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公開番号
2025075664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186982
出願日
2023-10-31
発明の名称
シール構造
出願人
株式会社酉島製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
F16J
15/44 20060101AFI20250508BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】流体のハウジング内への浸入及びハウジング外への漏れを有効に抑制できるシール構造を提供する。
【解決手段】シール構造10は、潤滑液Lを貯留する貯液部18と外部を仕切る仕切壁13を有するハウジング12と、貫通孔15内に位置するように回転軸20に取り付けられたシールリング21と、貫通孔15の孔壁16とシールリング21の間の隙間によって構成されたシール空間部25と、貯液部18内とシール空間部25内の圧力差によって潤滑液Lを供給可能な給液通路27とを備える。シール空間部25は、貯液部18側に向かうに従って回転軸20の径方向外側に傾斜した傾斜部25bを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸を貫通させる貫通孔が形成され、潤滑液を貯留する貯液部と外部を仕切る仕切壁を有するハウジングと、
前記貫通孔の孔壁に沿って延びる外周面を有し、前記貫通孔内に位置するように前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体に回転するシールリングと、
前記貫通孔の前記孔壁と前記シールリングの前記外周面との間の隙間によって構成されたシール空間部と、
前記貯液部内を臨むように開口した入口と、前記シール空間部内を臨むように開口した出口とを有するように前記仕切壁に設けられ、前記貯液部内と前記シール空間部内の圧力差によって、前記貯液部内の前記潤滑液を前記シール空間部内に供給可能な給液通路と
を備え、
前記シール空間部は、前記貯液部側に向かうに従って前記回転軸の径方向外側に傾斜した傾斜部を含む、シール構造。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記給液通路は、
前記入口を含み、前記回転軸に沿って延びる流入部と、
前記出口を含み、内径が前記流入部の内径よりも小さく、前記回転軸の径方向に沿って延びる流出部と
を有し、
前記流出部の前記出口は、前記シール空間部の前記傾斜部を臨むように開口している、請求項1に記載のシール構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたシール構造は、ポンプ及び圧縮機等に用いられ、ハウジングの外壁に、複数の環状溝によって構成された2種のラビリンスシール部を備える。第1ラビリンスシール部は、ハウジングの外壁のうち回転軸の外周面と対向する貫通孔の内周面(孔壁)に設けられている。第2ラビリンスシール部は、ハウジングの外壁のうち回転軸に対して垂直に延びる外側面に設けられ、回転軸には第2ラビリンスシール部に対向するようにロータが取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-196186号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシール構造では、ハウジングの内部と外部の圧力差について、何ら考慮されていない。そのため、一対のラビリンスシール部による流動抵抗によって、液体の浸入及び漏れの抑制は可能であるが、昇温によって気化した霧状体の場合、高圧側から低圧側へ浸入又は漏れが生じ得る。
【0005】
本発明は、流体のハウジング内への浸入及びハウジング外への漏れを有効に抑制できるシール構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、回転軸を貫通させる貫通孔が形成され、潤滑液を貯留する貯液部と外部を仕切る仕切壁を有するハウジングと、前記貫通孔の孔壁に沿って延びる外周面を有し、前記貫通孔内に位置するように前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体に回転するシールリングと、前記貫通孔の前記孔壁と前記シールリングの前記外周面との間の隙間によって構成されたシール空間部と、前記貯液部内を臨むように開口した入口と、前記シール空間部内を臨むように開口した出口とを有するように前記仕切壁に設けられ、前記貯液部内と前記シール空間部内の圧力差によって、前記貯液部内の前記潤滑液を前記シール空間部内に供給可能な給液通路とを備え、前記シール空間部は、前記貯液部側に向かうに従って前記回転軸の径方向外側に傾斜した傾斜部を含む、シール構造を提供する。
【0007】
このシール構造では、回転軸の回転によってシールリングが一体に回転することにより、シール空間部内の気体が連れ回りによって旋回する。シール空間部内での気体の流速が上がると、シール空間部内の圧力は低下し、貯液部内の圧力よりも低くなる。これにより、貯液部内の潤滑液が給液通路を通ってシール空間部内に流入する。シール空間部内で潤滑液は、遠心力の作用によって径方向外側へ流れるため、傾斜部を通って貯液部に戻される。
【0008】
このように、本態様のシール構造では、回転軸の回転によって、貯液部から給液通路及びシール空間部の傾斜部を順に経て、貯液部に戻る潤滑液の循環流が生じる。そのため、シール空間部を介したハウジングの内部と外部の連通は、潤滑液によって遮断される。よって、流体のハウジング内への浸入及びハウジング外への漏れを有効に抑制できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のシール構造では、流体のハウジング内への浸入及びハウジング外への漏れを有効に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るシール構造の断面図。
図1のII部分の拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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