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公開番号
2025073395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184141
出願日
2023-10-26
発明の名称
パドルポンプ
出願人
兵神機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F04C
2/30 20060101AFI20250502BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】パドルポンプを液体流路が短くて流れ方向変更回数が少なく、ケーシング分割面のシール部材が平面的で簡単な形状となるようにする。
【解決手段】後部ケーシング1の周壁にパドル中心軸線Pを跨いで前方へ張り出す張出部5を設け、前部ケーシング2の周壁に後部ケーシング1の張出部5に嵌まり込む張出部7を設け、両張出部5,7のフランジ部6,8の合わせ面をシール位置としてOリング10を装着する。また、吸込口および吐出口となる2つの開口31,2を後部ケーシング1周壁のロータ回転方向から見てパドル中心軸線Pに重なる位置に設け、導管接続部33,34を後部ケーシングと一体に設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧力面を有する羽根部を備えた2つのパドルをそれぞれの羽根部を外側に向けパドル中心軸線を合わせて該パドル中心軸線を中心に相互に回転方向に向きを変えて直交する配置で一体に連結してなる同一仕様の一対のパドルセットが、駆動装置に連結されて回転駆動されるロータにロータ回転軸線方向から見て十文字となる配置でロータ外周面から各パドルの羽根部が突出するとともにパドル中心軸線を回転軸線としてパドルセット毎に独立して回転可能に装着され、前記ロータを収容するケーシングはケーシング内壁と前記ロータの外周面との間に環状通路を構成するとともに該環状通路に接続してロータ回転方向に応じていずれか一方が吸込口となり他方が吐出口となるよう該環状通路をケーシング外側に開放する2つの開口が周方向に間隔を置いて設けられ、2つの開口の周方向の間隔は一方の開口から他方の開口までの間隔が前記他方の開口から前記一方の開口までの間隔よりも大であり、前記環状通路は、周方向の間隔が大きい前記一方の開口から他方の開口までの間が前記パドルの羽根部の圧力面がロータ回転方向に対して横向きになった状態でロータ回転方向から見た前記羽根部の正面側形状に対応し羽根部を密接状態で移動させる横断面形状を有するフィード通路部分を構成し、周方向の間隔が小さい前記他方の開口から一方の開口までの間が前記パドルの羽根部の圧力面がロータ回転方向に対して縦向きになった状態でロータ回転方向から見た前記羽根部の前記正面側形状より厚さ寸法が小さい側面側形状に対応し羽根部を密接状態で移動させる横断面形状を有するシール通路部分を構成し、前記フィード通路部分と前記シール通路部分との間2カ所に通路横断面形状が両通路部分の間で変化する移行領域が設けられ、該移行領域において前記パドルの羽根部を案内してパドルセットをパドル中心軸線を中心として回転させロータ回転方向前方側の通路部分へ案内する案内部がケーシング内壁に設けられ、前記ケーシングはロータ回転軸線方向の駆動装置側に位置する後部ケーシングと反駆動装置側に位置する前部ケーシングとがパドル中心軸線に対しロータ回転軸線方向前方に離れた位置でロータ回転軸線に直交する平面に沿った合わせ面をシール位置としてシール部材を挟んでボルト連結される分割構造で、吸込口および吐出口となる前記2つの開口が前記後部ケーシング周壁のロータ回転方向から見てパドル中心軸線に重なる位置に設けられ、それら開口にそれぞれ接続してケーシング外方に伸びる2つの導管接続部が前記後部ケーシングと一体に設けられていることを特徴とするパドルポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対のそれぞれが2つのパドルを連結してなるパドルセットがクロス(十文字に交叉)してケーシング内で回転運動をする容積排除型のパドルポンプ(旋回羽根を有する回転ポンプ)に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
