TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025066928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176515
出願日
2023-10-12
発明の名称
電動圧縮機及びその製造方法
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20250417BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】バスバーユニットの配置や形状に高い寸法精度を求められること無く、容易且つ適切に隔壁とバスバーユニットの隙間を封止することができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】隔壁16を貫通する三相端子44により、モータ5とインバータ31を電気的に接続する。モータ室18側に配置され、三相端子33と樹脂部34を有するバスバーユニット32と、隔壁16に形成された貫通孔17を備え、三相端子33は樹脂部34より突出し、貫通孔17を通過してその先端がインバータ室19に臨む。三相端子33が突出する部分の樹脂部34には、凹陥した貯留部38が形成され、貯留部38に注入された封止材42により、貫通孔17部分の隔壁16と樹脂部34との隙間が封止される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータが内蔵されたモータ室、前記モータに給電するインバータが取り付けられたインバータ室、及び、前記モータ室と前記インバータ室との隔壁を有するハウジングを備え、前記隔壁を貫通する三相端子により、前記モータと前記インバータを電気的に接続する電動圧縮機において、
前記モータ室側に配置され、前記三相端子と当該三相端子をモールドする樹脂部を有するバスバーユニットと、前記隔壁に形成された貫通孔を備え、前記三相端子は前記樹脂部より突出し、前記貫通孔を通過してその先端が前記インバータ室に臨むと共に、
前記三相端子が突出する部分の前記樹脂部には、凹陥した貯留部が形成され、該貯留部に注入された封止材により、前記貫通孔部分の前記隔壁と前記樹脂部との隙間が封止されていることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記貫通孔周縁の前記隔壁に形成され、前記モータ室側に突出する突出部を備え、
該突出部は前記貯留部内に進入し、前記貯留部内の前記封止材に埋没していることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記貯留部内に進入した前記突出部の外面側の隙間と内面側の隙間は同一とされていることを特徴とする請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記貫通孔の前記インバータ室側の開口周囲には、凹陥したインバータ室側貯留部が形成されており、前記封止材が前記貯留部に注入された状態で、前記インバータ室側貯留部にインバータ室側封止材が注入されていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
モータが内蔵されたモータ室、前記モータに給電するインバータが取り付けられたインバータ室、及び、前記モータ室と前記インバータ室との隔壁を有するハウジングを備え、前記隔壁を貫通する三相端子により、前記モータと前記インバータを電気的に接続する電動圧縮機の製造方法であって、
前記三相端子と、当該三相端子をモールドする樹脂部と、前記三相端子が突出する部分の前記樹脂部に形成された凹陥する貯留部を有するバスバーユニットを前記モータに取り付け、
その状態で前記モータを前記モータ室に収納し、前記隔壁に形成された貫通孔を通過させて前記三相端子を前記インバータ室に臨ませ、前記モータを前記ハウジングに焼嵌めした後、
前記インバータ室から前記貯留部に封止材を注入し、前記貫通孔部分の前記隔壁と前記樹脂部との隙間を封止することを特徴とする電動圧縮機の製造方法。
【請求項6】
前記貫通孔の前記インバータ室側の開口周囲に、凹陥したインバータ室側貯留部を形成しておき、前記封止材を前記貯留部に注入した後、前記インバータ室から前記インバータ室側貯留部にインバータ室側封止材を注入することを特徴とする請求項5に記載の電動圧縮機の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングのモータ室とインバータ室の隔壁を貫通する三相端子を備えた電動圧縮機、及び、その製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種電動圧縮機は、金属製(アルミニウム製)のハウジングにモータが内蔵されるモータ室とインバータが取り付けられるインバータ室を構成し、これらを隔壁により仕切ると共に、隔壁には貫通孔を形成しておき、この貫通孔を貫通する三相端子により、インバータからモータに給電する構成とされている。
【0003】
この場合、モータにはバスバーと三相端子が樹脂で一体にモールドされたバスバーユニットが取り付けられる。そして、三相端子はこの樹脂から突出しており、隔壁の貫通孔を通過してインバータ室に臨む構成とされていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-537607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、モータにより駆動される圧縮機構によりモータ室内は低圧となり、インバータ室は大気圧となる。そのため、従来では貫通孔部分の隔壁と、三相端子部分のバスバーユニットとの隙間を、Oリングなどのパッキンにより封止していた。
【0006】
しかしながら、パッキンにより封止する構造では、バスバーユニットの配置や形状に高い寸法精度が求められるため、シール性や生産性が悪化する問題があった。
【0007】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、バスバーユニットの配置や形状に高い寸法精度を求められること無く、容易、且つ、適切に隔壁とバスバーユニットの隙間を封止することができる電動圧縮機、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1の発明の電動圧縮機は、モータが内蔵されたモータ室、モータに給電するインバータが取り付けられたインバータ室、及び、モータ室とインバータ室との隔壁を有するハウジングを備え、隔壁を貫通する三相端子により、モータとインバータを電気的に接続するものであって、モータ室側に配置され、三相端子と当該三相端子をモールドする樹脂部を有するバスバーユニットと、隔壁に形成された貫通孔を備え、三相端子は樹脂部より突出し、貫通孔を通過してその先端がインバータ室に臨むと共に、三相端子が突出する部分の樹脂部には、凹陥した貯留部が形成され、この貯留部に注入された封止材により、貫通孔部分の隔壁と樹脂部との隙間が封止されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明の電動圧縮機は、上記発明において貫通孔周縁の隔壁に形成され、モータ室側に突出する突出部を備え、この突出部は貯留部内に進入し、貯留部内の封止材に埋没していることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明の電動圧縮機は、上記発明において貯留部内に進入した突出部の外面側の隙間と内面側の隙間は同一とされていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
サンデン株式会社
熱媒体加熱装置
13日前
サンデン株式会社
熱媒体加熱装置
13日前
サンデン株式会社
車両用空調装置
24日前
サンデン株式会社
電動圧縮機及びその製造方法
3日前
サンデン株式会社
モータ及びそれを備えた電動圧縮機
3日前
個人
扇風機取り付け風力分散機
27日前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
1か月前
株式会社フクハラ
ドレン排出装置
1か月前
シャープ株式会社
送風装置
3日前
シャープ株式会社
送風装置
3日前
株式会社酉島製作所
ポンプ
5日前
シャープ株式会社
送風装置
5日前
株式会社電業社機械製作所
ポンプ
18日前
リンナイ株式会社
羽根車
17日前
株式会社ANBEC
横軸円筒型ポンプ
1か月前
株式会社村田製作所
圧電ポンプ
3日前
株式会社酉島製作所
横軸ポンプ
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
17日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社ON-LIFE
衣服用送風装置
1か月前
株式会社酉島製作所
渦巻きポンプ
1か月前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
軸流ファン
1か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
26日前
シャープ株式会社
送風装置及び団扇
3日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
25日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
25日前
パシフィックゴルフマネージメント株式会社
送風機
25日前
サンデン株式会社
圧縮機
24日前
サンデン株式会社
圧縮機
24日前
サンデン株式会社
圧縮機
24日前
サンデン株式会社
電動圧縮機及びその製造方法
3日前
株式会社酉島製作所
回転機械の軸受装置
26日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
24日前
カヤバ株式会社
電動ポンプ
1か月前
株式会社フクハラ
パッケージ型圧縮空気生成装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る