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公開番号2025091063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206038
出願日2023-12-06
発明の名称電動圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04B 39/12 20060101AFI20250611BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】電動圧縮機の運転時におけるインバータケースでの共振の発生を抑制する。
【解決手段】電動圧縮機1は、電動モータ4を駆動するインバータ6と、電動モータ4を収容するモータハウジング20と、モータハウジング20に固定され、かつ、インバータ6を収容するインバータケース7と、インバータケース7の開口部を閉塞するインバータカバー32と、インバータカバー32をインバータケース7に固定するための複数のボルト33a,33bとを備える。インバータケース7及びインバータカバー32は、各々が、電動圧縮機1の軸方向に交差する第1の方向F1に延び、かつ、モータハウジング20の外輪郭より第1の方向F1に張り出す。インバータカバー32にはリブ40が形成されている。リブ40は、第1の方向F1に互いに間隔を空けて隣り合う、ボルト33a,33b挿入用の貫通孔同士をつなぐように直線状に延びる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動モータと、
前記電動モータによって駆動される圧縮機構と、
前記電動モータを駆動するインバータと、
前記電動モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに固定され、かつ、前記インバータを収容するインバータケースと、
前記インバータケースの開口部を閉塞するインバータカバーと、
前記インバータカバーを前記インバータケースに固定するための複数のボルトと、
を備える電動圧縮機であって、
前記電動圧縮機の軸方向に、前記モータハウジング、前記インバータケース、及び、前記インバータカバーの順に並び、
前記インバータケース及び前記インバータカバーは、各々が、前記電動圧縮機の軸方向に交差する第1の方向に延び、かつ、前記モータハウジングの外輪郭より前記第1の方向に張り出し、
前記インバータカバーには、前記複数のボルトを挿入するための複数の貫通孔が形成されており、
前記インバータカバーには、前記第1の方向に互いに間隔を空けて隣り合う前記貫通孔同士をつなぐように直線状に延びるリブが形成されている、
電動圧縮機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記リブの一方の端部に位置する前記貫通孔には、前記インバータカバーと前記インバータケースと前記モータハウジングとを一括して固定するボルトが挿入され、
前記リブの他方の端部に位置する前記貫通孔には、前記インバータカバーを前記インバータケースに固定するボルトが挿入される、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記電動圧縮機の軸方向に見て、
前記リブの一方の端部に位置する前記貫通孔は、前記モータハウジングの外輪郭より内側に位置し、
前記リブの他方の端部に位置する前記貫通孔は、前記モータハウジングの外輪郭より外側に位置する、
請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
電動モータと、
前記電動モータによって駆動される圧縮機構と、
前記電動モータを駆動するインバータと、
前記電動モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに固定され、かつ、前記インバータを収容するインバータケースと、
前記インバータケースの開口部を閉塞するインバータカバーと、
を備える電動圧縮機であって、
前記電動圧縮機の軸方向に、前記モータハウジング、前記インバータケース、及び、前記インバータカバーの順に並び、
前記インバータケース及び前記インバータカバーは、各々が、前記電動圧縮機の軸方向に交差する第1の方向に延び、かつ、前記モータハウジングの外輪郭より前記第1の方向に張り出し、
前記インバータカバーには、前記第1の方向に直線状に延びるリブが形成されており、
前記電動圧縮機の軸方向に見て、
前記リブの一方の端部が、前記モータハウジングの外輪郭より内側に位置し、
前記リブの他方の端部が、前記モータハウジングの外輪郭より外側に位置する、
電動圧縮機。
【請求項5】
前記リブが前記インバータカバーの外面に形成されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記リブが前記インバータカバーの内面に形成されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記電動圧縮機は車両に搭載され、
