特許ウォッチ

公開番号2025017112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120002
出願日2023-07-24
発明の名称筒型送風機
出願人株式会社遠藤照明
代理人
主分類F04D 29/66 20060101AFI20250129BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】空気吹出口を出る空気流の拡散が小さい筒型送風機において、騒音を低減すること。
【解決手段】本発明に係る筒型送風機は、後端に空気吸入口、前端に空気吹出口が設けられた筒と、前記筒の内部に設けられたファンを備え、ファンが回転することにより送風する筒型送風機であって、前記筒の、前記ファンを含む断面において、前記筒の少なくとも一部に開口部が設けられおり、好ましくは、前記筒は、一方の側面が常に上側、他方の側面が常に下側を向くように設置可能であり、前記開口部は、前記筒の下側に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
後端に空気吸入口、前端に空気吹出口が設けられた筒と、前記筒の内部に設けられたファンを備え、前記ファンが回転することにより送風する筒型送風機であって、
前記筒の、前記ファンを含む断面において、前記筒の少なくとも一部に開口部が設けられた筒型送風機。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記筒は、一方の側面が常に上側、他方の側面が常に下側を向くように設置可能であり、
前記開口部は、前記筒の下側に設けられた、
請求項１記載の筒型送風機。
【請求項３】
前記筒の内部における前記ファンの前側に整流板が設けられた、
請求項１記載の筒型送風機。
【請求項４】
前記ファンの後側における前記筒の少なくとも一部に前記開口部が設けられた、
請求項１記載の筒型送風機。
【請求項５】
前記筒の外側の少なくとも上側において、前記開口部を覆う板が設けられた、
請求項１記載の筒型送風機。
【請求項６】
前記開口部に、前記開口部を塞ぐように、柔軟性を有するフィルムが張られた、
請求項１記載の筒型送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、筒型送風機に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
筒型送風機は、例えばトンネル用送風機や、ドライヤー・空気清浄機などの送風機応用製品において、空気流の拡散が少なく、限られた領域に風の流れを作る送風機として用いられる。
【０００３】
特許文献１には、ハウジングを備え、その第１端部に空気吸込口、第２端部に空気吹出口を有し、その間に回転ファン及び空気案内用のベーン（整流板）を備えた、空気流の拡散が小さい空気流発生装置が開示されている。回転ファンは羽根を備え、羽根の数とベーンの数を変えることにより騒音の低減が図れるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特表２００７－５２９６８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明者は、比較的静かな環境であるオフィス等において使用でき、人のいる場所など特定の場所に送風するため、向きを変えることのできる送風機を開発している。その際、向きを変えるために送風機の筐体が露出しているため、天井埋込型の送風機と比べて騒音が気になる場合がある。そこで、本発明者は、空気流の拡散が少ない筒型送風機を開発するにあたって、騒音の低減を図ることを開発課題とした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、後端に空気吸入口、前端に空気吹出口が設けられた筒と、前記筒の内部に設けられたファンを備え、前記ファンが回転することにより送風する筒型送風機であって、前記筒の、前記ファンを含む断面において、前記筒の少なくとも一部に開口部が設けられた筒型送風機である。
【０００７】
本発明において、前記筒は、一方の側面が常に上側、他方の側面が常に下側を向くように設置可能であり、前記開口部は、前記筒の下側に設けられていてもよい。
【０００８】
本発明において、前記筒の内部における前記ファンの前側に整流板が設けられていてもよい。
【０００９】
本発明において、前記ファンの後側における前記筒の少なくとも一部に前記開口部が設けられていてもよい。
【００１０】
本発明において、前記筒の外側の少なくとも上側において、前記開口部を覆う板が設けられていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許