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公開番号2025072976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183486
出願日2023-10-25
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60L 3/04 20060101AFI20250501BHJP(車両一般)
要約【課題】モータの制御装置においてマイコンに異常が発生した場合に集積回路による退避走行を行うことができる電動車両を提供すること。
【解決手段】モータの制御装置がマイコンと集積回路とを有する電動車両であって、集積回路は、マイコンからの遮断指令に応じてインバータをゲート遮断する指令をインバータに出力する第1出力部と、マイコンからの指令によらずにインバータに指令を出力する第2出力部と、マイコンの異常が検出された場合にインバータの遮断指令を生成して第2出力部に出力する指令生成部と、を有し、第2出力部は、指令生成部からの遮断指令に応じてインバータをゲート遮断する指令をインバータに出力し、マイコンの異常が検出された場合、集積回路はインバータに指令を出力する出力部を第1出力部から第2出力部に切り替えて、第2出力部からの指令によりインバータを制御して退避走行を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記インバータを制御するための指令を出力するマイコンと、前記マイコンと通信可能に接続された集積回路とを有する電動車両であって、
前記集積回路は、
前記マイコンから入力された前記インバータの遮断指令に応じて前記インバータをゲート遮断する指令を前記インバータに出力する第1出力部と、
前記マイコンからの指令によらずに前記インバータに指令を出力する第2出力部と、
前記マイコンの異常が検出された場合に前記インバータの遮断指令を生成して前記第2出力部に出力する指令生成部と、を有し、
前記第2出力部は、前記指令生成部から入力された前記インバータの遮断指令に応じて前記インバータをゲート遮断する指令を前記インバータに出力し、
前記マイコンの異常が検出された場合、前記集積回路は前記インバータに指令を出力する出力部を前記第1出力部から前記第2出力部に切り替えて、前記第2出力部からの指令により前記インバータを制御して退避走行を行う
ことを特徴とする電動車両。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第2出力部は、前記第1出力部とは異なる条件により前記インバータをゲート遮断する指令を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記制御装置と通信可能に接続された上位制御装置、をさらに備え、
前記指令生成部は、前記上位制御装置から入力された指令に応じて前記インバータの遮断指令を生成して前記第2出力部に出力し、
前記第2出力部は、前記指令生成部から入力された前記遮断指令と、前記上位制御装置から入力された前記インバータのゲート遮断を解除する解除指令とに基づいて前記インバータをゲート遮断する指令の出力を制御する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、走行用のモータを備えた電動車両において、モータの制御装置に異常が発生した場合に退避走行に移行することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-62930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車両では、モータの制御装置がマイコンと集積回路とを備えることができる。この場合、簡易な退避走行機能を集積回路に搭載し、マイコンに異常が発生した場合には集積回路による退避走行を行うことが考えられる。しかしながら、マイコンに異常が発生したことによって、マイコンから集積回路に出力される指令がインバータのゲートを遮断する指令に固定されてしまうと、インバータがゲート遮断した状態に固定されるので集積回路による退避走行を行えない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、モータの制御装置においてマイコンに異常が発生した場合に集積回路による退避走行を行うことができる電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、モータと、前記モータを駆動するインバータと、前記インバータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記インバータを制御するための指令を出力するマイコンと、前記マイコンと通信可能に接続された集積回路とを有する電動車両であって、前記集積回路は、前記マイコンから入力された前記インバータの遮断指令に応じて前記インバータをゲート遮断する指令を前記インバータに出力する第1出力部と、前記マイコンからの指令によらずに前記インバータに指令を出力する第2出力部と、前記マイコンの異常が検出された場合に前記インバータの遮断指令を生成して前記第2出力部に出力する指令生成部と、を有し、前記第2出力部は、前記指令生成部から入力された前記インバータの遮断指令に応じて前記インバータをゲート遮断する指令を前記インバータに出力し、前記マイコンの異常が検出された場合、前記集積回路は前記インバータに指令を出力する出力部を前記第1出力部から前記第2出力部に切り替えて、前記第2出力部からの指令により前記インバータを制御して退避走行を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、モータの制御装置においてマイコンに異常が発生した場合、インバータへ指令を出力する出力部が第1出力部から第2出力部に切り替わるので、マイコンからの遮断指令が固定されても集積回路による退避走行を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における電動車両を模式的に示す図である。
通常制御時の動作を説明するための図である。
マイコン異常時の動作を説明するための図である。
通常走行用の論理回路を示す図である。
退避走行用の論理回路を示す図である。
MG-ECUのマイコンに異常が発生した場合の制御を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における電動車両について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電動車両を説明するための図である。電動車両1は、第1モータ2と、第2モータ3と、第1インバータ4と、第2インバータ5と、MG-ECU10と、上位ECU20とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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