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公開番号2025009596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023119463
出願日2023-07-03
発明の名称集積回路
出願人個人
代理人
主分類H10D 84/85 20250101AFI20250109BHJP()
要約【課題】[0032]
高速特性を犠牲にせずパターン面積が小さいゲートアラウンド型トランジスタ(GAA)に代表される横型FETを用いたAOIゲート、OAIゲート等の複合ゲート型論理回路の実現手段は現時点では提案されていない。
【解決手段】[0033]
同一平面上の同じ位置に縦方向に積層したチャネル部分の導電型が同じ複数の横型FETにおいて、前記複数個の横型FETのゲート信号電極を絶縁膜を介して縦方向に積層し、前記複数個の横型FETを互いに接続する事により実現した。その結果、従来実現できなかった縦方向に積層されたゲートオールアラウンド型トランジスタ(GAA)を用いた複合ゲート型論理回路を用いたロジックLSIに代表される集積回路を高速化、低コスト化することが可能になる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
同一平面上の同じ位置に縦方向に積層したチャネル部分の導電型が同じ複数の横型FETにおいて、前記複数個の横型FETのゲート信号電極を絶縁膜を介して縦方向に積層し、前期横型FETを複合ゲート型論理回路を実現するように相互に縦方向に接続実現することを特徴とするものを多数集積することを特徴とする集積回路。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記請求項1記載の集積回路において、前記横型FETとして4側面をチャネルに用いるゲートアラウンド型を1個もしくは縦か横に積層した複数個を用いる事を特徴とする特許請求項第1項記載の集積回路。
【請求項3】
前記請求項1ないし2記載の集積回路において、前記複合ゲート型論理回路は和積標準型で実現されるダイナミック回路で実現する事を特徴とする特許請求項第1項ないし第2項記載の集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ゲートオールアラウンド型トランジスタを用いた集積回路に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
LSIは過去ムーアの法則にしたがって平面型トランジスタの微細化が進み、大容量化、低コスト化、高速化、低消費電力化が着実に進められてきた。
【0003】
その結果ロジックLSIの代表であるMPUでは10億個以上の平面型トランジスタを用いたGHz動作が実現され、メモリLSIの中で最も大容量化が進んだ平面型トランジスタを用いたNAND型フラッシュメモリでは64Gbitまで大容量化が進められている(文献1)。
【0004】
しかしながらこの平面型トランジスタの微細化もショートチャネル効果等のため近年限界に近付いている。
【0005】
平面型トランジスタの微細化が難しい場合には、過去パターン面積が小さい安価なロジックLSIを実現するためその構成要素である論理回路を実現するトランジスタ数を減らす回路方式が使用されてきた。もっとも簡単で分かりやすい回路方式であるインバータ、NAND、NOR回路はトランジスタ数が多くなる問題がある。その問題を克服できるのが複合ゲート型論理回路で、任意の論理回路を上記インバータ、NAND、NOR回路と比べ少ない回路数で実現できる特徴が有り、現在ロジックLSIを実現する論理回路として使用されている。
【0006】
一方過去平面型トランジスタの微細化が難しい問題を解決するため、4側面をチャネルに使用できるゲートアラウンド型トランジスタ(以後GAAと略す)や、GAAを縦方向に複数個積層してGAA以上に高速化に適したMBCFET(Multi Bridge Channel FET)などが提案されている。
【0007】
今後高速特性を犠牲にせずパターン面積が小さい安価なロジックLSIを実現するため、GAAを用いた複合ゲート型論理回路の実現が望まれるが、過去その提案は無かった。
【文献1】
【】
M.Sako et al,” A Low-Power 64Gb MLC NAND-Flash Memory in 15nm CMOS Technology”,ISSCC Dig.Tech.Papers,2015.
【発明の概要】
【】
【発明が解決しようとしている課題】
【0008】
過去、高速特性を犠牲にせずパターン面積が小さいGAAを用いた複合ゲート型論理回路は現時点では提案されていない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
同一平面上の同じ位置に縦方向に積層したチャネル部分の導電型が同じ複数の横型FETにおいて、前記複数個の横型FETのゲート信号電極を絶縁膜を介して縦方向に積層し、前記複数個の横型FETを互いに接続する事により実現した。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、AND・OR・NOT(AOI)やOR・AND・NOT(OAI)などの複合ゲート型論理回路を同一平面上の同じ位置に縦方向に積層したチャネル部分の導電型が同じ複数の横型FET(GAAがその代表である)で実現する事が初めて可能になった。
【001】
その結果、従来の平面型トランジスタを用いた方式と比較してパターン面積を縮小することにより、従来は実現できなかった縦方向に積層されたゲートオールアラウンド型トランジスタ(GAA)を用いたロジックLSIに代表される集積回路を高速化、低コスト化することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
(【0012】以降は省略されています)

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