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公開番号2025154027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056800
出願日2024-03-29
発明の名称発光装置
出願人サンケン電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10H 20/851 20250101AFI20251002BHJP()
要約【課題】
青色発光素子(青色LED)と蛍光体で赤色を発光する発光装置において、明るさを飛躍的に向上させた赤色の発光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
青色発光素子と第1の蛍光体と第2の蛍光体とを含み、赤色の光を発光する発光装置であって、
前記発光装置の発光ピーク波長は615nm以上、690nm以下であり、
前記発光装置の前記発光ピーク波長における発光強度を100%としたときに、
発光波長580nmにおける発光強度が20%以下、
発光波長700nmにおける発光強度が50%以下、
発光波長400nmから500nmにおける最大発光強度が5%以下、
の全てを満たすものである発光装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
青色発光素子と第1の蛍光体と第2の蛍光体とを含み、赤色の光を発光する発光装置であって、
前記発光装置の発光ピーク波長は615nm以上、690nm以下であり、
前記発光装置の前記発光ピーク波長における発光強度を100%としたときに、
発光波長580nmにおける発光強度が20%以下、
発光波長700nmにおける発光強度が50%以下、
発光波長400nmから500nmにおける最大発光強度が5%以下、
の全てを満たすものであることを特徴とする発光装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記発光装置の発光ピーク波長における発光強度を100%としたときに、
前記発光波長580nmにおける発光強度が5%以下、
前記発光波長700nmにおける発光強度が40%以下、
前記発光波長400nmから500nmにおける最大発光強度が2%以下、
の少なくとも1つを満たすものであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第1の蛍光体の発光ピーク波長は635nm未満であり、前記第2の蛍光体の発光ピーク波長は635nm以上であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記第1の蛍光体はLuAG蛍光体、YAG蛍光体、SCASN蛍光体又はKSF蛍光体であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記第1の蛍光体及び前記第2の蛍光体の総量に対する前記第1の蛍光体の量が20質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第1の蛍光体及び前記第2の蛍光体の発光半値幅が80nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項7】
前記第2の蛍光体は、波長250~600nmにおける励起スペクトルの最大強度を100%としたとき、波長580nmにおける励起スペクトルの強度が70%以上のものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は赤色の光を発光する発光装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
赤色の発光装置として、白熱電球に色ガラスフィルターを取りつけたものや、AlInGaP系の発光ダイオード(LEDチップ)が用いられていた。また、下記特許文献1のような、青色発光素子(青色LEDともいう)とCaS:Eu系蛍光体や酸窒化物蛍光体で構成される発光装置も提案されている。
【0003】
人間の目は波長555nmの黄色い光を一番明るく感じことが知られている(図12参照)。白色照明においては、青色や赤色成分も必要になる。しかし、これらの波長は視感度が低いため、演色性と明るさを両立させるために様々な技術が開発されている(非特許文献1から3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-192614号公報
【非特許文献】
【0005】
Gregor J. Hoerder et al.,Sr[Li2Al2O2N2]:Eu2+-A high performance red phosphor to brighten the future, NATURE COMMUNICATIONS, volume 10, 1824 (2019)
W. A. Thornton,Luminosity and Color-Rendering Capability of White Light, Journal of the optical society of america, Vol61 No.9,1971
M. Koedam and J.J.Opstelten, Measurement and computer-aided optimization of spectral power distributions,Lighting Reseach and Technology, Vol3 No.3 1971
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
AlInGaP系の発光ダイオード(LEDチップ)は蛍光体を用いなくてもよいが、電流値による色の変化が大きく、温度特性が悪いという問題がある。そのため、青色発光素子(青色LED)と蛍光体とを組合せて、アンバー色や赤色などの発光装置を作ることは重要である。特許文献1に記載の赤色発光装置は、演色性が高く色覚障がい者にも認識することができるとされている。しかしながら、インジケータ等で赤色の発光装置を点灯させたときに点灯の有無を視認することが重要な分野などでは、十分な明るさを得ることができなかった。
【0007】
本開示は、上記問題を解決するためになされたものであり、青色発光素子(青色LED)と蛍光体で赤色を発光する発光装置において、明るさを飛躍的に向上させた赤色の発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、上記目的を達成するためになされたものであり、青色発光素子と第1の蛍光体と第2の蛍光体とを含み、赤色の光を発光する発光装置であって、
前記発光装置の発光ピーク波長は615nm以上、690nm以下であり、
前記発光装置の前記発光ピーク波長における発光強度を100%としたときに、
発光波長580nmにおける発光強度が20%以下、
発光波長700nmにおける発光強度が50%以下、
発光波長400nmから500nmにおける最大発光強度が5%以下、
の全てを満たすものである発光装置を提供する。
【0009】
このような発光装置によれば、長波長で視感度の悪い発光を抑え、明るさを飛躍的に向上させた赤色の発光装置となる。
【0010】
このとき、前記発光装置の発光ピーク波長における発光強度を100%としたときに、
前記発光波長580nmにおける発光強度が5%以下、
前記発光波長700nmにおける発光強度が40%以下、
前記発光波長400nmから500nmにおける最大発光強度が2%以下、
の少なくとも1つを満たすものである発光装置とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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