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公開番号
2025078529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023191161
出願日
2023-11-08
発明の名称
電極の製造方法及び電池の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
4/139 20100101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】皺が抑えられた集電体を有する電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】集電体と、樹脂層と、を有する電極の製造方法であって、前記集電体と前記樹脂層とを溶着するとき、前記集電体と前記樹脂層との重なり代に応じて、加熱器の加熱温度を調整して溶着する工程を含む、電極の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
集電体と、樹脂層と、を有する電極の製造方法であって、
前記集電体と前記樹脂層との重なり代に応じて、加熱器の加熱温度を調整し、集電体と樹脂層とを溶着する工程を含む、電極の製造方法。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記集電体と前記樹脂層との重なり代が大きい場合、重なり代が小さい場合に比較して、加熱器の加熱温度を低下させる、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項3】
前記集電体と前記樹脂層とを溶着する前に、前記集電体と前記樹脂層との重なり代を確認する工程を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の電極の製造方法。
【請求項4】
前記集電体上に、正極活物質層又は負極活物質層をそれぞれ形成する工程を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の電極の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の電極の製造方法により電極を製造する工程と、
前記電極を、セパレータを介して、積層して積層体を製造する工程と、
前記積層体を、前記電極が有する樹脂層を溶着して封止する工程と、
を少なくとも含む、電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電極の製造方法及び電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
集電体の活物質未塗工面に、樹脂からなる補強部材を配置して集電体の皺や歪みが抑えられた電極を備えた電池が検討されている。
【0003】
特許文献1には、「金属箔によって構成された集電体の一方面に活物質層を有し、前記活物質層同士が互いに対向するように配置された正極及び負極と、前記正極と前記負極との間に配置され、前記活物質層間に介在するセパレータと、前記正極と前記負極との間に配置され、前記活物質層を囲むように前記集電体の縁部間を封止して電解液が収容される収容空間を形成するスペーサと、前記集電体において前記活物質層が位置しない未塗工部分を補強する補強部材と、を備え、前記集電体は、前記正極及び前記負極における前記活物質層の対向方向から見た場合に、前記スペーサと前記活物質層との間に前記未塗工部分を有しており、前記補強部材は、前記対向方向から見た場合に、前記活物質層と前記未塗工部分との境界と、前記スペーサと前記未塗工部分との境界とに跨るように、前記未塗工部分に沿って配置されている蓄電セル」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-69042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、電池を組み立てるに当たって、集電体と、樹脂層とを溶着する際、樹脂は熱膨張又は収縮するため、それに伴って集電体に皺が生じるおそれがある。特に、集電体と、樹脂層との重なり具合によっては、両者の熱膨張率及び収縮率の差が顕著となり、皺が生じるおそれが増加する。集電体の皺は、集電体の傷や破れに繋がり、例えば電池の電解液の封止性を低下させることにもなる。
【0006】
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、皺が抑えられた集電体を有する電極の製造方法を提供することにある。
本開示の他の実施形態が解決しようとする課題は、皺が抑えられた集電体を有する電極を備えた電池の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
<1>
集電体と、樹脂層と、を有する電極の製造方法であって、
前記集電体と前記樹脂層との重なり代に応じて、加熱器の加熱温度を調整し、集電体と樹脂層とを溶着する工程を含む、電極の製造方法。
<2>
前記集電体と前記樹脂層との重なり代が大きい場合、重なり代が小さい場合に比較して、加熱器の加熱温度を低下させる、<1>に記載の電極の製造方法。
<3>
前記集電体と前記樹脂層とを溶着する前に、前記集電体と前記樹脂層との重なり代を確認する工程を更に含む、<1>又は<2>に記載の電極の製造方法。
<4>
前記集電体上に、正極活物質層又は負極活物質層をそれぞれ形成する工程を更に含む、<1>~<3>のいずれか1つに記載の電極の製造方法。
<5>
<4>に記載の電極の製造方法により電極を製造する工程と、前記電極を、セパレータを介して、積層して積層体を製造する工程と、前記積層体を、前記電極が有する樹脂層を溶着して封止する工程と、を少なくとも含む、電池の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態によれば、皺が抑えられた集電体を有する電極の製造方法が提供される。また、本開示の他の実施形態によれば、皺が抑えられた集電体を有する電極を備えた電池の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1Aは、本開示の電極の製造方法に係る電極の構造の一例を示す概略上面図である。
図1Bは、図1AのA-A線断面図である。
図2は、本開示の電極の製造方法における溶着工程の一例を示す概略上面図である。
図3は、本開示の電極の製造方法における加熱器の加熱温度又は溶着温度と重なり代(距離)との関係を示すプロットである。
図4は、本開示の電池の構造の一例を示す概略断面図である(樹脂層は図示せず)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について説明する。説明は実施形態を例示するものであり、本開示の範囲を制限するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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