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公開番号
2025024745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023128974
出願日
2023-08-08
発明の名称
ファン、空調室外機及び空気調和装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
F04D
29/44 20060101AFI20250214BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】騒音の発生を抑制するファンを提供する。
【解決手段】ファンは、羽根車(53)と、該羽根車(53)を収容するケーシング(50)とを備え、ケーシング(50)は、羽根車(53)の外周縁に沿って渦巻き状に形成される第1壁部(56a)と、記羽根車(53)の回転軸方向の一端側に設けられる吸込口(71)と、吸込口(71)に連通し、第1壁部(56a)の内面に沿うように形成されると共に、第1壁部(56a)の一端から他端に向かって空気流れが形成される空気通路(A)と、空気通路(A)の空気流れの下流端に配置される吹出口(72)とを有し、第1壁部(56a)の一端に形成される舌部(57)の位置を起点として、第1壁部(56a)の他端は回転軸(O)を中心に羽根車(53)の回転方向に360°以上回転した位置にある。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
羽根車(53)と、該羽根車(53)を収容するケーシング(50)とを備え、
前記ケーシング(50)は、
前記羽根車(53)の外周縁に沿って渦巻き状に形成される第1壁部(56a)と、
前記羽根車(53)の回転軸方向の一端側に設けられる吸込口(71)と、
前記吸込口(71)に連通し、前記第1壁部(56a)の内面に沿うように形成されると共に、前記第1壁部(56a)の一端から他端に向かって空気流れが形成される空気通路(A)と、
前記空気通路(A)の空気を前記ケーシング(50)外へ吹き出す吹出口(72)とを有し、
前記第1壁部(56a)の一端に形成される舌部(57)の位置を起点として、前記第1壁部(56a)の他端は前記回転軸を中心に前記羽根車(53)の回転方向に360°以上回転した位置にある
ファン。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記ケーシング(50)は、前記空気通路(A)の空気流れの下流端に連通し、前記吹出口(72)が配置される第1空間(S11)を区画する第2壁部(56b)を備え、
前記第2壁部(56b)の一端は、前記第1壁部(56a)の一端に接続され、
前記第2壁部(56b)の他端は、前記第1壁部(56a)のうち、前記舌部(57)の位置を起点として前記回転軸(O)を中心に前記羽根車(53)の回転方向に所定の角度回転した第1位置(U1)に接続され、
前記第1壁部(56a)の他端は、前記第1位置(U1)から前記第1空間(S11)内へに向かって延びる
請求項1に記載のファン。
【請求項3】
前記吹出口(72)は、前記回転軸の軸方向と同一方向に向くように形成され、
前記吹出口(72)の開口の中心C1は、前記空気通路(A)において前記舌部(57)に対向する前記第1壁部(56a)の第2位置(U2)と、前記第1壁部(56a)の他端である第3位置(U3)との間に配置される
請求項1または2に記載のファン。
【請求項4】
前記吹出口(72)は、前記第2壁部(56b)に設けられる
請求項2に記載のファン。
【請求項5】
前記第1空間(S11)には消音材(SR)が設けられる
請求項2に記載のファン。
【請求項6】
対象空間(I)を空調する空気調和装置(1)を構成し、前記対象空間(I)の外に配置される空調室外機(10)であって、請求項1または2に記載のファンを備える空調室外機。
【請求項7】
請求項6の空調室外機(10)と、該空調室外機(10)に連絡管(3,4)により接続され、かつ、前記対象空間(I)に空気を吹き出す空調室内機(30)とを備えた空気調和装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ファン、空調室外機及び空気調和装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、羽根車と該羽根車を収容するファンハウジングとを備える遠心ファンが開示されている。ファンハウジングは、羽根車の周囲を覆うスクロール状の周壁を有する。ファンハウジングには、羽根車により搬送された空気が流入する空気流入口部を包囲する消音空間が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-156342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
羽根車の運転により生じる運転音は消音空間内において干渉及び吸収されて、羽根車の運転音による騒音が抑制される。しかし、このような羽根車及びファンハウジングを有するファンにおいて、羽根車の回転によりファンハウジング内を流れる空気による送風音の発生の抑制についてはこれまで十分な検討がされてこなかった
本開示の目的は、騒音の発生を抑制するファンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様は、
羽根車(53)と、該羽根車(53)を収容するケーシング(50)とを備え、
前記ケーシング(50)は、
前記羽根車(53)の外周縁に沿って渦巻き状に形成される第1壁部(56a)と、
前記羽根車(53)の回転軸方向の一端側に設けられる吸込口(71)と、
前記吸込口(71)に連通し、前記第1壁部(56a)の内面に沿うように形成されると共に、前記第1壁部(56a)の一端から他端に向かって空気流れが形成される空気通路(A)と、
前記空気通路(A)の空気を前記ケーシング(50)外へ吹き出す吹出口(72)とを有し、
前記第1壁部(56a)の一端に形成される舌部(57)の位置を起点として、前記第1壁部(56a)の他端は前記回転軸(O)を中心に前記羽根車(53)の回転方向に360°以上回転した位置にある
ファンである。
【0006】
第1の態様では、第1壁部(56a)は羽根車(53)の全周を取り巻くように配置される。このような第1壁部(56a)により、羽根車(53)の回転により該羽根車(53)から吐出される空気の動圧部分の回収を向上できる。すなわち、動圧から静圧の変換が促進される。言い換えると、羽根車(53)から流出する運動エネルギーが圧力エネルギーとして回収される。送風音である騒音の発生は動圧と関連しているため、動圧部分が抑えられると送風音の発生も抑えることができる。加えて、静圧が確保されるため吹出口へ向かって流れる空気の気流が減衰することを抑制できる。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、
前記ケーシング(50)は、前記空気通路(A)の空気流れの下流端に連通し、前記吹出口(72)が配置される第1空間(S11)を区画する第2壁部(56b)を備え、
前記第2壁部(56b)の一端は、前記第1壁部(56a)の一端に接続され、
前記第2壁部(56b)の他端は、前記第1壁部(56a)のうち、前記舌部(57)の位置を起点として前記回転軸(O)を中心に前記羽根車(53)の回転方向に所定の角度回転した第1位置(U1)に接続され、
前記第1壁部(56a)の他端は、前記第1位置(U1)から前記第1空間(S11)へ向かって延びる。
【0008】
第2の態様では、第1空間(S11)が空気通路(A)の一部を兼用する。このように、例えば第1空間(S11)が吸込口(71)から流入する空気による騒音を抑える消音空間として機能する場合、空気通路(A)の一部を該消音空間に設けることで、ファンの大型化を抑制できる。
【0009】
第3の態様は、第1または第2の態様において、
前記吹出口(72)は、前記回転軸の軸方向と同一方向に向くように形成され、
前記吹出口(72)の開口の中心C1は、前記空気通路(A)において前記舌部(57)に対向する前記第1壁部(56a)の第2位置(U2)と、前記第1壁部(56a)の他端である第3位置(U3)との間に配置される。
【0010】
第3の態様では、吹出口(72)は空気通路(A)内に配置される。すなわち空気通路(A)では、空気の動圧部分が抑制され静圧が確保されるため、送風音の発生が抑えられ、かつ、気流の減衰が抑えられたまま吹出口(72)へ空気を搬送できる。
(【0011】以降は省略されています)
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