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公開番号
2025049963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158503
出願日
2023-09-22
発明の名称
樹脂組成物およびその用途
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
C08L
63/00 20060101AFI20250327BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】フィラーの分散性、流動性、ならびに硬化物の線膨張性および熱伝導性のバランスに優れた樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】(A)エポキシ樹脂と、(B)窒化アルミニウムフィラーと、(C)アルミナフィラーとを含み、(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(B)窒化アルミニウムフィラーと(C)アルミナフィラーとを合計800~1500質量部含み、(A)エポキシ樹脂が、(A-1)固体エポキシ樹脂と、(A-2)液体エポキシ樹脂とを含み、(B)窒化アルミニウムフィラーが、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を含む有機反応性基を有するシランカップリング剤(SC1)で表面処理された窒化アルミニウムフィラーであり、(C)アルミナフィラーが、シランカップリング剤(SC1)とは異なる有機反応性基を有するシランカップリング剤(SC2)で表面処理されたアルミナフィラーである、樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)エポキシ樹脂と、(B)窒化アルミニウムフィラーと、(C)アルミナフィラーとを含み、
前記(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、前記(B)窒化アルミニウムフィラーと前記(C)アルミナフィラーとを合計800~1500質量部含み、
前記(A)エポキシ樹脂が、(A-1)固体エポキシ樹脂と、(A-2)液体エポキシ樹脂とを含み、
前記(B)窒化アルミニウムフィラーが、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を含む有機反応性基を有するシランカップリング剤(SC1)で表面処理された、平均粒径D50が0.2~3μm、かつ、最大粒径Dmaxが5μm以下である表面処理窒化アルミニウムフィラーであり、
前記(C)アルミナフィラーが、前記シランカップリング剤(SC1)が有する有機反応性基とは異なる、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を含む有機反応性基を有するシランカップリング剤(SC2)で表面処理された、平均粒径D50が0.05~1.5μmである表面処理アルミナフィラーであり、
前記(B)窒化アルミニウムフィラーの平均粒径D50が、前記(C)アルミナフィラーの平均粒径D50より大きい、
樹脂組成物。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記(B)窒化アルミニウムフィラーの比表面積SAが0.5~10m
2
/gであり、
前記(C)アルミナフィラーの比表面積SAが1~50m
2
/gである、
請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
請求項1または2に記載の樹脂組成物からなる、樹脂組成物フィルム。
【請求項4】
請求項1もしくは2に記載の樹脂組成物またはその硬化物を含む、多層プリント配線板。
【請求項5】
請求項1もしくは2に記載の樹脂組成物またはその硬化物を含む、部品内蔵基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物およびその用途に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器の高性能化および小型化に伴い、多層プリント配線板における配線の微細化および高密度化が進んでいる。多層プリント配線板の製造技術として、絶縁層と導体層とを交互に積み重ねるビルドアップ方式による製造方法が知られている。
絶縁層にフィルム状の樹脂組成物(樹脂組成物フィルム)を使用することで、絶縁層を効率的に形成できる。樹脂組成物フィルムとしては、熱硬化性のエポキシ樹脂とシリカとを含有する樹脂組成物を使用することが一般的である(特許文献1)。絶縁層は、一般的に、導体層に樹脂組成物フィルムを重ね合わせ、真空ラミネータまたは熱プレスを用いて導体層と樹脂組成物とを密着させつつ、樹脂組成物を熱硬化させることで形成される。
【0003】
そのため、樹脂組成物フィルムには、導体層の形状に追従するため、積層条件下での高い流動性が求められており、エポキシ樹脂として固体エポキシ樹脂と液体エポキシ樹脂とを併用することが一般的である。
