TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025077449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189638
出願日2023-11-06
発明の名称電池モジュール
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/211 20210101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケースの第1壁と第2壁の端部同士を接続する接続部にラミネート型電池セルが接触した場合に、電池セルの変形量を小さくできる電池モジュールを提供する。
【解決手段】ケース15の隣り合う第1壁24と第2壁26の端部同士を接続する接続部30の内面31が空間側に凸の曲面であり、且つ、曲面の少なくとも一部が第1壁側から第2壁側に向かうにつれて曲率半径が徐々に小さくなる曲率変化部であり、最も第1壁側に位置する電池セル60Fが曲率変化部に接触する部分を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
所定の第1方向に離間する一対の第1壁、前記第1方向に対して直交する第2方向に離間する一対の第2壁、及び、隣り合う前記第1壁と前記第2壁の端部同士を接続する4個の接続部、を有するケースと、
一対の前記第1壁、一対の前記第2壁、及び前記各接続部によって囲まれた空間に前記第1方向に沿って並んだ状態で収納され、前記第2方向に沿って延びる複数のラミネート型の電池セルと、
を備え、
前記接続部の内面が、前記第1方向及び前記第2方向に直交する直交方向に沿って前記ケースを見たときに前記空間側に凸の曲面であり、且つ、前記曲面の少なくとも一部が、前記第1壁側から前記第2壁側に向かうにつれて曲率半径が徐々に小さくなる曲率変化部であり、
最も前記第1壁側に位置する前記電池セルが、前記直交方向に沿って前記ケースを見たときに前記曲率変化部に接触する部分を備える電池モジュール。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
最も前記第1壁側に位置する前記電池セルの前記曲率変化部に接触する部分が、前記直交方向に沿って前記ケースを見たときに前記第2壁側に向かうにつれて厚みが小さくなっている厚み変化部である請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記曲面の所定部位の前記曲率半径が、前記電池セルの前記所定部位に接触する部位の前記厚みに0.5を掛けた寸法以上の大きさである請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記曲面全体が前記曲率変化部である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、複数のラミネート型の電池セルを積層することにより構成された電池セル積層体と、電池セル積層体を収納するケースと、を備える電池モジュールが開示されている。このケースは、上壁部、下壁部、及び上壁部と下壁部の外周部同士を接続する周壁部を有する。さらに周壁部は、一対の第1壁と、第1壁に対して直交し且つ第1壁に接続する一対の第2壁とを備える。各電池セルは、一対の第1壁の対向方向に沿って並んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-509524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ケースが、隣り合う第1壁と第2壁の端部同士を接続し、且つ、ケース内の空間側に突出する4個の接続部を備える場合がある。この場合、第1壁と対向する電池セルの長手方向の端部が接続部と干渉し、この端部が接続部と接触することにより大きく変形するおそれがある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、ケースの第1壁と第2壁の端部同士を接続する接続部にラミネート型電池セルが接触した場合に、電池セルの変形量を小さくできる電池モジュールを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様の電池モジュールは、所定の第1方向に離間する一対の第1壁、前記第1方向に対して直交する第2方向に離間する一対の第2壁、及び、隣り合う前記第1壁と前記第2壁の端部同士を接続する4個の接続部、を有するケースと、一対の前記第1壁、一対の前記第2壁、及び前記各接続部によって囲まれた空間に前記第1方向に沿って並んだ状態で収納され、前記第2方向に沿って延びる複数のラミネート型の電池セルと、を備え、前記接続部の内面が、前記第1方向及び前記第2方向に直交する直交方向に沿って前記ケースを見たときに前記空間側に凸の曲面であり、且つ、前記曲面の少なくとも一部が、前記第1壁側から前記第2壁側に向かうにつれて曲率半径が徐々に小さくなる曲率変化部であり、最も前記第1壁側に位置する前記電池セルが、前記直交方向に沿って前記ケースを見たときに前記曲率変化部に接触する部分を備える。
【0007】
第1態様の電池モジュールの接続部の内面が、第1方向及び第2方向に直交する直交方向に沿ってケースを見たときに空間側に凸の曲面である。さらに曲面の少なくとも一部が、第1壁側から第2壁側に向かうにつれて曲率半径が徐々に小さくなる曲率変化部である。さらに最も第1壁側に位置する電池セルが、直交方向に沿ってケースを見たときに曲率変化部に接触する部分を備える。そのため第1態様の電池モジュールは、ケースの接続部にラミネート型の電池セルが接触した場合に、厚み変化部の変形量を小さくできる。従って、接続部にラミネート型電池セルが接触した場合に、電池セルの変形量が小さくなる。
【0008】
第2態様の電池モジュールは、最も前記第1壁側に位置する前記電池セルの前記曲率変化部に接触する部分が、前記直交方向に沿って前記ケースを見たときに前記第2壁側に向かうにつれて厚みが小さくなっている厚み変化部である。
【0009】
第2態様の電池モジュールでは、曲率変化部に接触する部分を厚み変化部とすることで、接続部にラミネート型電池セルが接触した場合に、電池セルの変形量がより小さくなる。
【0010】
第3態様の電池モジュールは、第1態様において、前記曲面の所定部位の前記曲率半径が、前記電池セルの前記所定部位に接触する部位の前記厚みに0.5を掛けた寸法以上の大きさである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
方法
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
電池
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
18日前
トヨタ自動車株式会社
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
方法
21日前
トヨタ自動車株式会社
電池
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
電池
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
トヨタ自動車株式会社
金型
5日前
トヨタ自動車株式会社
自動車
25日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
17日前
トヨタ自動車株式会社
組電池
21日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
18日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
6日前
トヨタ自動車株式会社
充電器
26日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
17日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
25日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
3日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
5日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
5日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
17日前
続きを見る