パドルポンプは、一対のそれぞれが2つのパドルを一体に連結してなるパドルセットが回転駆動されるロータにロータ回転軸線方向から見て十文字となる配置で(すなわち、クロスして)装着され、ケーシング内壁とロータ外周面との間の環状通路に接続するようケーシングに吸込口と吐出口が設けられ、環状通路は、ロータ回転方向に吸込口から吐出口までの間がパドル羽根部の正面側形状に対応した横断面形状を有するフィード通路部分を構成し、吐出口から吸込口までの間がパドル羽根部の厚さ寸法が小さい側面側形状に対応した横断面形状を有するシール通路部分を構成し、フィード通路部分とシール通路部分との移行領域にパドル羽根部を案内してパドルを回転させ前方側の通路部分へ案内する案内部が設けられた構造のポンプであって、吸込側から吐出側へ液体をほぼ撹拌、脈動の無い状態で移送できることが従来から知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平5-45798号公報
特開平10-30579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のパドルポンプ(旋回羽根を有する回転ポンプ)は、ケーシング(ポンプケーシング)がパドル中心軸線を通りロータ回転軸線に直交する平面に沿った合わせ面をシール位置としてシール部材を挟んでボルト連結されるものとなっていて。吸込口および吐出口を、環状通路をそのまま接線方向に開口する位置で前後のケーシング部分のシール位置に跨って設けた例があり、また、吸込口および吐出口を、シール位置と重ならないよう、環状通路からロータ回転軸線方向にずらした配置で片側のケーシング部分に設けた例がある。
【0005】
そのうち、前後ケーシング部分のシール位置に跨って吸込口および吐出口を設けた例では、それら吸込口および吐出口に、分割されていない一体の吸込導管接続部および一体の吐出導管接続部を挿入するのが一般的である。しかし、この場合、ケーシングの分割面は吸込口および吐出口の部分に吸込導管接続部および吐出導管接続部が挿入されるため、ケーシングの分割面に装着するシール部材は、環状通路の周りの分割面に対応する本体部分に加えて、吸込導管接続部に対応する環状のシール部分と吐出導管接続部の対応する環状のシール部分が必要で、それらシール部分が本体部分と一体である必要があり、複雑な形とならざるを得ない。しかも、このような複雑な形のシール部材をケーシングの合わせ面と吸込導管接続部の取付部周囲および吐出導管接続部の取付部周囲に立体的に取り付ける必要がある。平面的な使用を前提として制作されたパッキン等の市販のシール部材ではこのような立体的な取り付けは少なからず厄介な作業となる。これを取り付けるには、シール部材を一方のケーシングの合わせ面の溝に嵌め込んだ後、吸込導管接続部に対応する環状のシール部分を90°捻るように立ち上げて吸込導管接続部を取り付け、吐出導管接続部も同様に環状のシール部分を90°捻るように立ち上げて取り付け、捻じった部分が溝からずれないように注意しながらもう片方のケーシング部材を被せてシール部材を正確に挟み込む必要がある。そして、清掃時等の分解の際にもその都度こうした厄介な作業をしなければならない。また、シール部材を捻って取り付けるので、捻った部分からの水漏れの懸念や劣化、破損の恐れがある。複雑で立体的な形状のシール部材は金型を用いれば制作できるが、そのためには金型代や金型の管理が必要で、市販のシール部材に比べて高価となる、
【0006】
また、吸込口および吐出口をシール位置と重ならないよう環状通路からロータ回転軸線方向にずらした配置で片側のケーシング部分に設けた例では、吸込口および吐出口の位置が環状通路の接線方向から大きくずれた配置となるため、ポンプケーシング内の環状通路と吸込口および吐出口から各々の導管接続部までの流路部分とを含む液体流路が長くて曲がりが多く流れ方向変更回数の多いものとなり、それが液体中の固形物の損傷の要因となり、高粘度液体の品質劣化の要因になる。
【0007】
パドルポンプは液体を撹拌・脈動の少ない状態で移送できるポンプであって、食品等の破損され易い固形物を含む液体を固形物を傷つけることなく移送するためのポンプとして、また、高粘度の液体も練らずにそのままの品質で移送するためのポンプとして優れている。しかしながら、従来のパドルポンプには上述のような問題があり、これらの問題の解決が課題となる。
【0008】
本発明は、パドルポンプを、ケーシング内部の液体流路が短くて流れ方向変更回数が少なく、且つ、ケーシング分割面に装着するシール部材が平面的で簡単な形状となるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、パドルポンプを特許請求の範囲に記載の構成とすることで上記課題を解決したものである。
【0010】
本発明のパドルポンプは、圧力面を有する羽根部を備えた2つパドルをそれぞれの羽根部を外側に向けパドル中心軸線を合わせて該パドル中心軸線を中心に相互に回転方向に変位して直交する配置で一体に連結してなる同一仕様の一対のパドルセットを有している。
(【0011】以降は省略されています)
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