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公開番号2025035825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143121
出願日2023-09-04
発明の名称立軸ポンプの異物回収装置
出願人株式会社酉島製作所
代理人個人,個人
主分類F04D 29/70 20060101AFI20250307BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】簡素な構成によって立軸ポンプの周辺の異物を回収可能にする。
【解決手段】異物回収装置10が、立軸ポンプ1の下端部の外周側に隣接して配置され、上方に開放された回収容器11と、回収容器11の上方に退避する退避位置と、回収容器11の内部に進入する進入位置との間で昇降可能な昇降板12と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
立軸ポンプの下端部の外周側に隣接して配置され、上方に開放された回収容器と、
前記回収容器の上方に退避する退避位置と、前記回収容器の内部に進入する進入位置との間で昇降可能な昇降板と、
を備える、立軸ポンプの異物回収装置。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記回収容器の内周面に設けられた環状の可撓部材を更に備え、
前記進入位置が、前記可撓部材よりも下方に設定される、
請求項１に記載の立軸ポンプの異物回収装置。
【請求項３】
前記回収容器が、上下方向の中央部に括れ部を有し、
前記進入位置が、前記括れ部よりも下方に設定される、
請求項１又は２に記載の立軸ポンプの異物回収装置。
【請求項４】
前記回収容器の底が、前記回収容器の前記内部を開放可能に閉鎖する下蓋により構成される、
請求項１又は２に記載の立軸ポンプの異物回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、立軸ポンプの異物回収装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、立軸ポンプの吸入口に取り付けられる濾過箱を備える異物除去装置を開示している。濾過箱は、内外二重構造を有し、外側の濾過箱は、ポンプに固定された内側の濾過箱に対し、上下方向に移動可能である。内側及び外側の両方の濾過箱において、外周面の全体にわたり、多数の液体通過孔が穿設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１１－６２９００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記の異物除去装置は、大型且つ複雑である。また、濾過箱の底は、吸込口に対して大きく下方に位置付けられている。吸込口と水槽底面との間の距離が短い場合には、この異物除去装置をポンプに適用できない。
【０００５】
本発明は、簡素な構成によって立軸ポンプの周辺の異物を回収可能にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様は、立軸ポンプの下端部の外周側に隣接して配置され、上方に開放された回収容器と、前記回収容器の上方に退避する退避位置と、前記回収容器の内部に進入する進入位置との間で昇降可能な昇降板と、を備える、立軸ポンプの異物回収装置を提供する。
【０００７】
上記構成によれば、回収容器が、立軸ポンプの下端部に隣接する。回収容器は外周側に配置されるため、吸込口と水槽底面との間の距離が短くても、回収容器を立軸ポンプに適用できる。回収容器は、上方に開放されており、昇降板が、回収容器の上方に退避する退避位置と、回収容器の内部に進入する進入位置との間で昇降可能である。昇降板が退避位置から進入位置へと下降すると、立軸ポンプの下端部の外周側の水面付近で滞留している異物を回収容器に押し込むことができる。簡易な構成により、異物を回収容器内で回収できる。
【０００８】
前記異物回収装置が、前記回収容器の内周面に設けられた環状の可撓部材を更に備え、前記進入位置が、前記可撓部材よりも下方に設定されてもよい。
【０００９】
上記構成によれば、昇降板が退避位置から下降すると、昇降板は異物と共に可撓部材の下方の進入位置まで移動する。その後に昇降板が上昇して可撓部材よりも上方へ移動しても、異物の浮上は可撓部材の下面で抑制される。一旦回収容器に回収された異物が、回収容器内に留まりやすくなる。
【００１０】
前記回収容器が、上下方向の中央部に括れ部を有し、前記進入位置が、前記括れ部よりも下方に設定されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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