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公開番号2025044112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2024050043
出願日2024-03-26
発明の名称圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人ぱてな
主分類F04C 18/02 20060101AFI20250325BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】高い静粛性を実現しつつ大型化を抑制可能な圧縮機を提供する。
【解決手段】本発明の圧縮機は、ハウジング6と圧縮機構14とを備えている。ハウジング6には、吐出部63が形成されている。圧縮機構14には圧縮室12が形成されている他、回転軸部37bが設けられている。回転軸部37bには、吐出連絡部37dが形成されている。この圧縮機では、回転軸部37bの回転に伴って吐出部63と吐出連絡部37dとの位相が変化することにより吐出側流通抵抗が変化する。そして、吐出部63と吐出連絡部37dとは、圧縮室12から吐出室8に吐出される流体の流量が最大に近づくにつれて、吐出側流通抵抗が増大する位相となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体を外部に吐出する吐出部が形成されたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた圧縮機構とを備え、
前記圧縮機構には、容積を減少させつつ流体を圧縮する圧縮室が形成されるとともに、前記ハウジングに対し、回転軸心周りに回転可能に支持される回転軸部が設けられ、
前記ハウジング又は前記圧縮機構には、前記圧縮室と連通し、前記圧縮室で圧縮された流体が吐出される吐出室が形成され、
前記回転軸部には、前記吐出室に吐出された流体を前記吐出部に流通させる吐出連絡部が形成され、
前記回転軸部の回転に伴って前記吐出部と前記吐出連絡部との位相が変化することにより、前記吐出連絡部から前記吐出部に流通する流体の流通抵抗である吐出側流通抵抗が変化し、
前記吐出部と前記吐出連絡部とは、前記圧縮室から前記吐出室に吐出される流体の流量が最大に近づくにつれて、前記吐出側流通抵抗が増大する位相となることを特徴とする圧縮機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記吐出部と前記吐出連絡部とは、前記ハウジングの径方向で連通している請求項1記載の圧縮機。
【請求項3】
前記吐出部と前記吐出連絡部とは、前記回転軸心方向で連通している請求項1記載の圧縮機。
【請求項4】
前記吐出部は、前記回転軸心に対して偏心しつつ前記ハウジングに形成され、
前記吐出連絡部は、前記回転軸心に対して偏心しつつ前記回転軸部に形成されている請求項3記載の圧縮機。
【請求項5】
前記圧縮室から前記吐出室に吐出される流体の流量が最少であるとき、前記吐出部と前記吐出連絡部とは、前記吐出側流通抵抗を最小にさせる位相となる請求項1乃至3のいずれか1項記載の圧縮機。
【請求項6】
前記圧縮室から前記吐出室に吐出される流体の流量が最大であるとき、前記吐出部と前記吐出連絡部とは、前記吐出側流通抵抗を最大にさせる位相となる請求項1乃至3のいずれか1項記載の圧縮機。
【請求項7】
前記圧縮機構には、前記圧縮室から前記吐出室に流体が吐出されることを許容する一方、前記吐出室から前記圧縮室に流体が流通することを禁止する吐出弁が設けられ、
前記吐出連絡部は、前記吐出弁よりも流体の流通方向の下流に位置している請求項1乃至3のいずれか1項記載の圧縮機。
【請求項8】
外部から流体を吸入させる吸入連絡口と、前記吸入連絡口と連通する吸入室と、前記吸入室と連通する吸入通路とが形成されたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた圧縮機構とを備え、
前記圧縮機構には、容積を減少させつつ流体を圧縮する圧縮室が形成されるとともに、前記ハウジングに対し、回転軸心周りに回転可能に支持される被支持部が設けられ、
前記被支持部には、前記吸入通路内の流体を前記圧縮室に流通させる吸入連絡部が形成され、
前記被支持部の回転に伴って前記吸入通路と前記吸入連絡部との位相が変化することにより、前記吸入通路から前記吸入連絡部に流通する流体の流通抵抗である吸入側流通抵抗が変化し、
前記吸入通路と前記吸入連絡部とは、前記圧縮室の容積が最大よりも減少するにつれて、前記吸入側流通抵抗が増大する位相となることを特徴とする圧縮機。
【請求項9】
