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公開番号
2025017674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120832
出願日
2023-07-25
発明の名称
遠心圧縮機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
F04D
29/58 20060101AFI20250130BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】遠心圧縮機の小型化を図ること。
【解決手段】既存の構成である接続配管47に、導入通路109の一部であって、接続通路108から分岐する分岐通路110と、分岐通路110を流れる空気を冷却する冷却水が流れる冷却流体通路111と、が形成されている。このため、従来技術のように、インタークーラを用いて、導入通路109を流れる空気を冷却する必要が無い。したがって、インタークーラを用いずに、第1インペラの回転によって圧縮された空気の一部を利用して第1動圧滑り軸受及び第2動圧滑り軸受が冷却される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸と、
流体を圧縮するために前記回転軸と一体的に回転する第1インペラと、
前記第1インペラの回転によって圧縮された後の流体を圧縮するために前記回転軸と一体的に回転する第2インペラと、
前記回転軸を回転させるモータと、
前記第1インペラを収容する第1インペラ室、前記第2インペラを収容する第2インペラ室、前記第1インペラ室に流体を吸入する第1吸入口、前記第1インペラの回転によって圧縮された流体が吐出される第1吐出口、及び前記第2インペラ室に流体を吸入する第2吸入口を有するハウジングと、
前記回転軸を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、
前記第1吐出口と前記第2吸入口とを接続するとともに前記第1吐出口に吐出された流体を前記第2吸入口に流す接続通路を形成する接続配管と、
前記第1インペラの回転によって圧縮された流体の一部を前記軸受に導入する導入通路と、を備えている遠心圧縮機であって、
前記接続配管には、
前記導入通路の一部であって、前記接続通路から分岐する分岐通路と、
前記分岐通路を流れる流体を冷却する冷却流体が流れる冷却流体通路と、が形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記接続配管は、
第1筒部と、
前記第1筒部を取り囲む第2筒部と、
前記第2筒部を取り囲む第3筒部と、を有し、
前記接続通路の一部は、前記第1筒部の内側を通過し、
前記冷却流体通路の一部は、前記第1筒部の外周面と前記第2筒部の内周面との間を通過し、
前記分岐通路の一部は、前記第2筒部の外周面と前記第3筒部の内周面との間を通過することを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
【請求項3】
前記接続配管は、
前記第1筒部を構成する第1筒部材と、
前記第2筒部を構成する第2筒部材と、
前記第3筒部を構成する第3筒部材と、
前記第1筒部材と前記第2筒部材との位置決めを行う第1位置決め部と、
前記第2筒部材と前記第3筒部材との位置決めを行う第2位置決め部と、を有していることを特徴とする請求項2に記載の遠心圧縮機。
【請求項4】
前記第2筒部の外周面には、前記第3筒部の内周面に向けて突出するフィンが形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遠心圧縮機。
【請求項5】
前記冷却流体通路における前記冷却流体の流れを許容する第1切換状態と、前記冷却流体通路における前記冷却流体の流れを遮断する第2切換状態と、に切換可能である切換弁を備え、
前記切換弁は、前記モータの回転数が所定回転数を上回り、且つ、前記モータの消費電力が所定の消費電力を上回ると前記第1切換状態に切り換わることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
【請求項6】
前記切換弁は、非通電時には前記第1切換状態に切り換わるとともに、通電時には前記第2切換状態に切り換わる電磁弁であることを特徴とする請求項5に記載の遠心圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
遠心圧縮機は、回転軸と、モータと、ハウジングと、軸受と、を備えている。また、遠心圧縮機は、第1インペラと、第2インペラと、を備えている場合がある。第1インペラは、流体を圧縮するために回転軸と一体的に回転する。第2インペラは、第1インペラの回転によって圧縮された後の流体を圧縮するために回転軸と一体的に回転する。モータは、回転軸を回転させる。軸受は、回転軸をハウジングに対して回転可能に支持する。
【0003】
