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公開番号
2025017065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119942
出願日
2023-07-24
発明の名称
イオン交換膜の製造方法
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
C08J
5/22 20060101AFI20250129BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】密着性に優れたイオン交換膜の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によると、イオン交換膜の製造方法が提供される。直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を含む基材と基材に担持されたイオン交換樹脂とを含む。この製造方法は、イオン交換樹脂を形成するための重合性組成物を、基材に充填して第1複合膜を得ることと、第1複合膜を100℃以上120℃以下で熱重合して第2複合膜を得ることと、第2複合膜にイオン交換基を導入してイオン交換膜を得ることとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を含む基材と前記基材に担持されたイオン交換樹脂とを含むイオン交換膜の製造方法であって、
前記イオン交換樹脂を形成するための重合性組成物を、前記基材に充填して第1複合膜を得ることと、
前記第1複合膜を100℃以上120℃以下で熱重合して第2複合膜を得ることと、
前記第2複合膜にイオン交換基を導入してイオン交換膜を得ることと
を含むイオン交換膜の製造方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の温度190℃、荷重2.16kgの条件下で日本工業規格K7210-1に準じて測定したメルトマスフローレイトが、0.1g/10min以上15g/10min以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記基材は、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の繊維を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記重合性組成物は、スチレン系モノマー及び架橋剤を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記重合性組成物は、ポリエチレン樹脂の粒子を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記粒子のポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレン樹脂を含む、請求項3に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イオン交換膜の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
イオン交換膜には、陽イオンを選択的に透過させる陽イオン交換膜と、陰イオンを選択的に透過させる陰イオン交換膜とが含まれる。イオン交換膜は、電気透析、拡散透析、水電解などに使用されている。
【0003】
イオン交換膜の工業的な製造方法として、ペースト法が知られている。ペースト法では、イオン交換基を導入可能なモノマーを含む重合性組成物を、基材に充填した膜を重合させた後、イオン交換基を導入することによりイオン交換膜を製造する。基材としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂繊維の織布や、ポリオレフィン系樹脂の多孔質膜等を用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平03-153740号公報
特開平06-322156号公報
【非特許文献】
【0005】
水谷幸雄著、含浸法によるイオン交換膜の合成、工業化学雑誌、第65巻、第7号(1962)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
密着性に優れたイオン交換膜の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によると、イオン交換膜の製造方法が提供される。直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を含む基材と基材に担持されたイオン交換樹脂とを含む。この製造方法は、イオン交換樹脂を形成するための重合性組成物を、基材に充填して第1複合膜を得ることと、第1複合膜を100℃以上120℃以下で熱重合して第2複合膜を得ることと、第2複合膜にイオン交換基を導入してイオン交換膜を得ることとを含む。
【発明の効果】
【0008】
密着性に優れたイオン交換膜の製造方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
イオン交換膜の一例を概略的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
従来使用されてきたポリ塩化ビニル樹脂繊維の織布は、イオン交換樹脂との密着性に優れていたが、繊維の製造方法として、有機溶剤を用いる溶液紡糸法が採用されていたため環境負荷が大きく、また溶剤回収プロセスが必要になるため、生産・設備コストの面で課題があった。さらに耐薬品性や耐熱性についてもポリオレフィン系樹脂に劣っていた。一方で、ポリオレフィン系樹脂の多孔質膜は裂けやすい性質があり、ハンドリング時の膜の破損が課題であった。したがって、ポリオレフィン系樹脂繊維の織布でイオン交換樹脂との密着性が高いイオン交換膜が求められていた。
(【0011】以降は省略されています)
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