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公開番号2024166995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083478
出願日2023-05-19
発明の名称ポンプ装置
出願人日機装株式会社
代理人個人
主分類F04B 43/02 20060101AFI20241122BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ポンプ本体部からチャンバを取り外す際に、残余した透析液や排液が外部に飛散するのを防止することができるポンプ装置を提供する。
【解決手段】供給側収容部S1が形成された供給チャンバ2と、排出側収容部S2が形成された排出チャンバ3と、供給側収容部S1及び排出側収容部S2を閉止した可撓性部材から成り、供給側収容部S1及び排出側収容部S2に対して変位することにより、給液側接続ポートを介して供給側収容部S1に対する透析液の吸込み及び吐出と、排液側接続ポートを介して排出側収容部S2に対する排液の吸込み及び吐出とを行わせる隔膜4と、隔膜4で供給側収容部S1または排出側収容部S2がそれぞれ閉止された供給チャンバ2または排出チャンバ3を脱着可能とされ、モータMの駆動によって動作して隔膜4を変位させるピストンPを有したポンプ本体部7とを備えたポンプ装置1である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
給液側接続ポートが接続されるとともに、所定容量の透析液を収容する供給側収容部が形成された供給チャンバと、
排液側接続ポートが接続されるとともに、所定容量の排液を収容する排出側収容部が形成された排出チャンバと、
前記供給チャンバ及び排出チャンバにそれぞれ取り付けられて前記供給側収容部及び排出側収容部を閉止した可撓性部材から成り、前記供給側収容部及び排出側収容部に対して変位することにより、前記給液側接続ポートを介して前記供給側収容部に対する透析液の吸込み及び吐出と、前記排液側接続ポートを介して前記排出側収容部に対する排液の吸込み及び吐出とを行わせる隔膜と、
前記隔膜で前記供給側収容部または排出側収容部がそれぞれ閉止された前記供給チャンバまたは排出チャンバを脱着可能とされ、駆動源の駆動によって動作して前記隔膜を変位させる駆動部を有したポンプ本体部と、
を備えたポンプ装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ポンプ本体部は、前記隔膜と重なる従動膜が取り付けられるとともに、前記従動膜と前記駆動部との間に非圧縮性の液体が充填された請求項1記載のポンプ装置。
【請求項3】
前記隔膜及び従動膜の間を負圧としてこれら隔膜及び従動膜を密着させる負圧ポートを具備した請求項2記載のポンプ装置。
【請求項4】
前記隔膜及び従動膜の間の圧力を検出する圧力検出部を具備した請求項2記載のポンプ装置。
【請求項5】
前記従動膜と前記駆動部との間に前記非圧縮性の液体を導入及び排出する充填ポートを具備した請求項2記載のポンプ装置。
【請求項6】
前記駆動部は、前記ポンプ本体部内で往復動するピストンから成り、前記ピストンの両端部に対応する位置に前記供給チャンバ及び排出チャンバがそれぞれ取り付けられた請求項2記載のポンプ装置。
【請求項7】
前記ピストンは、前記ポンプ本体部内に複数取り付けられるとともに、それぞれのピストンの両端部に対応する位置に前記供給チャンバ及び排出チャンバがそれぞれ取り付けられ、且つ、前記駆動源の駆動により複数の前記ピストンを逆位相にて往復動させる請求項6記載のポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給液側接続ポートを介して供給側収容部に対する透析液の吸込み及び吐出と、排液側接続ポートを介して排出側収容部に対する排液の吸込み及び吐出とを行わせるポンプ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
血液透析治療において用いられるダイアライザ等の血液浄化器には、透析液を供給するための透析液供給ラインと、透析排液を排出するための透析液排出ラインとが接続される。これら透析液供給ライン及び透析液排出ラインは、透析装置本体から延設されて血液浄化器に接続され、透析液を血液浄化器に供給しつつ当該血液浄化器からの透析排液を排出し得るよう構成されている。
【0003】
