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公開番号2024175479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093300
出願日2023-06-06
発明の名称ポンプ
出願人株式会社酉島製作所
代理人個人,個人
主分類F04D 29/66 20060101AFI20241211BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ポンプの軽量化と空気吸込渦の抑制とを両立する。
【解決手段】ポンプ10は、水槽1の底近傍から上向きに延びるケーシング11と、ケーシング11内で上下方向に延在し、羽根車25と連結された回転軸20と、ケーシング11の外周側で上下方向に延在する1以上の延在部材32と、ケーシング11に対して延在部材32を周方向に変位させる変位機構50と、ケーシング11に延在部材32を取外し可能に固定する固定機構40と備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水槽の底近傍から上向きに延びるケーシングと、
前記ケーシング内で上下方向に延在し、羽根車と連結された回転軸と、
前記ケーシング外で上下方向に延在する1以上の延在部材と、
前記ケーシングに対して前記延在部材を前記ケーシングの中心軸周りに周方向に変位させる変位機構と、
前記ケーシングに前記延在部材を取外し可能に固定する固定機構と、
を備える、ポンプ。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記延在部材の本数が2つであり、2つの前記延在部材が、周方向に60度から120度離れて配置される、
請求項1に記載のポンプ。
【請求項3】
前記1以上の延在部材の下端を支持するベース部材を更に備え、
前記ベース部材は、軸方向に見て円弧状に形成されたベースセグメントを含む、
請求項1に記載のポンプ。
【請求項4】
前記変位機構は、
前記ケーシングの外周側で周方向に延びるレールと、
前記レールに沿って移動可能な可動部と、
前記可動部と前記1以上の延在部材とを連結する連結部材と、
を有し、
前記可動部の移動に応じて、前記延在部材が前記ケーシングに対して周方向に変位する、
請求項1に記載のポンプ。
【請求項5】
前記レールが、前記延在部材の上端よりも上方に配置され、
前記1以上の延在部材が、前記連結部材を介し、前記可動部に吊り下げられる、
請求項4に記載のポンプ。
【請求項6】
前記1以上の延在部材の上端同士を互いに接続する接続部材を更に備え、
前記連結部材の下端が、前記接続部材に係止される、
請求項1に記載のポンプ。
【請求項7】
前記固定機構が、
前記延在部材に取り付けられ、ボルトが挿通されるボルト挿入穴を有するブラケットと、
前記ケーシングに周方向に間隔をあけて設けられ、前記ボルトが挿入される複数のボルト挿入穴と、
を有する、請求項1に記載のポンプ。
【請求項8】
前記ケーシングが、第1ケーシング部材、及び前記第1ケーシング部材の端部と連結される第2ケーシング部材を有し、前記第1ケーシング部材は、前記端部に前記第2ケーシング部材との連結のため径方向外周側に突出するフランジを有し、
前記複数のボルト挿入穴が、前記フランジに設けられる、
請求項7に記載のポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、水槽の底近傍から上向きに延在するケーシングを備えた立軸ポンプを開示している。水は、水槽からケーシング下端の吸込口を介してケーシング内に流入する。水位が低いと、空気吸込渦が水面から吸込口にかけて発生する。空気がケーシングに流入すると、吐出量が少なくなる。空気吸込渦の発生を防止するため、この立軸ポンプには、吸込口を外囲する円環状のベース部材と、ケーシングの外周側で周方向に等間隔をあけて配置された4本の軸部材とが設けられる。各軸部材は、下端でベース部材に支持され、上端でケーシングに支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5436605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空気吸込渦は、水槽の形状により、周方向において様々な位置で発生する。ポンプが上記のようなベース部材及び複数の軸部材を備える場合には、様々な水槽の形状に対応して、空気吸込渦を抑制し得る。しかし、ベース部材及び軸部材がポンプの全周にわたって配置されるため、ポンプ全体の重量が大きくなり、ポンプの製造コストが嵩む。
【0005】
本発明は、ポンプの軽量化と空気吸込渦の抑制とを両立することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、水槽の底近傍から上向きに延びるケーシングと、前記ケーシング内で上下方向に延在し、羽根車と連結された回転軸と、前記ケーシング外で上下方向に延在する1以上の延在部材と、前記ケーシングに対して前記延在部材を前記ケーシングの中心軸周りに周方向に変位させる変位機構と、前記ケーシングに前記延在部材を取外し可能に固定する固定機構と、を備える、ポンプを提供する。
【0007】
上記構成によれば、変位機構及び固定機構の作用で、延在部材をケーシングの中心軸周りに周方向に変位させ、この変位後に延在部材をケーシングに固定できる。そのため、水槽の形状ひいては空気吸込渦の発生位置に応じて、延在部材のケーシングに対する取付位置を周方向に調整できる。すると、延在部材を全周にわたって配置しなくても、水槽の形状に関わらず、空気吸込渦の発生を抑制可能になる。延在部材の本数を削減でき、ポンプの軽量化を実現できる。
【0008】
前記延在部材の本数が2つであり、2つの前記延在部材が、周方向に60度から120度離れて配置されてもよい。
【0009】
本件発明者は、空気吸込渦は、水槽内における水の流れ方向において、ケーシングの中心軸よりも下流側の2か所に形成されるとの知見を得た。上記構成によれば、2本の延在部材で2か所の空気吸込渦をそれぞれ効果的に抑制でき、軽量化と渦抑制とを両立できる。
【0010】
前記ポンプが、前記1以上の延在部材の下端を支持するベース部材を更に備え、前記ベース部材は、軸方向に見て円弧状に形成されたベースセグメントを含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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