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公開番号
2025017479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120526
出願日
2023-07-25
発明の名称
窒化物半導体発光素子
出願人
日機装株式会社
代理人
弁理士法人平田国際特許事務所
主分類
H10H
20/816 20250101AFI20250130BHJP()
要約
【課題】長寿命化を図ることができる窒化物半導体発光素子を提供する。
【解決手段】窒化物半導体発光素子1は、n型半導体層4と、n型半導体層4上に形成され、紫外光を発する活性層6と、活性層6上に形成された電子ブロック層7と、電子ブロック層7上に形成されたp型半導体層8と、を備える。少なくとも活性層6には、複数のピット10が形成されている。活性層6の上面60におけるピット10の密度を第1密度D1とし、電子ブロック層7の上面70におけるピット10の密度を第2密度D2としたとき、第1密度D1に対する第2密度D2の比率である比率R=D2/D1は、30%未満である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
n型半導体層と、
前記n型半導体層上に形成され、紫外光を発する活性層と、
前記活性層上に形成された電子ブロック層と、
前記電子ブロック層上に形成されたp型半導体層と、を備え、
少なくとも前記活性層には、複数のピットが形成されており、
前記活性層の上面における前記ピットの密度を第1密度D1とし、前記電子ブロック層の上面における前記ピットの密度を第2密度D2としたとき、前記第1密度D1に対する前記第2密度D2の比率である比率R=D2/D1は、30%未満である、
窒化物半導体発光素子。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記電子ブロック層は、アンドープの半導体層からなる、
請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
【請求項3】
前記比率Rは、15%未満をさらに満たす、
請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
【請求項4】
前記電子ブロック層の上面において、深さが2nm以上となる前記ピットの密度は、1.0×10
8
個/cm
2
以下である、
請求項1又は2に記載の窒化物半導体発光素子。
【請求項5】
前記p型半導体層は、p型のGaNによって形成されるp型コンタクト層を有し、
前記p型半導体層の膜厚は、50nm以下である、
請求項1又は2に記載の窒化物半導体発光素子。
【請求項6】
前記電子ブロック層の膜厚は、前記活性層の各半導体層の膜厚よりも大きい、
請求項1又は2に記載の窒化物半導体発光素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、窒化物半導体発光素子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、発光層に結晶欠陥の一種であるVピットが形成された窒化物半導体発光素子が開示されている。特許文献1には、発光層にVピットが形成されることで非発光性の再結合の発生が抑制される結果、発光効率が向上する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-050247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の窒化物半導体発光素子においては、発光出力の経時的な低下を抑制して長寿命化を図る観点から改善の余地がある。
【0005】
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであり、長寿命化を図ることができる窒化物半導体発光素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記の目的を達成するため、n型半導体層と、前記n型半導体層上に形成され、紫外光を発する活性層と、前記活性層上に形成された電子ブロック層と、前記電子ブロック層上に形成されたp型半導体層と、を備え、少なくとも前記活性層には、複数のピットが形成されており、前記活性層の上面における前記ピットの密度を第1密度D1とし、前記電子ブロック層の上面における前記ピットの密度を第2密度D2としたとき、前記第1密度D1に対する前記第2密度D2の比率である比率R=D2/D1は、30%未満である、窒化物半導体発光素子を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、長寿命化を図ることができる窒化物半導体発光素子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態における、窒化物半導体発光素子の構成を概略的に示す模式図である。
実施の形態における、窒化物半導体発光素子に形成されているピットの一例を示す模式図である。
実施例及び比較例のそれぞれの窒化物半導体発光素子について、シリコン濃度分布及びマグネシウム濃度分布を示すグラフである。
実施例及び比較例における、活性層の上面のAFM画像の一例である。
実施例における、電子ブロック層の上面のAFM画像の一例である。
比較例における、電子ブロック層の上面のAFM画像の一例である。
比較例における、窒化物半導体発光素子に形成されているピットの一例を示す模式図である。
実施例B1,B2及び比較例B1,B2における、通電時間と発光出力との関係を示す図である。
実施例B1,B2及び比較例B1,B2における、通電時間と発光出力維持率との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
【0010】
(窒化物半導体発光素子1)
図1は、窒化物半導体発光素子1の構成を概略的に示す模式図である。なお、図1において、窒化物半導体発光素子1(以下、単に「発光素子1」ともいう。)の各半導体層の積層方向の寸法比は、必ずしも実際のものと一致するものではない。以後、発光素子1の各半導体層の積層方向を上下方向という。また、上下方向の一方側であって、基板2における各半導体層が成長される側(例えば図1の上側)を上側とし、その反対側(例えば図1の下側)を下側とする。なお、上下の表現は便宜的なものであり、例えば発光素子1の使用時における、鉛直方向に対する発光素子1の姿勢を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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