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公開番号
2025043963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023151587
出願日
2023-09-19
発明の名称
回転機械の軸受装置
出願人
株式会社酉島製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
F04D
29/44 20060101AFI20250325BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】回転機械を冷却する冷却ファンを備える軸受装置の油漏れを簡素な構造で抑制する。
【解決手段】軸受装置20は、回転軸10を軸支する軸受本体22と、回転機械1のケーシング2に取り付けられた支持カバー30と、回転軸10の外側部11に固着された冷却ファン33と、冷却ファン33による送風によって挿通孔30cの周囲の圧力を上げるための昇圧部材38とを備える。昇圧部材38は、筒状であり、冷却ファン33のボス34のうち最も支持カバー30側に位置する先端部34cよりも径方向の外側に位置し、冷却ファン33の翼部35のうち最も径方向の外側に位置する端35cよりも径方向の内側に位置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転機械のケーシングの端部の取付孔に取り付けられ、回転軸を軸支する軸受本体と、
前記回転軸を挿通する挿通孔を有し、前記ケーシングの端部に取り付けられて前記軸受本体を支持する支持カバーと、
前記支持カバーから外部に突出した前記回転軸の外側部に固着され、前記回転軸の回転によって前記ケーシングに送風する冷却ファンと、
前記支持カバー又は前記ケーシングから前記冷却ファンに向けて突出し、前記冷却ファンによる送風によって前記挿通孔の周囲の圧力を上げるための昇圧部材と
を備え、
前記冷却ファンは、ボスから径方向の外側へ放射状に突出した複数の翼部を有し、
前記昇圧部材は、筒状であり、前記ボスのうち最も前記支持カバー側に位置する先端部よりも前記径方向の外側に位置し、前記翼部のうち前記径方向の最も外側に位置する端部よりも前記径方向の内側に位置している、回転機械の軸受装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記ボスは、前記回転軸に固着され、前記支持カバーに近づくに従って前記回転軸の軸線に対して交差する方向である径方向の外側に傾斜した錐状である、請求項1に記載の回転機械の軸受装置。
【請求項3】
前記昇圧部材の先端は、前記ボスの前記先端部よりも前記外側部の外端側に位置している、請求項1又は2に記載の回転機械の軸受装置。
【請求項4】
前記昇圧部材は、前記支持カバー又は前記ケーシングとは別体であり、締結部材によって前記支持カバー又は前記ケーシングに締結されている、請求項1又は2に記載の回転機械の軸受装置。
【請求項5】
前記支持カバー又は前記ケーシングに取り付けられ、前記冷却ファン及び前記昇圧部材を取り囲む筒状のガイドカバーを備える、請求項1又は2に記載の回転機械の軸受装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転機械の軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された回転電機は、冷却対象物(ハウジング内のモータ機構)を冷却するために、回転軸に取り付けられた冷却ファンを備える。この回転電機の軸受構造では、冷却ファンによる送風によってハウジングにおける回転軸の挿通部分が低圧になり、油漏れが生じ得る。特許文献1では、この油漏れを防止するために、回転軸に油切り及びラビリンスシールが配置され、これらがカバーによって覆われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-145500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の軸受構造では、油切り、ラビリンスシール、及びカバーにより、冷却ファンの送風によって回転軸の挿通部分が低圧になることを防ぎ、油漏れを抑制し得る。しかし、特許文献1の軸受構造による油漏れ対策は複雑であるため、簡素化について改善の余地がある。
【0005】
本発明は、回転機械を冷却する冷却ファンを備える軸受装置の油漏れを簡素な構造で抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、回転機械のケーシングの端部の取付孔に取り付けられ、回転軸を軸支する軸受本体と、前記回転軸を挿通する挿通孔を有し、前記ケーシングの端部に取り付けられて前記軸受本体を支持する支持カバーと、前記支持カバーから外部に突出した前記回転軸の外側部に固着され、前記回転軸の回転によって前記ケーシングに送風する冷却ファンと、前記支持カバー又は前記ケーシングから前記冷却ファンに向けて突出し、前記冷却ファンによる送風によって前記挿通孔の周囲の圧力を上げるための昇圧部材とを備え、前記冷却ファンは、ボスから径方向の外側へ放射状に突出した複数の翼部を有し、前記昇圧部材は、筒状であり、前記ボスのうち最も前記支持カバー側に位置する先端部よりも前記径方向の外側に位置し、前記翼部のうち前記径方向の最も外側に位置する端部よりも前記径方向の内側に位置している、回転機械の軸受装置を提供する。
【0007】
本態様の軸受装置の構造は、支持カバー又はケーシングに、冷却ファンに向けて突出する昇圧部材を設けただけの構成であるため、簡素である。一方で、昇圧部材は、筒状であり、ボスの先端部よりも径方向外側に位置し、翼部の端部よりも径方向内側に位置している。そのため、冷却ファンの回転による送風の殆どは、ケーシングに沿って流れることによって回転機械を冷却するが、送風の一部は昇圧部材内に取り込まれる。これにより、昇圧部材内の圧力値をポンプケーシング内と同程度まで高めることができるため、挿通孔と回転軸の間を通して、支持カバーの内部から外部へ潤滑油が漏出することを抑制できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、回転機械を冷却する冷却ファンを備える軸受装置の油漏れを簡素な構造で抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る軸受装置を用いた回転機械である片吸込ポンプを示す断面図。
図1のII部分の拡大断面図。
冷却ファンによる送風と軸受装置及びポンプケーシングの周囲の圧力との関係を示す概略図。
昇圧部材が無い比較例の送風と軸受装置及びポンプケーシングの周囲の圧力との関係を示す概略図。
第2実施形態に係る軸受装置を用いた片吸込ポンプを示す図2と同様の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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