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公開番号2025077669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190042
出願日2023-11-07
発明の名称通信中継装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250512BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信の異常の有無を適切に判定する。
【解決手段】通信中継装置は、車載ネットワーク上の複数の制御装置の間のデータの送受信を中継する。通信中継装置は、中継しているデータの単位時間当たりの通信量を示す指標値が規定値よりも大きい場合に、通信が異常であると判定する。通信中継装置は、制御装置が実行中の機能の種別を示すサービス情報を、制御装置毎に取得する(S62)。通信中継装置は、取得した複数のサービス情報に応じて規定値の値を設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車載ネットワーク上の複数の制御装置の間のデータの送受信を中継することと、
中継しているデータの単位時間当たりの通信量を示す指標値が規定値よりも大きい場合に、通信が異常であると判定することと、
前記制御装置が実行中の機能の種別を示すサービス情報を、前記制御装置毎に取得することと、
取得した複数の前記サービス情報に応じて前記規定値の値を設定することと、
を実行する
通信中継装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記サービス情報である第1サービス情報とは別に、前記通信中継装置が実行中の機能の種別を示すサービス情報である第2サービス情報を取得することと、
取得した複数の前記第1サービス情報及び取得した前記第2サービス情報に応じて前記規定値の値を設定することと、
を実行する
請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項3】
複数の前記サービス情報の組み合わせと前記規定値との関係を示す設定テーブルを予め記憶しており、
取得した前記サービス情報を、前記設定テーブルに対応付けることにより前記規定値の値を設定すること、
を実行可能であり、
前記設定テーブルに対応付けるべき複数の前記サービス情報のうちの一部のみを取得し、且つ、取得した一部の前記サービス情報のみを前記設定テーブルに対応付けたときに複数の前記規定値の候補が存在する場合には、複数の前記規定値の候補のうちの最大値を前記規定値として設定すること、
を実行する
請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項4】
起動してから前記サービス情報に応じて前記規定値の値を設定するまでの期間では、前記サービス情報に応じて設定する前記規定値の値に代えて、初期値を前記規定値として設定すること、
を実行し、
前記初期値は、前記サービス情報に応じて設定し得る前記規定値のうちの最大値以上の値である
請求項1に記載の通信中継装置。
【請求項5】
車載ネットワーク上の複数の制御装置の間のデータの送受信を中継することと、
中継しているデータの単位時間当たりの通信量を示す指標値が規定値よりも大きい場合に、通信が異常であると判定することと、
予め定められた複数の動作モードのうちのどの前記動作モードで車両が動作しているかを判定することと、
前記車両が動作している前記動作モードに応じて前記規定値の値を設定することと、
を実行する
通信中継装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信中継装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の通信中継装置は、内部ネットワークと外部ネットワークとの間に介在している。通信中継装置は、内部ネットワーク上の複数のホストと外部ネットワークとの間のデータの送受信を中継している。また、通信中継装置は、内部ネットワークと外部ネットワークとの間の単位時間当たりの通信量を監視することで、内部ネットワークへの不正な侵入を検知する。具体的には、通信中継装置は、内部ネットワークと外部ネットワークとの間の単位時間当たりの通信量が予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定する。そして、通信中継装置は、内部ネットワークと外部ネットワークとの間の単位時間当たりの通信量が予め定められた閾値よりも大きい場合に、通信が異常である、すなわち不正な侵入があると判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-030287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなシステムでは、内部ネットワークの状況によって、内部ネットワークと外部ネットワークとの間の単位時間当たりの通信量が変わり得る。特に、特許文献1の通信中継装置の技術を車両のネットワークシステムに適用した場合、車両の動作の状況によって、通信中継装置が中継する単位時間当たりの通信量が大きく変わりやすい。したがって、特許文献1の通信中継装置の技術を車両のネットワークシステムに適用した場合、不正な侵入があると判定するための適切な閾値を一意に定めることが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための通信中継装置は、車載ネットワーク上の複数の制御装置の間のデータの送受信を中継することと、中継しているデータの単位時間当たりの通信量を示す指標値が規定値よりも大きい場合に、通信が異常であると判定することと、前記制御装置が実行中の機能の種別を示すサービス情報を、前記制御装置毎に取得することと、取得した複数の前記サービス情報に応じて前記規定値の値を設定することと、を実行する。
【0006】
上記課題を解決するための通信中継装置は、車載ネットワーク上の複数の制御装置の間のデータの送受信を中継することと、中継しているデータの単位時間当たりの通信量を示す指標値が規定値よりも大きい場合に、通信が異常であると判定することと、予め定められた複数の動作モードのうちのどの前記動作モードで車両が動作しているかを判定することと、前記車両が動作している前記動作モードに応じて前記規定値の値を設定することと、を実行する。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によれば、車両の動作の状況を加味して規定値の値が設定される。これにより、例えば規定値を特定の固定値として設定する場合に比べて、通信の異常の有無を適切に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、車両の概略構成図である。
図2は、判定制御を示すフローチャートである。
図3は、取得制御を示すシーケンス図である。
図4は、設定制御を示すフローチャートである。
図5は、設定テーブルの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<車両の概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図5にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。
【0010】
図1に示すように、車両100は、通信中継装置10、複数の制御装置20、DCM50、及びディスプレイ76を備えている。また、車両100は、第1外部バス61、第2外部バス62、第3外部バス63、及び第4外部バス64を備えている。なお、「DCM」は、Data Communication Moduleの略称である。
(【0011】以降は省略されています)

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