また、絶縁層と導体層(銅配線)との熱による線膨張性が大きく異なるため、例えば、サーマルサイクルでクラックが発生するという多層プリント配線板における信頼性の課題もあり、絶縁層には低線膨張であることも求められる。したがって、樹脂組成物フィルムには、絶縁層の線膨張係数を小さくするため、一般的にはシリカを高充填する。
【0004】
高密度実装の方法として、これまで基板の表面に実装されてきた電子部品を基板の内部に封止樹脂により埋め込む電子部品内蔵基板技術も注目されている。樹脂基板および銅基板のコアにキャビティを形成し、キャビティにICおよびコンデンサ等の電子部品を配置した後、キャビティ内に熱硬化性樹脂を埋め込むことで、電子部品は封止および内蔵される。この封止樹脂にも、前記の多層プリント配線板に使用されるような樹脂組成物フィルムを用いることができる。電子部品を配置したコアに樹脂組成物フィルムを重ね合わせ、熱プレスで樹脂組成物をキャビティ内に埋め込み、熱硬化させることで封止する(セミアディティブ法)。部品内蔵基板に樹脂組成物を使用する場合でも、樹脂組成物にはキャビティの埋め込みのための高い流動性が求められ、樹脂組成物からなる硬化物には低い線膨張性が求められる。
【0005】
より高密度な実装形態として、電子部品を基板内に内蔵した部品内蔵基板の表面に、前記のセミアディティブ法で多層配線層を形成し、その表面に、さらに電子部品を実装したモジュールも使用されている。
【0006】
さらに、近年では電子機器の小型化および高性能化に伴って、多層プリント配線板および部品内蔵基板における半導体素子の高密度化および高実装化が進んでいる。これに伴い、半導体素子の発熱量も増大しており、その熱を基板から効率的に放熱することが重要となる。
そこで、ビルドアップ方式による多層プリント配線板の製造においても、このような課題に対応するべく、樹脂組成物フィルムとして、シリカよりも熱伝導性が高い窒化アルミニウムを使用した高熱伝導率の樹脂組成物を使用することが提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2011-132507号公報
国際公開第2014/208352号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
多層プリント配線板および部品内蔵基板に使用される樹脂組成物フィルムには高い流動性を有することが望まれ、前記樹脂組成物フィルムからなる硬化物には高い熱伝導性を有することが望まれている。
熱伝導性および流動性を改善するためには、フィラーの粒度分布などを調整することが考えられるが、フィラーの粒度分布などを調整するとフィラーの分散性が低下し、樹脂組成物フィルムに外観不良が生じる場合があることが見出された。その場合、外観不良を改良するためには、樹脂組成物を製造する際、3本ロールミル等を使用して追加混練する必要がある。したがってフィラーの分散性が低いと製造工程が増える場合があるため、設備、作業工数、および製造コスト等の観点から、樹脂組成物フィルムに使用するフィラーは、分散性が高いことが望ましい。
そこで本発明は、フィラーの分散性、流動性、ならびに硬化物の線膨張性および熱伝導性のバランスに優れた樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の樹脂組成物は、例えば以下の[1]~[5]に関する。
[1]
(A)エポキシ樹脂と、(B)窒化アルミニウムフィラーと、(C)アルミナフィラーとを含み、
前記(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、前記(B)窒化アルミニウムフィラーと前記(C)アルミナフィラーとを合計800~1500質量部含み、
前記(A)エポキシ樹脂が、(A-1)固体エポキシ樹脂と、(A-2)液体エポキシ樹脂とを含み、
前記(B)窒化アルミニウムフィラーが、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を含む有機反応性基を有するシランカップリング剤(SC1)で表面処理された、平均粒径D50が0.2~3μm、かつ、最大粒径Dmaxが5μm以下である表面処理窒化アルミニウムフィラーであり、
前記(C)アルミナフィラーが、前記シランカップリング剤(SC1)が有する有機反応性基とは異なる、酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を含む有機反応性基を有するシランカップリング剤(SC2)で表面処理された、平均粒径D50が0.05~1.5μmである表面処理アルミナフィラーであり、
前記(B)窒化アルミニウムフィラーの平均粒径D50が、前記(C)アルミナフィラーの平均粒径D50より大きい、
樹脂組成物。
【0010】
[2]
前記(B)窒化アルミニウムフィラーの比表面積SAが0.5~10m
2
/gであり、
前記(C)アルミナフィラーの比表面積SAが1~50m
2
/gである、
[1]に記載の樹脂組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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