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公開番号
2025004494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104214
出願日
2023-06-26
発明の名称
受光モジュール
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10F
77/00 20250101AFI20250107BHJP()
要約
【課題】受光モジュールにおいて一次拡散光を外に漏れ難くする。
【解決手段】受光素子と、底板部とその底板部の周囲に立設された枠状部とを有し、底板部の上面に受光素子が収容されているパッケージと、パッケージが載置されている基体と、受光素子に向けて光を照射する導光部材と、基体に配設されており、導光部材を支持しているカバー部材と、を備えた受光モジュールであって、カバー部材はパッケージと対向する天面部を有しており、天面部はパッケージに対向配置された位置において、受光素子にて導光部材が照射した光が反射された一次拡散光が広がる範囲よりも大きいサイズを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
受光素子と、
底板部とその底板部の周囲に立設された枠状部とを有し、前記底板部の上面に前記受光素子が収容されているパッケージと、
前記パッケージが載置されている基体と、
前記受光素子に向けて光を照射する導光部材と、
前記基体に配設されており、前記導光部材を支持しているカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材は、前記パッケージと対向する天面部を有しており、
前記天面部は、前記パッケージに対向配置された位置において、前記受光素子にて前記光が反射された一次拡散光が広がる範囲よりも大きいサイズを有する、
受光モジュール。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記枠状部には、蓋体が配設されており、
前記蓋体は、前記導光部材が照射した前記光が通過可能な光通過部と、前記光通過部の周囲にあって前記一次拡散光の少なくとも一部を遮断する光遮断部と、を有する、
請求項1に記載の受光モジュール。
【請求項3】
前記蓋体は、金属製の板状部材であり、その板状部材に前記光通過部としての開口が設けられている、
請求項2に記載の受光モジュール。
【請求項4】
前記カバー部材は金属製の部材であり、
前記カバー部材における前記一次拡散光の吸収率は、前記蓋体における前記一次拡散光の吸収率よりも大きい、
請求項3に記載の受光モジュール。
【請求項5】
前記カバー部材は金属製の部材であり、
前記カバー部材における前記一次拡散光の反射率は、前記蓋体における前記一次拡散光の反射率よりも小さい、
請求項3に記載の受光モジュール。
【請求項6】
前記蓋体は、光透過性を有する平板部材と、
前記平板部材に配設され、前記光通過部としての開口が形成されている金属膜とで構成されている、
請求項2に記載の受光モジュール。
【請求項7】
前記基体は、前記パッケージから伝導された熱を放熱するように構成されている、
請求項1~6のいずれか一項に記載の受光モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、受光モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、光ファイバーを通じて伝送された光を受光素子の受光面に集光させるようにした受光モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この受光モジュールにおける受光素子は鏡筒に囲われた状態で、鏡筒内に収容されているので、受光素子の受光面で光が反射した一次拡散光が外に漏れるようなことはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/100283号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、光ファイバーで伝送するレーザー光の光エネルギーが強い場合には、一次拡散光のエネルギー強度も高いので、そのような一次拡散光が外に漏れてしまうことがあってはならない。そのため、一次拡散光が外に漏れないようにする一層の対策が必要になる。
本開示は、受光モジュールにおいて一次拡散光を外に漏れ難くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る受光モジュールは、
受光素子と、
底板部とその底板部の周囲に立設された枠状部とを有し、前記底板部の上面に前記受光素子が収容されているパッケージと、
前記パッケージが載置されている基体と、
前記受光素子に向けて光を照射する導光部材と、
前記基体に配設されており、前記導光部材を支持しているカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材は、前記パッケージと対向する天面部を有しており、
前記天面部は、前記パッケージに対向配置された位置において、前記受光素子にて前記光が反射された一次拡散光が広がる範囲よりも大きいサイズを有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、受光モジュールから一次拡散光を外に漏れ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の受光モジュールを示す分解斜視図である。
本実施形態の受光モジュールを示す斜視図である。
図2の矢印III方向から受光モジュールを側面視した概略図である。
受光モジュールの受光素子部分の拡大断面図である。
受光モジュールにケース体を取り付ける態様の説明図(a)(b)である。
受光モジュールの変形例を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本開示の一実施形態につき図面を参照して説明する。
【0009】
本実施形態の受光モジュール100は、例えば、図1~図4に示すように、受光素子10と、受光素子10が収容されているパッケージ20と、パッケージ20が載置されている基体30と、受光素子10に向けて光を照射する導光部材40と、基体30に配設されて導光部材40を支持しているカバー部材50等を備えている。
この受光モジュール100は、例えば、給電装置と光ファイバーケーブルと受電装置とを備えた光ファイバー給電(PoF:Power over Fiber)システムにおいて、受電装置に用いられる構成の一つである。
【0010】
受光素子10は、導光部材40を通じて伝送され、導光部材40の一端部41から照射された光(レーザー光)を受光する所謂光電変換素子であり、受光した光を電力に変換する。
導光部材40は、所謂光ファイバーであり、導光部材40の他端側には発光素子である給電用半導体レーザー(図示省略)が設置されている。その発光素子(給電用半導体レーザー)が出力した光(レーザー光)が導光部材40の他端側から入射し、導光部材40を通じて伝送されて導光部材40の一端部41から出射される。
ここでは、導光部材40の一端部41にフェルールが取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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