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公開番号2025047815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156534
出願日2023-09-21
発明の名称圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04B 39/10 20060101AFI20250326BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】冷媒を圧縮する圧縮機において、バルブリテーナに対する吐出弁の貼り付きを抑制する。
【解決手段】斜板式圧縮機は、冷媒が吸入される吸入室と、吸入室の冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構によって圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、圧縮機構と吐出室とを連通する吐出孔の出口側に配置されたリードバルブ形式の吐出弁と、吐出弁が開弁したときに、吐出弁が当接してその開度を制限するバルブリテーナ75と、バルブリテーナ75の表面にコーティングされたラバー77と、を有している。そして、バルブリテーナ75にコーティングされたラバー77の複数箇所が剥離されて剥離部75Bを形成することで、吐出弁と当接する、バルブリテーナ75にコーティングされたラバー77の当接面が粗面に形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒が吸入される吸入室と、
前記吸入室の冷媒を圧縮する圧縮機構と、
前記圧縮機構によって圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、
前記圧縮機構と前記吐出室とを連通する吐出孔の出口側に配置されたリードバルブ形式の吐出弁と、
前記吐出弁が開弁したときに、前記吐出弁が当接して当該吐出弁の開度を制限するバルブリテーナと、
前記バルブリテーナの表面にコーティングされたラバーと、
を有し、
前記吐出弁と当接する、前記バルブリテーナにコーティングされたラバーの当接面が粗面に形成された、
圧縮機。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記当接面の粗面は、前記ラバーの複数箇所を剥離することで形成された、
請求項1に記載の圧縮機。
【請求項3】
前記当接面の粗面は、前記バルブリテーナの複数箇所を凹ますことで形成された、
請求項1に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記バルブリテーナの複数箇所が円錐形状に形成された、
請求項3に記載の圧縮機。
【請求項5】
前記バルブリテーナの複数箇所が三角錐形状に形成された、
請求項3に記載の圧縮機。
【請求項6】
前記バルブリテーナがガスケットと一体化された、
請求項1に記載の圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
冷媒を圧縮する圧縮機は、特表2005-508480号公報(特許文献1)に記載されるように、圧縮機構の吐出孔を開閉するリードバルブ形式の吐出弁と、吐出弁の開度(たわみ量)を制限するバルブリテーナと、を有している。バルブリテーナは、吐出弁が開弁したときに、吐出弁の全面と当接することでその開度を制限し、例えば、吐出弁が開弁状態から閉弁状態へと変化するときの閉弁特性を向上させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2005-508480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の圧縮機ではバルブリテーナが吐出弁の全面を受けて開度を制限していたため、何らかの理由によってバルブリテーナに対して吐出弁が貼り付いて、開弁状態から閉弁状態へと変化するのに遅れが発生する可能性がある。開弁状態から閉弁状態へと変化するのに遅れが発生すると、例えば、吐出室から圧縮機構へと冷媒が逆流し、その結果、圧縮機構での再膨張による能力低下をきたす可能性がある。また、圧縮機構の吐出孔と吐出室との圧力差が小さくなってから吐出弁が閉弁することから、例えば、吐出弁が閉じる速度が速くなり、その結果、これが弁座に当接するときの衝突エネルギーが大きくなって弁座の摩耗につながるおそれもある。
【0005】
そこで、本発明は、バルブリテーナに対する吐出弁の貼り付きを抑制した圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
圧縮機は、冷媒が吸入される吸入室と、吸入室の冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構によって圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、圧縮機構と吐出室とを連通する吐出孔の出口側に配置されたリードバルブ形式の吐出弁と、吐出弁が開弁したときに、吐出弁が当接して吐出弁の開度を制限するバルブリテーナと、バルブリテーナの表面にコーティングされたラバーと、を有している。そして、吐出弁と当接する、バルブリテーナにコーティングされたラバーの当接面が粗面に形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、冷媒を圧縮する圧縮機において、バルブリテーナに対する吐出弁の貼り付きを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
斜板式圧縮機の一例を示す縦断面図である。
第1実施形態におけるバルブリテーナの一例を示す斜視図である。
第1実施形態におけるバルブリテーナの一例の要部を示す斜視図である。
第1実施形態におけるバルブリテーナの当接面の一例を示す平面図である。
第1実施形態におけるバルブリテーナの他の例を示す斜視図である。
第2実施形態におけるバルブリテーナの一例を示す斜視図である。
第2実施形態におけるバルブリテーナの他の例を示す斜視図である。
第3実施形態におけるバルブリテーナの一例を示す斜視図である。
第3実施形態におけるバルブリテーナの第1変形例を示す斜視図である。
第3実施形態におけるバルブリテーナの第1変形例を示す要部断面図である。
第3実施形態におけるバルブリテーナの第2変形例を示す斜視図である。
第3実施形態におけるバルブリテーナの第2変形例を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、本実施形態が適用可能な圧縮機の一例として挙げられる、斜板式圧縮機1の一例を示している。斜板式圧縮機1は、例えば、図示しない車両の空調システムの冷媒循環回路に組み込まれ、冷媒循環回路の低圧側から冷媒を吸入して圧縮し、冷媒循環回路の高圧側に圧縮した冷媒を吐出する。
【0010】
斜板式圧縮機1は、複数のシリンダボア3Aが形成されたシリンダブロック3と、シリンダブロック3の軸方向の一端に接合されたフロントハウジング5と、シリンダブロック3の軸方向の他端にバルブプレート7を介して接合されたシリンダヘッド9と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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