TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025018152
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121629
出願日
2023-07-26
発明の名称
ポンプ吸液槽
出願人
株式会社酉島製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
F04D
13/16 20060101AFI20250130BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】適用するポンプの自由度を向上できるポンプ吸水槽を提供する。
【解決手段】ポンプ吸液槽10は、吸込口6aの下側に間隔をあけて設けられた底面20と、ポンプケーシング6に対して流幅方向に間隔をあけて設けられた一対の側面21と、ポンプケーシング6に対して下流側に間隔をあけて設けられた端面22と、ポンプケーシング6に対して上流側に間隔をあけて設けられ、下流側に向かうに従って底面20との間の開口面積を漸減させる面取り面24と、ポンプケーシング6と端面22の間に設けられて幅方向に延びる梁26とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
吸込口の下側に間隔をあけて設けられ、ポンプケーシングに対して液体の流入方向の上流側から下流側に延びる底面と、
前記ポンプケーシングに対して前記流入方向に交差する方向である幅方向に間隔をあけて設けられ、前記底面の前記幅方向両側から上向きにそれぞれ突出した一対の側面と、
前記ポンプケーシングに対して前記下流側に間隔をあけて設けられ、前記底面及び前記一対の側面それぞれの前記下流側を塞ぐ端面と、
前記ポンプケーシングに対して前記上流側に間隔をあけて設けられ、排出可能な最低液位の下側に隣接するように、前記一対の側面にそれぞれ連なって前記幅方向に延び、前記下流側に向かうに従って前記底面との間の開口面積を漸減させる面取り面と、
前記ポンプケーシングと前記端面の間に設けられ、前記最低液位の下側に隣接して前記幅方向に延びる梁と
を備える、ポンプ吸液槽。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記底面には、前記ポンプケーシングの前記上流側から前記下流側に向けて上向きに傾斜した突出部が形成されている、請求項1に記載のポンプ吸液槽。
【請求項3】
前記突出部の前記幅方向両側には、下側に向かうに従って前記幅方向外側へ傾斜した一対の側部傾斜面が形成されている、請求項2に記載のポンプ吸液槽。
【請求項4】
前記一対の側面と前記端面の間に、前記下流側に向かうに従って前記幅方向中央側へ傾斜した角部傾斜面をそれぞれ備え、
前記梁は、一対の前記角部傾斜面にそれぞれ連なっている、請求項1から3のいずれか1項に記載のポンプ吸液槽。
【請求項5】
前記底面、前記側面、及び前記角部傾斜面にそれぞれ連なり、前記底面から上側へ向かうに従って前記幅方向外側に傾斜して前記側面に連なる側方下部傾斜面を備える、請求項4に記載のポンプ吸液槽。
【請求項6】
前記底面、前記端面、及び前記角部傾斜面にそれぞれ連なり、前記底面から上側へ向かうに従って前記下流側に傾斜して前記端面に連なる後方下部傾斜面を備える、請求項4に記載のポンプ吸液槽。
【請求項7】
前記端面は、上方から見て三角形状をなすように前記上流側へ突出し、上下方向に延びる柱部を備える、請求項6に記載のポンプ吸液槽。
【請求項8】
前記柱部は、前記上流側に向かうに従って幅方向中央側に傾斜し、互いに先端が連なる一対の後方傾斜面を有し、
前記一対の後方傾斜面と一対の前記後方下部傾斜面にそれぞれ連なる一対の連続面を更に備える、請求項7に記載のポンプ吸液槽。
【請求項9】
前記一対の側面及び前記端面それぞれの上端に連なる天面を含む天壁を備え、
前記面取り面は、前記天壁の一部によって構成され、
前記天壁には、前記ポンプケーシングを貫通させる貫通部が形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のポンプ吸液槽。
【請求項10】
前記一対の側面及び前記端面それぞれの上端は、開放されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のポンプ吸液槽。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ吸液槽に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたポンプ吸水槽は、内部での渦流の発生を抑制することによって振動等を低減するようにしている。このポンプ吸水槽は、底壁、両側立壁、後側立壁、及び天壁を備え、天壁に連なるようにポンプケーシングが一体に形成されたクローズド式である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-206885号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたポンプ吸水槽は、ポンプケーシングを一体に備えるため、適用するポンプの変更はできない。よって、特許文献1のポンプ吸水槽には、適用するポンプの自由度向上について改善の余地がある。
【0005】
