッ化物イオンとを含む、項1に記載の熱伝達流体用組成物。
[項11]

【発明の効果】
【0008】
以上にしてなる本開示に係る組成物は、新規な混合物としての熱伝達流体用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書において、「含有」は、「含む(comprise)」、「実質的にのみからなる(consist essentially of)」、及び「のみからなる(consist of)」のいずれも包含する概念である。また、本明細書において、数値範囲を「A~B」で示す場合、A以上B以下を意味する。
【0010】
(1.熱伝達流体用組成物)
本開示の熱伝達流体用組成物は、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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