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公開番号2025097681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214017
出願日2023-12-19
発明の名称電動圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20250624BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】外部電源とインバータとを電気的に接続する電源コネクタの接続端子間の絶縁距離を十分に確保することのできる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮機において、外部電源とインバータ6とを電気的に接続する電源コネクタ9は、複数の接続端子(正極電源端子91、負極電源端子92、第1インターロック端子93、第2インターロック端子94)と、接続端子間に配置された絶縁性リブ95と、を有する。電源コネクタ9は、絶縁性リブ95がインバータ6の回路基板63を貫通した状態で、前記複数の接続端子が回路基板63に電気的に接続されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を回転させる電動モータと、前記回転軸の回転によって駆動される圧縮機構と、前記電動モータを駆動制御するインバータと、内部に前記インバータを収容するインバータハウジングと、前記インバータハウジングに固定されて外部電源と前記インバータとを電気的に接続する電源コネクタと、を有する電動圧縮機であって、
前記インバータは、回路素子が実装された回路基板を含み、
前記電源コネクタは、複数の接続端子と、接続端子間に配置された絶縁性リブと、を有し、前記絶縁性リブが前記回路基板を貫通した状態で前記複数の接続端子が前記回路基板に電気的に接続されている、
電動圧縮機。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記回路基板には、前記電源コネクタの前記複数の接続端子が電気的に接続される複数のスルーホールと、前記電源コネクタの前記絶縁性リブが貫通するリブ用貫通孔と、が形成されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記複数の接続端子のそれぞれは、前記複数のスルーホールのうち対応するスルーホールにはんだ付けされたアダプタに取り外し可能に装着されている、請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記複数の接続端子のそれぞれは、前記複数のスルーホールのうち対応するスルーホールにはんだ付けされている、請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記複数の接続端子は、電源端子である正極電源端子及び負極電源端子と、前記電源端子以外の端子と、を含み、
前記絶縁性リブは、前記電源端子及び前記電源端子以外の端子よりも突出しており、
前記絶縁性リブは、横断面T字状に形成されて、前記電源端子と前記電源端子以外の端子との間に位置する部位と、前記正極電源端子と前記負極電源端子との間に位置する部位と、を有する、
請求項1~4のいずれか一つに記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両用空調装置などで冷媒の圧縮に用いられる電動圧縮機として、インバータが一体に組み込まれた電動圧縮機が知られている。この種の電動圧縮機の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された電動圧縮機は、圧縮機構と、電動モータと、インバータと、インバータハウジングと、外部電源とインバータとを電気的に接続する電源コネクタと、を有する。電源コネクタは、バスバー(接続端子)を有するとともにインバータハウジングに固定されており、バスバー(接続端子)の先端がインバータの回路基板に接続されている。回路基板にはバスバー(接続端子)を覆う第1絶縁部材が設けられ、電源コネクタにはバスバー(接続端子)を支持しつつ覆う第2絶縁部材が設けられている。特許文献1に記載された電動圧縮機によれば、電源コネクタのバスバー(接続端子)からインバータハウジングへの短絡が防止されるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-41282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された電動圧縮機では、例えば回路基板上におけるバスバー間(接続端子間)の絶縁距離(沿面距離)が十分とはいえない可能性がある。近年、電動圧縮機が大容量化及び高定格電圧化しており、電源コネクタの接続端子間の絶縁距離を、回路基板上における絶縁距離を含め、十分に確保することが望まれる。
【0005】
そこで、本発明は、電源コネクタの接続端子間の絶縁距離を十分に確保することのできる電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によると、新規な電動圧縮機が提供される。提供される電動圧縮機は、回転軸を回転させる電動モータと、前記回転軸の回転によって駆動される圧縮機構と、前記電動モータを駆動制御するインバータと、内部に前記インバータを収容するインバータハウジングと、前記インバータハウジングに固定されて外部電源と前記インバータとを電気的に接続する電源コネクタと、を有する。前記インバータは、回路素子が実装された回路基板を含み、前記電源コネクタは、複数の接続端子と、接続端子間に配置された絶縁性リブと、を有し、前記絶縁性リブが前記回路基板を貫通した状態で前記複数の接続端子が前記回路基板に電気的に接続されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電源コネクタの接続端子間の絶縁距離を十分に確保することのできる電動圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る電動圧縮機の概略断面図である。
電動圧縮機の電源コネクタの正面図である。
電動圧縮機の電源コネクタの斜視図である。
電動圧縮機のインバータの回路基板の要部正面図である。
電動圧縮機のインバータの回路基板の要部斜視図である。
前記電源コネクタが前記回路基板に接続された状態を示す正面図である。
前記電源コネクタが前記回路基板に接続された状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の「第1」、「第2」、・・・などの用語は、単に類似の要素を区別するために用いられており、それらが付された要素を限定等するものではない。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る電動圧縮機1の概略断面図である。実施形態に係る電動圧縮機1は、インバータが一体に組み込まれたインバータ一体型電動圧縮機である。電動圧縮機1は、例えば、車両に搭載されて車両用空調装置の冷媒回路の一部を構成し、冷媒を圧縮して吐出するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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