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公開番号2025039533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2024147126
出願日2024-08-29
発明の名称硬化性組成物
出願人ベック株式会社
代理人
主分類C08G 18/32 20060101AFI20250313BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有する硬化性組成物において、優れた塗装作業性、たれ抵抗性等を確保するとともに、伸張性、強度等の塗膜物性を十分に高める。
【解決手段】本発明の硬化性組成物は、イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有する硬化性組成物であって、上記第1液及び/または上記第2液は、充填剤として平均粒子径1μm未満の炭酸カルシウムを含み、上記活性水素含有化合物は、ヒドラジド基含有化合物を含むことを特徴とする。
【選択図】なし




特許請求の範囲【請求項1】
イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有する硬化性組成物であって、
上記第1液及び/または上記第2液は、充填剤として平均粒子径1μm未満の炭酸カルシウムを含み、
上記活性水素含有化合物は、ヒドラジド基含有化合物を含む
ことを特徴とする硬化性組成物。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
上記活性水素含有化合物は、ヒドラジド基含有化合物、及び芳香族ポリアミン化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の硬化性組成物。
【請求項3】
上記第1液及び/または上記第2液は、充填剤として平均粒子径1μm未満の炭酸カルシウム、及び平均粒子径1μm以上の炭酸カルシウムを含むことを特徴とする請求項1記載の硬化性組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な硬化性組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2液型の硬化性組成物として、イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有するものが知られている。このような硬化性組成物は、伸張性等において優れた物性を発揮することが可能であるため、例えば、建築物、土木構造物等の表面被覆材に適用されている。中でも、建築物の屋上、ベランダ等における防水性を高める塗膜防水材として好ましく使用されている。このような塗膜防水材は、一般的にコテ、ヘラ、ローラー、刷毛等で施工されることが多く、良好な塗装作業性が求められる。特に、建築物等の立ち上り部分では、塗装作業性に加え、たれ抵抗性等を確保する必要がある。
【0003】
このような問題に対し、例えば、特許文献1(特開2018-44068号公報)には、特定のイソシアネート骨格を有するイソシアナート基末端プレポリマーを含む第1成分と、特定の芳香族アミンを含む第2成分からなる2液型ウレタン防水材組成物が開示されており、十分な伸張性等を付与できることが記載されている。また、無機充填剤を配合することで粘性を高めることができ、立ち上り部(立面部)等にも適用可能であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-44068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような組成物において、無機充填剤の配合によって粘性を付与し、たれ抵抗性を高めた場合、塗膜の強度等が不十分となるおそれがある。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有する硬化性組成物において、優れた塗装作業性、たれ抵抗性等を確保するとともに、伸張性、強度等の塗膜物性を十分に高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有する硬化性組成物において、特定の充填剤と活性水素含有化合物を必須成分とすることに想到し、本発明の完成に到った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.イソシアネート基含有化合物を含む第1液と、活性水素含有化合物を含む第2液とを有する硬化性組成物であって、
上記第1液及び/または上記第2液は、充填剤として平均粒子径1μm未満の炭酸カルシウムを含み、
上記活性水素含有化合物は、ヒドラジド基含有化合物を含む
ことを特徴とする硬化性組成物。
2.上記活性水素含有化合物は、ヒドラジド基含有化合物、及び芳香族ポリアミン化合物を含むことを特徴とする1.記載の硬化性組成物。
3.上記第1液及び/または上記第2液は、充填剤として平均粒子径1μm未満の炭酸カルシウム、及び平均粒子径1μm以上の炭酸カルシウムを含むことを特徴とする1.記載の硬化性組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明の硬化性組成物によれば、優れた塗装作業性、たれ抵抗性等を確保することができ、さらに伸張性、強度等の塗膜物性を十分に高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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