ハウジングは、第1インペラ室、第2インペラ室、第1吸入口、第1吐出口、及び第2吸入口を有している。第1インペラ室は、第1インペラを収容する。第2インペラ室は、第2インペラを収容する。第1吸入口は、第1インペラ室に流体を吸入する。第1吐出口には、第1インペラの回転によって圧縮された流体が吐出される。第2吸入口は、第2インペラ室に流体を吸入する。遠心圧縮機は、接続配管を備えている。接続配管は、第1吐出口と第2吸入口とを接続する。接続配管は、第1吐出口に吐出された流体を第2吸入口に流す接続通路を形成する。
【0004】
ところで、このような遠心圧縮機においては、遠心圧縮機の耐久性の向上を図るために、軸受を冷却することが望まれている。そこで、遠心圧縮機は、例えば、第1インペラの回転によって圧縮された流体の一部を軸受に導入する導入通路を備えている場合がある。導入通路を流れる流体は、軸受を効率良く冷却するために、第1インペラの回転によって圧縮された後の流体の温度よりも低い温度の状態で、軸受に供給されることが望ましい。そこで、例えば特許文献1のように、導入通路を流れる流体をインタークーラによって冷却した後、軸受に供給することが考えられる。これにより、軸受が、導入通路から導入される流体によって効率良く冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-7026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このように、インタークーラを用いて、導入通路を流れる流体を冷却する構成では、インタークーラを設ける分だけ、遠心圧縮機の体格が大型化してしまう。したがって、インタークーラを用いずに、第1インペラの回転によって圧縮された流体の一部を利用して軸受を冷却することにより、遠心圧縮機の体格の小型化を図ることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する遠心圧縮機は、回転軸と、流体を圧縮するために前記回転軸と一体的に回転する第1インペラと、前記第1インペラの回転によって圧縮された後の流体を圧縮するために前記回転軸と一体的に回転する第2インペラと、前記回転軸を回転させるモータと、前記第1インペラを収容する第1インペラ室、前記第2インペラを収容する第2インペラ室、前記第1インペラ室に流体を吸入する第1吸入口、前記第1インペラの回転によって圧縮された流体が吐出される第1吐出口、及び前記第2インペラ室に流体を吸入する第2吸入口を有するハウジングと、前記回転軸を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、前記第1吐出口と前記第2吸入口とを接続するとともに前記第1吐出口に吐出された流体を前記第2吸入口に流す接続通路を形成する接続配管と、前記第1インペラの回転によって圧縮された流体の一部を前記軸受に導入する導入通路と、を備えている遠心圧縮機であって、前記接続配管には、前記導入通路の一部であって、前記接続通路から分岐する分岐通路と、前記分岐通路を流れる流体を冷却する冷却流体が流れる冷却流体通路と、が形成されている。
【0008】
これによれば、既存の構成である接続配管に、導入通路の一部であって、接続通路から分岐する分岐通路と、分岐通路を流れる流体を冷却する冷却流体が流れる冷却流体通路と、が形成されている。このため、従来技術のように、インタークーラを用いて、導入通路を流れる流体を冷却する必要が無い。したがって、インタークーラを用いずに、第1インペラの回転によって圧縮された流体の一部を利用して軸受を冷却することができるため、遠心圧縮機の小型化を図ることができる。
【0009】
上記遠心圧縮機において、前記接続配管は、第1筒部と、前記第1筒部を取り囲む第2筒部と、前記第2筒部を取り囲む第3筒部と、を有し、前記接続通路の一部は、前記第1筒部の内側を通過し、前記冷却流体通路の一部は、前記第1筒部の外周面と前記第2筒部の内周面との間を通過し、前記分岐通路の一部は、前記第2筒部の外周面と前記第3筒部の内周面との間を通過するとよい。
【0010】
これによれば、第1筒部の外周面と第2筒部の内周面との間を流れる冷却流体と第1筒部の内側を流れる流体との第1筒部を介した熱交換が行われる。これにより、第1筒部の内側を流れる流体が、第1筒部の外周面と第2筒部の内周面との間を流れる冷却流体によって冷却される。また、第1筒部の外周面と第2筒部の内周面との間を流れる冷却流体と第2筒部の外周面と第3筒部の内周面との間を流れる流体との第2筒部を介した熱交換が行われる。これにより、第2筒部の外周面と第3筒部の内周面との間を流れる流体が、第1筒部の外周面と第2筒部の内周面との間を流れる冷却流体によって冷却される。このように、第1筒部の外周面と第2筒部の内周面との間を流れる冷却流体によって、導入通路を流れる流体に加えて、接続通路を流れる流体も冷却することができる。よって、接続通路を流れる流体が冷却されることにより、第2吸入口から第2インペラ室に吸入される流体の温度を低くすることができる。したがって、第2インペラの回転に伴う流体の圧縮効率を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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