前記モータハウジングは水平方向に延び、
前記第1の方向は上下方向であり、
前記インバータケースの上部には、前記車両への固定用の突起部が設けられており、
前記インバータケースは前記モータハウジングの外輪郭よりも下方に張り出している、
請求項1に記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両用空調装置で冷媒の圧縮に用いられる電動圧縮機の多くは、圧縮機構を駆動する電動モータと、インバータとを有する。そして、車載バッテリなどからの直流電力をインバータにて交流電力に変換しながら電動モータへの給電を制御することによって電動モータを駆動している。この点、特許文献1は、電動モータを収容するモータハウジングと、インバータを収容するインバータケースとを、電動圧縮機の軸方向に突き合わせて、両者を固定することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-138248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電気自動車の高電圧化が進んでいる。これに伴い、インバータについては、高電圧での絶縁距離の確保のため、電子基板の大型化が進んでおり、その結果、インバータケースも大型化している。このため、電動圧縮機の軸方向に見て、インバータケースが、モータハウジングの外輪郭から外方に大きく張り出してしまう。このインバータケースの張り出し部は、曲げ剛性が低く、また、固有振動数が低いので、電動圧縮機の運転時に共振が発生する恐れがあった。尚、この共振は、インバータの破損を招きかねない。
【0005】
そこで、本発明は、電動圧縮機の運転時におけるインバータケースでの共振の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によると、電動圧縮機が提供される。この電動圧縮機は、電動モータと、前記電動モータによって駆動される圧縮機構と、前記電動モータを駆動するインバータと、前記電動モータを収容するモータハウジングと、前記モータハウジングに固定され、かつ、前記インバータを収容するインバータケースと、前記インバータケースの開口部を閉塞するインバータカバーと、前記インバータカバーを前記インバータケースに固定するための複数のボルトと、を備える。前記電動圧縮機の軸方向に、前記モータハウジング、前記インバータケース、及び、前記インバータカバーの順に並ぶ。前記インバータケース及び前記インバータカバーは、各々が、前記電動圧縮機の軸方向に交差する第1の方向に延び、かつ、前記モータハウジングの外輪郭より前記第1の方向に張り出す。前記インバータカバーには、前記複数のボルトを挿入するための複数の貫通孔が形成されている。前記インバータカバーには、前記第1の方向に互いに間隔を空けて隣り合う前記貫通孔同士をつなぐように直線状に延びるリブが形成されている。
【0007】
本発明の別の側面によると、電動圧縮機が提供される。この電動圧縮機は、電動モータと、前記電動モータによって駆動される圧縮機構と、前記電動モータを駆動するインバータと、前記電動モータを収容するモータハウジングと、前記モータハウジングに固定され、かつ、前記インバータを収容するインバータケースと、前記インバータケースの開口部を閉塞するインバータカバーと、を備える。前記電動圧縮機の軸方向に、前記モータハウジング、前記インバータケース、及び、前記インバータカバーの順に並ぶ。前記インバータケース及び前記インバータカバーは、各々が、前記電動圧縮機の軸方向に交差する第1の方向に延び、かつ、前記モータハウジングの外輪郭より前記第1の方向に張り出す。前記インバータカバーには、前記第1の方向に直線状に延びるリブが形成されている。前記電動圧縮機の軸方向に見て、前記リブの一方の端部が、前記モータハウジングの外輪郭より内側に位置し、前記リブの他方の端部が、前記モータハウジングの外輪郭より外側に位置する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電動圧縮機の運転時におけるインバータケースでの共振の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態における電動圧縮機の正面図である。
図1のA-A断面図である。
図1のB-B部分断面図である。
前記第1実施形態におけるモータハウジングの正面図である。
前記第1実施形態におけるインバータカバーの正面図である。
前記第1実施形態におけるインバータカバーの背面図である。
本発明の第2実施形態におけるインバータカバーの正面図である。
本発明の第3実施形態における電動圧縮機の正面図である。
図8のC-C部分断面図である。
前記第3実施形態におけるインバータカバーの正面図である。
前記第3実施形態におけるインバータカバーの背面図である。
前記第4実施形態におけるインバータカバーの背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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