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公開番号2025095048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210820
出願日2023-12-14
発明の名称半導体装置
出願人ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人個人
主分類H10D 30/66 20250101AFI20250619BHJP()
要約【課題】アクティブセル領域下部に電流が集中することを抑制する半導体装置を提供する。
【解決手段】
IGBT 100は、第1の幅方向に延びる第1のトレンチゲート電極16aと、第1のトレンチゲート電極16aに対向する第2のトレンチゲート電極16bとを備える。第1のトレンチゲート電極16aによって形成される第1のチャネル領域の第1の幅方向の第1の位置範囲と、第2のトレンチゲート電極16bによって形成される第2のチャネル領域の第1の幅方向の第2の位置範囲とが互いに異なる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1の幅方向に延びる第1のトレンチゲート電極と、
前記第1のトレンチゲート電極に対向する第2のトレンチゲート電極と、
を備え、
前記第1のトレンチゲート電極によって形成される第1のチャネル領域の前記第1の幅方向の第1の位置範囲と、前記第2のトレンチゲート電極によって形成される第2のチャネル領域の前記第1の幅方向の第2の位置範囲とが互いに異なる
半導体装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とが互いに重ならない
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1のトレンチゲート電極を前記第1のチャネル領域から絶縁する第1のゲート絶縁膜と、
前記第2のトレンチゲート電極を前記第2のチャネル領域から絶縁する第2のゲート絶縁膜と、
前記第1のチャネル領域にキャリアを注入する第1のソース領域と、
前記第2のチャネル領域にキャリアを注入する第2のソース領域と、
を備え、
前記第1のソース領域および前記第2のソース領域が、前記第1の幅方向に直交する第2の幅方向に関して斜めに沿って延びる直線に沿って設けられる
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1のトレンチゲート電極を前記第1のチャネル領域から絶縁する第1のゲート絶縁膜と、
前記第2のトレンチゲート電極を前記第2のチャネル領域から絶縁する第2のゲート絶縁膜と、
前記第1のチャネル領域にキャリアを注入する第1のソース領域と、
前記第2のチャネル領域にキャリアを注入する第2のソース領域と、
を備え、
前記第1のソース領域および前記第2のソース領域は、上面視で台形状に形成されており、前記台形状の短い方の底辺が前記第1のゲート絶縁膜または前記第2のゲート絶縁膜に接触する
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1のトレンチゲート電極を前記第1のチャネル領域から絶縁する第1のゲート絶縁膜と、
前記第2のトレンチゲート電極を前記第2のチャネル領域から絶縁する第2のゲート絶縁膜と、
前記第1のチャネル領域にキャリアを注入する第1のソース領域と、
前記第2のチャネル領域にキャリアを注入する第2のソース領域と、
を備え、
前記第1のソース領域および前記第2のソース領域は、上面視で台形状に形成されており、前記台形状の長い方の底辺が前記第1のゲート絶縁膜または前記第2のゲート絶縁膜に接触する
請求項2に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置に関し、特に、複数のトレンチゲート電極を備えるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、IE(Injection Enhancement)効果を利用したIE型トレンチゲートIGBTに関する技術を開示している。IE型トレンチゲートIGBTは、アクティブセル領域およびホールコレクタセル領域を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-140885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
IE型トレンチゲートIGBTには、アクティブセル領域の下部に電流が集中しやすいという問題がある。
【0005】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態による半導体装置は、第1の幅方向に延びる第1のトレンチゲート電極と、前記第1のトレンチゲート電極に対向する第2のトレンチゲート電極と、を備える。前記第1のトレンチゲート電極によって形成される第1のチャネル領域の前記第1の幅方向の第1の位置範囲と、前記第2のトレンチゲート電極によって形成される第2のチャネル領域の前記第1の幅方向の第2の位置範囲とが互いに異なる。
【発明の効果】
【0007】
前記一実施の形態によれば、アクティブセル領域下部に電流が集中することを抑制する半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
比較例にかかるIGBTの概要を説明するための図である。
比較例にかかるIGBTのアクティブセル領域の模式断面図である。
比較例にかかるIGBTのアクティブセル領域の模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの等価回路の説明図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの模式上面図である。
実施形態1にかかるIGBTの熱解析を行った結果を説明するための図である。
実施形態1にかかるIGBTの熱解析を行った結果を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0010】
実施形態にいたる検討
まず、比較例にかかるIGBT 10について説明する。図1を参照し、比較例にかかるIGBT 10の概要について説明する。IGBT 10は、アクティブセル領域41を備える。アクティブセル領域41には、トレンチ43が形成されている。アクティブセル領域41に形成されたトレンチ43に埋め込まれる電極はゲートに接続される。アクティブセル領域41は、基本的には従来技術にかかるIE型トレンチゲートIGBTと同様に構成される。ただし、コンタクト注入領域44にタングステンが注入されており、シュリンク構造となっている点が異なっている。
(【0011】以降は省略されています)

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