また、透析装置本体には、透析液供給ラインと透析液排出ラインとに跨ってポンプ装置が配設されている。従来のポンプ装置(第1従来例)として、例えば特許文献1にて開示されているように、一対のポンプ室にピストンがそれぞれ取り付けられたシリンダを具備した往復動形定量ポンプが挙げられる。かかる往復動形定量ポンプによれば、電動モータ等でクランク機構を駆動させることにより、ピストンが各シリンダ内で往復動し、透析器に透析液を送液可能とされている。
【0004】
さらに、従来の他のポンプ装置(第2従来例)として、例えば特許文献2にて開示されているように、ダイアフラム等の弾性体により給液側領域及び排液側領域に区画されたチャンバを具備し、給液側領域及び排液側領域にそれぞれ接続された流路に電磁弁が配設されたものが挙げられる。かかるポンプ装置によれば、電磁弁を制御して各流路を任意タイミングで開閉させることにより、透析器に透析液を送液可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭55-167009号公報
特開昭53-142382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、第1従来例のポンプ装置においては、ピストンがシリンダ内で往復動する過程でシール部から液漏れしてしまう可能性があり、第2従来例のポンプ装置においては、複数の電磁弁を高精度に制御する必要があるとともに、チャンバに送液するための別個のポンプが必要であった。そこで、本出願人は、駆動源で駆動するピストンの動作によりダイアフラム等の弾性体を変位させて、透析液の吸込み及び吐出と排液の吸込み及び吐出とを行わせることを検討するに至った。しかるに、その場合、チャンバの交換時、ポンプ装置からチャンバを取り外そうとする際、チャンバ内に残余した透析液や排液が外部に飛散してしまう虞がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ポンプ本体部からチャンバを取り外す際に、残余した透析液や排液が外部に飛散するのを防止することができるポンプ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一実施形態のポンプ装置は、給液側接続ポートが接続されるとともに、所定容量の透析液を収容する供給側収容部が形成された供給チャンバと、排液側接続ポートが接続されるとともに、所定容量の排液を収容する排出側収容部が形成された排出チャンバと、前記供給チャンバ及び排出チャンバにそれぞれ取り付けられて前記供給側収容部及び排出側収容部を閉止した可撓性部材から成り、前記供給側収容部及び排出側収容部に対して変位することにより、前記給液側接続ポートを介して前記供給側収容部に対する透析液の吸込み及び吐出と、前記排液側接続ポートを介して前記排出側収容部に対する排液の吸込み及び吐出とを行わせる隔膜と、前記隔膜で前記供給側収容部または排出側収容部がそれぞれ閉止された前記供給チャンバまたは排出チャンバを脱着可能とされ、駆動源の駆動によって動作して前記隔膜を変位させる駆動部を有したポンプ本体部とを備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、供給チャンバ及び排出チャンバにそれぞれ取り付けられて供給側収容部及び排出側収容部を閉止した可撓性部材から成る隔膜を有し、隔膜で供給側収容部または排出側収容部がそれぞれ閉止された供給チャンバまたは排出チャンバをポンプ本体部に対して脱着可能とされたので、チャンバをポンプ本体部から取り外す際に、残余した透析液や排液が外部に飛散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願発明の実施形態に係るポンプ装置を示す外観斜視図
同ポンプ装置を示す外観斜視図
同ポンプ装置を示す4面図
図3におけるIV-IV線断面図
同ポンプ装置における主要部品の分解斜視図
同ポンプ装置における供給チャンバ又は排出チャンバをポンプ本体部から取り外した状態を示す斜視図
同ポンプ装置における駆動源及び駆動部を示す斜視図
同ポンプ装置が接続された血液透析装置の配管(透析液及び排液の流路)を示す模式図
本発明の他の実施形態に係るポンプ装置を示す外観斜視図
同ポンプ装置を示す縦断面図
本発明のさらに他の実施形態に係るポンプ装置を示す縦断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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