TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025029487
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023134192
出願日
2023-08-21
発明の名称
真空ポンプ
出願人
エドワーズ株式会社
代理人
個人
主分類
F04D
19/04 20060101AFI20250227BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】吸引ガスが水素ガス等であっても背圧性能に優れる真空ポンプを提案する。
【解決手段】真空ポンプ100は、複数段の回転翼102と固定翼123を有するタービンポンプ部115とタービンポンプ部115よりも排気下流側に位置するドラッグポンプ部116とを含んで構成される排気部114を備え、排気部114によって吸気口101から吸引した吸気ガスをガス流路FP1を介して排気口133から排気させるものであって、吸気ガスよりも粘度が高い中間導入ガスを導入する導入流路FP3を備え、導入流路FP3は、複数段の回転翼102の中で、排気部114における吸気口101に最も近い回転翼102よりも排気下流側でガス流路FP1に接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数段の回転翼と固定翼を有するタービンポンプ部と前記タービンポンプ部よりも排気下流側に位置するドラッグポンプ部とを含んで構成される排気部を備え、前記排気部によって吸気口から吸引した吸気ガスをガス流路を介して排気口から排気させる真空ポンプであって、
前記吸気ガスよりも粘度が高い中間導入ガスを導入する導入流路を備え、
前記導入流路は、前記複数段の回転翼の中で、前記排気部における前記吸気口に最も近い回転翼よりも排気下流側で前記ガス流路に接続されていることを特徴とする真空ポンプ。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記回転翼が設けられた回転体の内周側に設けられるステータコラムの内側にパージガスを供給するパージガス流路を備え、
前記導入流路は前記パージガス流路から分岐したものであって、前記中間導入ガスとして前記パージガスが用いられることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
【請求項3】
前記パージガス流路は、真空ポンプの外側に位置する外側パージガス流路と真空ポンプの内側に位置する内側パージガス流路とで構成され、
前記導入流路は、前記内側パージガス流路から分岐して前記ガス流路に接続されることを特徴とする請求項2に記載の真空ポンプ。
【請求項4】
前記導入流路の少なくとも一部の内径は、前記パージガス流路の内径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の真空ポンプ。
【請求項5】
前記導入流路は、前記中間導入ガスの流量を調整可能なバルブを備えることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
【請求項6】
前記導入流路は、前記タービンポンプ部と前記ドラッグポンプ部の間で前記ガス流路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空ポンプに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ターボ分子ポンプ等の真空ポンプとして、主に分子流領域の圧縮を狙いとするタービンポンプ部と、主に中間流領域から粘性流領域の圧縮を狙いとするドラッグポンプ部とを含んで構成される排気部を備える真空ポンプが知られている(例えば特許文献1の図9を参照)。
【0003】
特許文献1に示されている真空ポンプは、筒状のケーシングの内部に、タービンポンプ部として機能する複数段の回転翼と固定翼が設けられ、さらにドラッグポンプ部として機能するネジ溝部が設けられている。またケーシングの上部には吸気口が設けられ、下部には排気口が設けられている。そして真空ポンプを駆動させると、吸気口からガスが吸引され、このガスはタービンポンプ部とドラッグポンプ部を順に通過した後、排気口から排気される。
【0004】
一般に真空ポンプには、排気口側(背圧側)の圧力によってポンプの性能に影響が及ぶ背圧依存性がある。従来、背圧の影響を受けにくくする(背圧性能を高める)手段としては、特許文献1に示されているように、ネジ溝部の直径を拡大することやネジ溝部の軸方向長さを長くすることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5689546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで真空ポンプで吸引するガスが水素ガスである場合は、上記のような背圧性能を高める手段を用いても、例えば窒素ガスを吸引する場合と比較して十分な背圧性能が得られないことがある。この点につき本願発明者が検討を重ねたところ、水素ガスは窒素ガスと比較して粘度が低く、そのため排気部(特にはドラッグポンプ部)での圧縮効果が低くなり、それが背圧性能低下の要因の一つであると推察された。
【0007】
本発明は、吸引ガスが水素ガス等であっても背圧性能に優れる真空ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、複数段の回転翼と固定翼を有するタービンポンプ部と前記タービンポンプ部よりも排気下流側に位置するドラッグポンプ部とを含んで構成される排気部を備え、前記排気部によって吸気口から吸引した吸気ガスをガス流路を介して排気口から排気させる真空ポンプであって、前記吸気ガスよりも粘度が高い中間導入ガスを導入する導入流路を備え、前記導入流路は、前記複数段の回転翼の中で、前記排気部における前記吸気口に最も近い回転翼よりも排気下流側で前記ガス流路に接続されていることを特徴とする。
【0009】
このような真空ポンプは、前記回転翼が設けられた回転体の内周側に設けられるステータコラムの内側にパージガスを供給するパージガス流路を備え、前記導入流路は前記パージガス流路から分岐したものであって、前記中間導入ガスとして前記パージガスが用いられることが好ましい。
【0010】
そして前記パージガス流路は、真空ポンプの外側に位置する外側パージガス流路と真空ポンプの内側に位置する内側パージガス流路とで構成され、前記導入流路は、前記内側パージガス流路から分岐して前記ガス流路に接続されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
扇風機取り付け風力分散機
9日前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
1か月前
株式会社電業社機械製作所
ポンプ
今日
株式会社フクハラ
ドレン排出装置
27日前
株式会社酉島製作所
横軸ポンプ
1か月前
株式会社ANBEC
横軸円筒型ポンプ
27日前
株式会社酉島製作所
渦巻きポンプ
27日前
株式会社ON-LIFE
衣服用送風装置
15日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
13日前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
軸流ファン
15日前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
8日前
サンデン株式会社
圧縮機
6日前
サンデン株式会社
圧縮機
6日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
7日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
7日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
7日前
サンデン株式会社
圧縮機
6日前
株式会社酉島製作所
回転機械の軸受装置
8日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
6日前
株式会社フクハラ
パッケージ型圧縮空気生成装置
27日前
カヤバ株式会社
電動ポンプ
27日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
27日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
26日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
26日前
株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム
液圧ポンプ
15日前
トヨタ自動車株式会社
遠心圧縮機
13日前
株式会社ヴァレオジャパン
電動圧縮機
27日前
イーグル工業株式会社
弁
22日前
イーグル工業株式会社
弁
22日前
株式会社酉島製作所
立軸ポンプの異物回収装置
26日前
三菱電機株式会社
送風装置
27日前
株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム
内接歯車ポンプ
28日前
株式会社不二工機
排水ポンプ
27日前
株式会社日立産機システム
スクリュー圧縮機
1か月前
カヤバ株式会社
電動ポンプユニット
27日前
続きを見る
他の特許を見る