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公開番号
2025008067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023109923
出願日
2023-07-04
発明の名称
冷却ファン
出願人
株式会社酉島製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
F04D
29/60 20060101AFI20250109BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】水没の可能性がある冷却対象物に用いられる冷却ユニットの構成を簡素化する。
【解決手段】冷却ファン10は、筒状のケーシング20と、ケーシング20に取り付けられた防水モータ30と、ケーシング20内に配置されて冷却対象物5を冷却する羽根35と、浮力によって移動可能なカバー部材40とを備える。ケーシング20は、上端が閉鎖された本体部21と、冷却対象物5に取り付けられる取付部24とを有し、本体部21の上部に吸気口21aが形成され、取付部24に排気口24aが形成されている。カバー部材40は、吸気口21aを開放した降下位置から吸気口21aを覆った浮上位置へ移動可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延びて上端が閉鎖された本体部と、前記本体部の下端に連なって冷却対象物に取り付けられる取付部とを有し、前記本体部の上部に吸気口が形成され、前記取付部に排気口が形成された筒状のケーシングと、
前記ケーシングに取り付けられた防水モータと、
前記ケーシング内に配置され、前記防水モータによる回転によって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記排気口から排出して前記冷却対象物を冷却する羽根と、
前記吸気口を開放した降下位置から前記吸気口を覆った浮上位置へ、浮力によって移動可能なカバー部材と
を備える、冷却ファン。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記カバー部材は、水よりも比重が小さい構造体であり、前記本体部を取り囲む浮動リングによって構成されている、請求項1に記載の冷却ファン。
【請求項3】
前記カバー部材は、水よりも比重が小さい構造体であり、前記本体部内に直動可能に配置された浮動リングによって構成されている、請求項1に記載の冷却ファン。
【請求項4】
前記吸気口は、前記本体部に対して周方向に間隔をあけて2以上設けられており、
前記カバー部材は、水よりも比重が小さい構造体であり、前記2以上の吸気口の下側にそれぞれ回動自在に配置された浮動板によって構成されている、請求項1に記載の冷却ファン。
【請求項5】
前記排気口を開放した降下位置から前記排気口を覆った浮上位置へ、浮力によって移動可能な下側カバー部材を更に備える、請求項1に記載の冷却ファン。
【請求項6】
前記カバー部材は、
前記ケーシングを取り囲む筒状で可撓性を有するカバーと、
前記カバーの上端に取り付けられ、水よりも比重が小さい構造体からなる浮動部材と
によって構成されている、請求項1に記載の冷却ファン。
【請求項7】
上方方向において前記羽根と対応する位置に取り付けられた水位センサと、
前記水位センサの検出結果に基づいて前記羽根が浸かったと判断すると、前記防水モータを停止させる制御部と
を更に備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の冷却ファン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却ファンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された立軸ポンプは、密閉されたモータケーシングを備える耐水モータの搭載により、津波等によって想定外の水が建屋内に流れ込んで水没しても、運転を継続可能としている。耐水モータには、水没していない通常運転時に冷却するために冷却ユニットが必要である。特許文献1の冷却ユニットは、モータケーシングの外側に配置されるジャケットを備え、モータケーシングとジャケットの間に冷却媒体を封入した構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-83242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の冷却ユニットは、ポンプケーシングに対してジャケットを液密に取り付け、更に冷却媒体を封入する必要があるため、大掛かりで構成が複雑である。そのため、特許文献1の冷却ユニットには、構成の簡素化について改善の余地がある。この課題は、耐水モータ以外の冷却対象物であっても同様に生じ得る。
【0005】
本発明は、水没の可能性がある冷却対象物に用いられる冷却ユニットの構成の簡素化を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、上下方向に延びて上端が閉鎖された本体部と、前記本体部の下端に連なって冷却対象物に取り付けられる取付部とを有し、前記本体部の上部に吸気口が形成され、前記取付部に排気口が形成された筒状のケーシングと、前記ケーシングに取り付けられた防水モータと、前記ケーシング内に配置され、前記防水モータによる回転によって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記排気口から排出して前記冷却対象物を冷却する羽根と、前記吸気口を開放した降下位置から前記吸気口を覆った浮上位置へ、浮力によって移動可能なカバー部材とを備える、冷却ファンを提供する。
【0007】
ケーシング、防水モータ、及び羽根を備える冷却ファンによって冷却ユニットが構成されている。これにより、水没していない冷却対象物の通常運転時には、防水モータによる羽根の回転によって、冷却対象物を確実に冷却できる。この冷却ファンでは、冷却対象物に対するケーシングの取り付けに液密性は必要なく、冷却媒材の封入も必要ない。よって、ジャケットと冷却媒体によって冷却ユニットを構成する場合と比較して、構成を簡素化できる。
【0008】
冷却ファンは、吸気口を開放した降下位置から吸気口を覆った浮上位置へ、浮力によって移動可能なカバー部材を備える。これにより、耐水モータと一緒に冷却ファンが水没したとき、カバー部材によって吸気口を覆うことができるため、水と一緒に流入するゴミ等の異物によって吸気口が閉塞されることを防止できる。一方で、水位が低下すると、カバー部材も降下して吸気口を開放するため、冷却対象物の冷却処理に復帰したときの空気流路を保証できる。よって、作業者は復帰操作を何ら行うことなく、冷却ファンによって冷却対象物を冷却でき、冷却対象物の動作を保証できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、水没の可能性がある冷却対象物に用いられる冷却ユニットの構成を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る冷却ファンを用いた耐水モータを備える立軸ポンプを示す概略図。
図1のII部分の拡大断面図。
図2のIII-III線断面図。
水没した状態を示す図2と同様の拡大断面図。
第2実施形態に係る冷却ファンを示す図2と同様の拡大断面図。
第3実施形態に係る冷却ファンを示す図2と同様の拡大断面図。
第4実施形態に係る冷却ファンを示す図2と同様の拡大断面図。
図7のVIII-VIII線断面図。
第5実施形態に係る冷却ファンを示す図2と同様の拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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