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公開番号2025097460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213668
出願日2023-12-19
発明の名称車両用バッテリ温調システム
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類B60L 58/24 20190101AFI20250624BHJP(車両一般)
要約【課題】消費エネルギーを抑える。
【解決手段】制御部11は、車両が走行を開始した後の第1時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲である最適範囲に収まり、第1時間帯の後の時間帯であって車両が目的地に到着するまでの第2時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲よりも広い第2温度範囲である許容範囲に収まるようにバッテリ温調制御を実行する。よって、車両が目的地に到着するときに許容範囲に収まるようにバッテリ12の温度を管理することにより、温調バッテリ12の劣化や性能に影響を与えない範囲における不必要なバッテリ12の温調を行わなくなるので、消費エネルギーを抑えることができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されたバッテリと、バッテリを温調するバッテリ温調部と、バッテリの温調を制御するバッテリ温調制御を実行することが可能な制御部と、を備えた車両用バッテリ温調システムであって、
前記制御部は、車両が走行を開始した後の第1時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲に収まり、第1時間帯の後の時間帯であって車両が目的地に到着するまでの第2時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲よりも広い第2温度範囲に収まるようにバッテリ温調制御を実行する
ことを特徴とする車両用バッテリ温調システム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記制御部は、車両が目的地に到着するときにバッテリの温度が第2温度範囲に収まるようにバッテリ温調制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリ温調システム。
【請求項3】
前記制御部は、
車両が走行を開始してから目的地に到着するまでのバッテリの温度の上昇推移を予測し、
予測した上昇推移に基づいて車両が走行を開始してから目的地に到着するまでバッテリの温度が上昇した場合にバッテリの温度が第2温度範囲の上限値を超えるか否かを判定し、
バッテリの温度が第2温度範囲の上限値を超える場合は、予測した上昇推移に基づいてバッテリの温度が車両の走行途中に第1温度範囲の上限値から上昇して車両が目的地に到着するときに第2温度範囲の上限値に到達する場合におけるバッテリの温度の上昇起点に到達するまでの車両の走行時間を特定し、
車両が走行を開始した後の時間帯であって車両の走行時間が上昇起点に到達する時間となるまでの第1時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲に収まるとともに上昇起点でのバッテリの温度が第1温度範囲の上限値に到達するようにバッテリ温調制御を実行し、
第1時間帯の後の時間帯であって車両が目的地に到着するまでの第2時間帯ではバッテリ温調制御を実行しない
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用バッテリ温調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用バッテリ温調システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたバッテリの温調を行う車両用バッテリ温調システムが知られている。例えば、特許文献1には、残りの走行距離が閾値未満又は残りの走行時間が閾値未満となったときに、バッテリの温度が所定温度を超えないないと判断した場合はバッテリの温調を停止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許出願公開第116788113号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、消費エネルギーを抑えることができる車両用バッテリ温調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、車両用バッテリ温調システムは、車両に搭載されたバッテリと、バッテリを温調するバッテリ温調部と、バッテリの温調を制御するバッテリ温調制御を実行することが可能な制御部と、を備えた車両用バッテリ温調システムであって、前記制御部は、車両が走行を開始した後の第1時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲に収まり、第1時間帯の後の時間帯であって車両が目的地に到着するまでの第2時間帯ではバッテリの温度が第1温度範囲よりも広い第2温度範囲に収まるようにバッテリ温調制御を実行する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、消費エネルギーを抑えることができる車両用バッテリ温調システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両用バッテリ温調システムの全体構成を示す機能ブロック図である。
図2は、第1実施形態のバッテリ温調制御における処理の手順を示すフローチャートの一例を示す図である。
図3は、第1実施形態のバッテリ温調制御を実行した場合のバッテリ温度の変化の具体例を示す図である。
図4は、第2実施形態のバッテリ温調制御における処理の手順を示すフローチャートの一例を示す図である。
図5は、第2実施形態のバッテリ温調制御を実行した場合のバッテリ温度の変化の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[車両用バッテリ温調システムの構成]
本実施形態の車両用バッテリ温調システムは、バッテリの劣化を考慮したバッテリの温調を行いつつ、消費電力の増加を抑制することが可能なように構成されている。また、本実施形態の車両用バッテリ温調システムは、消費エネルギーを抑えることが可能なように構成されている。
【0009】
図1は、本実施形態に係る車両用バッテリ温調システム1の構成例の概略を示す説明図である。
【0010】
車両用バッテリ温調システム1は、電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両EV(EV:Electric Vehicle)に搭載されたバッテリを温調するものである。車両用バッテリ温調システム1は、車室内を空調するための車両用空調装置に組み込まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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