本発明は、適用するポンプの自由度を向上できるポンプ吸液槽を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ポンプ吸液槽内で生じ得る渦流には、空気吸込渦及び液中渦が含まれる。空気吸込渦は、液面からポンプの吸込口にかけて延び、液面上の空気を連続的又は断続的に含む渦であり、ポンプ吸液槽内のうちポンプケーシング(揚液管)の周囲で発生する。液中渦は、ポンプ吸液槽を画定する壁からポンプの吸込口に延び、キャビテーションによる気体(泡)を連続的又は断続的に含む渦であり、ポンプ吸液槽内のうちポンプケーシングの周囲で発生する。そのうち、空気吸込渦と液中渦の発生は、液体の排出によりポンプケーシング付近の流速が急激に速くなることに起因することを、本願の発明者らは見いだした。本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
【0007】
本発明の一態様は、吸込口の下側に間隔をあけて設けられ、ポンプケーシングに対して液体の流入方向の上流側から下流側に延びる底面と、前記ポンプケーシングに対して前記流入方向に交差する方向である幅方向に間隔をあけて設けられ、前記底面の前記幅方向両側から上向きにそれぞれ突出した一対の側面と、前記ポンプケーシングに対して前記下流側に間隔をあけて設けられ、前記底面及び前記一対の側面それぞれの前記下流側を塞ぐ端面と、前記ポンプケーシングに対して前記上流側に間隔をあけて設けられ、排出可能な最低液位の下側に隣接するように、前記一対の側面にそれぞれ連なって前記幅方向に延び、前記下流側に向かうに従って前記底面との間の開口面積を漸減させる面取り面と、前記ポンプケーシングと前記端面の間に設けられ、前記最低液位の下側に隣接して前記幅方向に延びる梁とを備える、ポンプ吸液槽を提供する。
【0008】
ポンプ吸液槽は、底面、一対の側面、端面、面取り面、及び梁を備え、これらがポンプケーシングに対し、いずれも間隔をあけて設けられている。つまり、ポンプ吸液槽とポンプケーシングは別に設けられているため、ポンプ吸液槽に適用可能なポンプは限定されない。よって、適用するポンプの自由度を向上できる。
【0009】
ポンプケーシングの上流側に、最低液位の下側に隣接するように、下流側に向かうに従って底面との間の開口面積を漸減させる面取り面を備える。これにより、ポンプ吸液槽内では、上流側から下流側に向かうに従って液体の流速が徐々に早くなる。よって、ポンプケーシングの付近で液体の流速が急激に速くなること及び流れの剥離に起因する空気吸込渦の発生を抑制できる。
【0010】
ポンプケーシングと端面の間に、最低液位の下側に隣接して幅方向に延びる梁を備える。この梁によって、閉鎖されたポンプケーシングよりも下流側の領域で発生し得る空気吸込渦及び水中渦を破壊できる。よって、ポンプ吸液槽内での渦流の発生を抑制できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社酉島製作所
ポンプ
29日前
株式会社酉島製作所
冷却ファン
18日前
株式会社酉島製作所
立軸ポンプ
18日前
株式会社酉島製作所
ポンプ吸液槽
1日前
個人
扇子揺動システム
29日前
株式会社遠藤照明
筒型送風機
2日前
日機装株式会社
ポンプ装置
2か月前
日機装株式会社
ポンプ装置
2か月前
個人
流体を送れるし送れないファン
今日
株式会社酉島製作所
ポンプ
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
29日前
株式会社デンソー
清掃装置
2か月前
ダイキン工業株式会社
遠心ファン
21日前
株式会社フクハラ
圧縮空気生成装置
2か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
3か月前
デンカ株式会社
ポンプ
1か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
3か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
3か月前
株式会社不二越
油圧ユニット
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
3か月前
株式会社IHI
圧縮機
3か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
3か月前
株式会社フクハラ
自動ドレン排出装置
14日前
株式会社酉島製作所
冷却ファン
18日前
株式会社酉島製作所
立軸ポンプ
18日前
株式会社島津製作所
真空ポンプ
1か月前
CKD株式会社
圧縮空気供給機
2か月前
スリーアップ株式会社
検知装置
2か月前
個人
ゼンマイによる回転体起動時電力節約装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
18日前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
3か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ吸液槽
1日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
4か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
3か月前
続きを見る
他の特許を見る