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公開番号2024164692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080360
出願日2023-05-15
発明の名称圧縮空気生成装置
出願人株式会社フクハラ
代理人個人
主分類F04B 41/00 20060101AFI20241120BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】外気の接触による圧縮空気の温度低下及びドレンの発生を防ぎ、性能を最大限に有効活用可能な圧縮空気生成装置を提供する。
【解決手段】圧縮空気圧回路を内蔵して成る圧縮空気生成装置であって、該圧縮空気圧回路は、少なくとも前段から順に、給油式コンプレッサと、オイルタンクと、エアドライヤと、油分除去装置と、から構成される各種機器を備え、該各種機器が一の筐体内にケーシングされエア配管を介して夫々接続されて成ると共に、該油分除去装置と筐体から後段へ送気可能な吹出口とがエア配管を介して接続されて成る手段を採る。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
圧縮空気圧回路を内蔵して成る圧縮空気生成装置であって、
該圧縮空気圧回路は、少なくとも前段から順に、給油式コンプレッサと、オイルタンクと、エアドライヤと、油分除去装置と、から構成される各種機器を備え、
該各種機器が一の筐体内にケーシングされエア配管を介して夫々接続されて成ると共に、該油分除去装置と筐体から後段へ送気可能な吹出口とがエア配管を介して接続されて成ることを特徴とする圧縮空気生成装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記各種機器及びエア配管が平面視略直線状に配設され成ることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気生成装置。
【請求項3】
前記オイルタンクと前記エアドライヤとを接続するエア配管の所定中間箇所に、プレクーラーが配設されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮空気生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮空気圧回路を構成する各種機器、コンプレッサと、オイルタンクと、エアドライヤと、油分除去装置が、一の筐体内にケーシングされて成る圧縮空気生成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
コンプレッサによって生成される圧縮空気は、スプレー塗装や、電車の自動開閉装置等、様々な用途に使用されている。そして、かかる圧縮空気の用途によっては、コンプレッサから圧縮空気が吐出されるまでの空気圧回路の中間において、エアドライヤやサイクロンセパレータ、油分除去装置といった各種機器が配設される。
【0003】
しかしながら、従来の圧縮空気圧回路の構成によると、各種機器同士を接続するエア配管が各種機器の配設状況に伴って伸長されると、外気との接触部分が増加し、通過する圧縮空気の温度低下及び飽和水蒸気量が低下し、エア配管内でドレンが生じやすくなる、といった問題があった。また、生じたドレンが、圧縮空気内の油分除去用に使用される油分除去装置へ流入し、充填された除去素材の劣化を早めてしまう、といった問題もあった。
そのため、エア配管の伸長による圧縮空気の温度低下を防ぐと共に、油分除去装置へ水分を流入させることがない技術が求められていた。
【0004】
そこで、本出願人は、エアドライヤと油水分離装置を一体に構成し、コンプレッサにて生成された圧縮空気をエアドライヤで乾燥させることで発生したドレンを、油水分離装置を通過させることで清水化し排出する、といった技術を開発し、特許第3368429号公報(特許文献1)に記載の技術提案を行っている。また、サイクロンセパレータ及び油吸着装置を配設させることで、コンプレッサにて生成された圧縮空気中の水分及びオイルミストの分離・除去を行い、清浄な圧縮空気として後段へ送気する、といった技術を開発し、特許第6713596号公報(特許文献2)に記載の技術提案を行っている。
【0005】
しかしながら、特許文献1の提案によれば、エアドライヤから油水分離装置までのドレン配管を短くすることによるドレン処理の効率化には有用であるものの、油水分離装置の用途はエアドライヤから排出されるドレンに対して分離・除去を行うものであり、上記問題の解決には至っていない。
また、特許文献2の提案によれば、サイクロンセパレータによる水分や異物の分離・除去には有用ではあるものの、送気される圧縮空気自体が高温のままであり、油吸着装置内との気温差によって圧縮空気の温度が低下し、装置内にてドレンが発生してしまう場合があり、やはり上記問題の解決には至っていない。
【0006】
本出願人は、以上のような従来の圧縮空気圧回路において、エア配管の伸長によってドレンが生じる現象に着目し、圧縮空気圧回路を構成する各種機器を近接箇所に配設できないものかとの着想の元、一の筐体内にコンプレッサ、オイルタンク、エアドライヤ、油分除去装置を夫々配設しエア配管を短くすることで、エア配管と外気の接触による圧縮空気の温度低下及びドレン生成を防ぐと共に、エアドライヤの後段に油分除去装置を配設することで該油分除去装置内へのドレン流入を防止する圧縮空気生成装置を開発し、本発明にかかる「圧縮空気生成装置」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第3368429号公報
特許第6713596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑み、外気の接触による圧縮空気の温度低下及びドレンの発生を防ぎ、性能を最大限に有効活用可能な圧縮空気生成装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、圧縮空気圧回路を内蔵して成る圧縮空気生成装置であって、該圧縮空気圧回路は、少なくとも前段から順に、給油式コンプレッサと、オイルタンクと、エアドライヤと、油分除去装置と、から構成される各種機器を備え、該各種機器が一の筐体内にケーシングされエア配管を介して夫々接続されて成ると共に、該油分除去装置と筐体から後段へ送気可能な吹出口とがエア配管を介して接続されて成る手段を採る。
【0010】
また、本発明は、前記各種機器及びエア配管が平面視略直線状に配設され成る手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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