前記吸入通路と前記吸入連絡部とは、前記ハウジングの径方向で連通している請求項8記載の圧縮機。
【請求項10】
前記圧縮室の容積が最大であるとき、前記吸入通路と前記吸入連絡部とは、前記吸入側流通抵抗を最小にさせる位相となる請求項8又は9記載の圧縮機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の圧縮機が開示されている。この圧縮機は、ハウジングと、圧縮機構とを備えている。ハウジングには、流体を外部に吐出する吐出部と、外部から流体を吸入させる吸入部と、吸入部と連通する吸入室とが形成されている。
【0003】
圧縮機構はハウジング内に設けられている。より具体的には、圧縮機構は、駆動スクロールと従動スクロールとを有している。駆動スクロールは回転軸心周りで回転可能である。駆動スクロールは、駆動端板と、駆動端板と一体をなし、従動スクロールに向かって渦巻状に突出する駆動渦巻体とを有している。
【0004】
従動スクロールは駆動スクロールと対向している。従動スクロールは、駆動スクロールに対して偏心しつつ従動軸心周りで駆動スクロール及び従動機構によって回転する。また、従動スクロールは、駆動スクロールとの間に圧縮室を形成している。従動スクロールは、従動端板と、従動端板と一体をなし、駆動スクロールに向かって渦巻状に突出する従動渦巻体とを有している。さらに、従動スクロールには吐出室が形成されている。吐出室は圧縮室と連通しているとともに吐出部と連通している。
【0005】
この圧縮機では、吸入部を通じてハウジングの外部から吸入室に流体が吸入される。そして、この圧縮機構では、駆動スクロールの回転及び従動スクロールの回転に伴い、圧縮室の容積が変化する。これにより、この圧縮機では、吸入室から圧縮室に流体が吸入され、その流体は圧縮室の容積が減少することによって圧縮室内で圧縮される。そして、圧縮室で圧縮された流体は、圧縮室から吐出室に吐出され、吐出部からハウジングの外部に吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-310073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この種の圧縮機では、作動時における吐出脈動や吸入脈動に起因する騒音を低減させることが求められる。そこで、上記従来の圧縮機において、吐出室の容積を拡大し、吐出室のマフラー効果を大きくすることによって吐出脈動の低減を図ることが考えられる。しかし、この場合には、吐出室の容積の拡大に伴って圧縮機構が大型化する。これにより、ハウジング、ひいては圧縮機が大型化してしまう。吸入脈動を低減させるに当たって吸入室の容積を拡大させた場合も同様であり、ハウジングの大型化によって圧縮機が大型化してしまう。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高い静粛性を実現しつつ大型化を抑制可能な圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の圧縮機は、流体を外部に吐出する吐出部が形成されたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた圧縮機構とを備え、
前記圧縮機構には、容積を減少させつつ流体を圧縮する圧縮室が形成されるとともに、前記ハウジングに対し、回転軸心周りに回転可能に支持される回転軸部が設けられ、
前記ハウジング又は前記圧縮機構には、前記圧縮室と連通し、前記圧縮室で圧縮された流体が吐出される吐出室が形成され、
前記回転軸部には、前記吐出室に吐出された流体を前記吐出部に流通させる吐出連絡部が形成され、
前記回転軸部の回転に伴って前記吐出部と前記吐出連絡部との位相が変化することにより、前記吐出連絡部から前記吐出部に流通する流体の流通抵抗である吐出側流通抵抗が変化し、
前記吐出部と前記吐出連絡部とは、前記圧縮室から前記吐出室に吐出される流体の流量が最大に近づくにつれて、前記吐出側流通抵抗が増大する位相となることを特徴とする。
【0010】
本発明の第1の圧縮機では、圧縮機構の回転軸部に吐出連絡部が形成されており、この吐出連絡部は、吐出室に吐出された流体を吐出部に流通させる。これにより、この圧縮機では、圧縮室で圧縮されて吐出室に吐出された流体は、吐出連絡部から吐出部に至る。また、この圧縮機では、回転軸部の回転に伴って吐出部と吐出連絡部との位相が変化する。さらに、吐出部と吐出連絡部との位相の変化によって、吐出側流通抵抗が変化する。
(【0011】以降は省略されています)

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