TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025023261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024211162,2023205682
出願日2024-12-04,2023-12-05
発明の名称ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法、及び、ポリテトラフルオロエチレンパウダー
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08F 14/26 20060101AFI20250206BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】清浄な作業環境を実現できるポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法、及び、ポリテトラフルオロエチレンパウダーを提供する。
【解決手段】見掛密度が0.40g/ml以下、平均粒径が700μm以上であるポリテトラフルオロエチレンパウダー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
見掛密度が0.40g/ml以下、平均粒径が700μm以上であるポリテトラフルオロエチレンパウダー。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
下記条件で行われる舞立ち感応試験における舞立ち感応指数が2以下である請求項1記載のポリテトラフルオロエチレンパウダー。
(舞立ち感応試験)
18Lのプラスチック容器に、巾133mm、長さ205mm、深さ70mmのステンレス製計量スコップで掬い取ったポリテトラフルオロエチレンパウダーを高さ1.2mmから落とした際に発生する舞い立ち量を比較する。比較は3人が目視で行い、以下の要領で指数化する(舞立ち感応指数)。
1:明らかに舞立ちが見られない。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認する事が出来ない状態。)
2:舞立ちはあるが、微量である。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認する事が出来るが、5秒後には目視確認が出来なくなるような微量の舞立ちである状態。)
3:舞立ちがあり、作業者の衣服への付着が懸念される。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から約5cmの上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認することが出来、僅かではあるがプラスチックを置いてある床面にポリテトラフルオロエチレンパウダーの微粉の堆積が認められる状態。作業者の衣服や靴にポリテトラフルオロエチレンパウダーの付着が懸念される。但し、堆積量は計量が困難な程度の僅かである。)
4:明らかに舞い立ちが見られる。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から約10cmの上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認することが出来る状態。)
【請求項3】
平均粒径が700μm以上、見掛密度が0.40g/ml以下であり、42メッシュ以下の微粉を3重量%以下含むポリテトラフルオロエチレンパウダー。
【請求項4】
ポリテトラフルオロエチレンファインパウダーである請求項3記載のポリテトラフルオロエチレンパウダー。
【請求項5】
ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの原料として使用され、平均粒径が700μm以上、見掛密度が0.40g/ml以下であるポリテトラフルオロエチレンパウダー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法、及び、ポリテトラフルオロエチレンパウダーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂に電離性放射線を照射した後、粉砕することで、フッ素樹脂を微粉化する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-139204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、電離性放射線が照射されるフッ素樹脂について、「粉状、粒状、繊維状、予備成型したもの等のいかなるものでもよい。」との記載があるだけで、十分な検討が進められていなかった。
【0005】
本開示は、清浄な作業環境を実現できるポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法、及び、ポリテトラフルオロエチレンパウダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示(1)は、平均粒径が700μm以上のポリテトラフルオロエチレンパウダーに電離性放射線を照射する工程を経て、平均粒径が20μm以下のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーを得るポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法(以下、「本開示の製造方法」とも記載する)である。
【0007】
本開示(2)は、前記ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーは、380℃での溶融粘度が1×10

~7×10

Pa・sである本開示(1)記載のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法である。
【0008】
本開示(3)は、前記ポリテトラフルオロエチレンパウダーは、見掛密度が0.40g/ml以下である本開示(1)又は(2)記載のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法である。
【0009】
本開示(4)は、前記ポリテトラフルオロエチレンパウダーは、目開き700μm~2mmの篩で篩い分けすることで得られたものである本開示(1)~(3)のいずれかに記載のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法である。
【0010】
本開示(5)は、前記ポリテトラフルオロエチレンパウダーは、下記条件で行われる舞立ち感応試験における舞立ち感応指数が2以下である本開示(1)~(4)のいずれかに記載のポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法である。
(舞立ち感応試験)
18Lのプラスチック容器に、巾133mm、長さ205mm、深さ70mmのステンレス製計量スコップで掬い取ったポリテトラフルオロエチレンパウダーを高さ1.2mmから落とした際に発生する舞い立ち量を比較する。比較は3人が目視で行い、以下の要領で指数化する(舞立ち感応指数)。
1:明らかに舞立ちが見られない。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認する事が出来ない状態。)
2:舞立ちはあるが、微量である。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認する事が出来るが、5秒後には目視確認が出来なくなるような微量の舞立ちである状態。)
3:舞立ちがあり、作業者の衣服への付着が懸念される。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から約5cmの上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認することが出来、僅かではあるがプラスチックを置いてある床面にポリテトラフルオロエチレンパウダーの微粉の堆積が認められる状態。作業者の衣服や靴にポリテトラフルオロエチレンパウダーの付着が懸念される。但し、堆積量は計量が困難な程度の僅かである。)
4:明らかに舞い立ちが見られる。
(18Lのプラスチック容器(高さ32cm)にポリテトラフルオロエチレンパウダーを落としきった直後から5秒間の間に、プラスチック容器の上面(高さ32cm部分)から約10cmの上部分に粉末状のポリテトラフルオロエチレンパウダー粒子を目視確認することが出来る状態。)
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東ソー株式会社
射出成形体
28日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
押出成形体
15日前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
21日前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
22日前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
1か月前
オムロン株式会社
電子部品
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
4日前
ヤマハ株式会社
重縮合体
16日前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
16日前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
22日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
7日前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
今日
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
4日前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
16日前
日本ポリプロ株式会社
プロピレン系重合体
2か月前
東洋紡株式会社
積層ポリエステルフィルム
1か月前
横浜ゴム株式会社
靴底用ゴム組成物
1か月前
旭有機材株式会社
耐熱性重合体
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸水性分散体
2か月前
東レ株式会社
熱可塑性プリプレグの製造方法
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
15日前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
オムロン株式会社
樹脂組成物、及び部品
1か月前
東レ株式会社
被膜除去装置および被膜除去方法
1か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
22日前
artience株式会社
積層体の分離回収方法
16日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
1か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
1か月前
住友ベークライト株式会社
封止用樹脂組成物
22日前
松本油脂製薬株式会社
熱膨張性微小球及びその用途
21日前
本田技研工業株式会社
解重合システム
1か月前
本田技研工業株式会社
解重合システム
1か月前
住友電気工業株式会社
多孔質膜
2か月前
続きを見る