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公開番号2025105879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025075261,2020111458
出願日2025-04-30,2020-06-29
発明の名称装飾被膜の形成方法、及び装飾被膜
出願人ベック株式会社
代理人
主分類B05D 1/40 20060101AFI20250703BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】複雑で自然な色調の濃淡を有する美観性の高い装飾被膜面の形成方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、色調の濃淡を有する装飾被膜の形成方法であって、
基材に、樹脂成分及び鱗片状金属粒子を含む被覆材を塗付するものであり、
上記被覆材を第一の塗付方向で塗付して塗付部(p)を形成し、かつ、上記被覆材を第一の塗付方向とは異なる塗付方向で塗付して塗付部(q)を形成することを含み、上記塗付部(p)及び上記塗付部(q)を含む模様を形成することを特徴とする。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
色調の濃淡を有する装飾被膜の形成方法であって、
基材に、合成樹脂100重量部(固形分換算)に対して、
平均粒子径1~80μmの鱗片状金属粒子
を5~80重量部含む被覆材(ただし、着色骨材を含むものを除く。)を塗付するものであり

上記被覆材を第一の塗付方向Pで塗付して上記鱗片状金属粒子が塗付方向Pに配向した塗付部(p)を形成し、かつ、上記被覆材を第一の塗付方向とは異なる塗付方向Qで塗付して上記鱗片状金属粒子が塗付方向Qに配向した塗付部(q)を形成することを含み、
上記塗付方向Pと上記塗付方向Qのなす角は5度以上180度未満とし、
上記塗付部(p)及び上記塗付部(q)を含む色調の濃淡模様を形成することを特徴とする装飾被膜の形成方法。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
上記塗付部(p)と上記塗付部(q)が交差するように上記被覆材を塗付する
ことを特徴とする請求項1に記載の装飾被膜の形成方法。
【請求項3】
上記被覆材をローラーまたはブラシで塗付することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装飾被膜の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な装飾被膜の形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物、土木構造物等の壁面に対し、種々の模様を有する装飾被膜を形成することが行われている。特に近年は、デザイン性の高い建築物が多く設計される中で、例えば、自然石調、木目調、金属調、レザー調、陶磁器(釉薬)調、アンティーク調など、様々な装飾被膜が要望される。このような装飾被膜の一例として、複数の被覆材を部分的に塗り重ねて模様を形成した装飾被膜が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、着色ベース塗料を全面に塗付し、次いでその面に色が異なる複数の着色塗料をそれぞれ斑点状に塗装して多彩模様に仕上げる方法が記載されている。しかしながら、上記特許文献1では、斑点模様が単調で人工的な仕上がりとなるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-140750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、複雑で自然な色調の濃淡を有する美観性の高い装飾被膜面の形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するため、本発明者は鋭意検討の結果、基材に、特定の被覆材を特定の塗付方法により塗付する装飾被膜面の形成方法に想到し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の特徴を有するものである。
1.色調の濃淡を有する装飾被膜の形成方法であって、
基材に、合成樹脂100重量部(固形分換算)に対して、
平均粒子径1~80μmの鱗片状金属粒子
を5~80重量部含む被覆材(ただし、着色骨材を含むものを除く。)を塗付するものであり

上記被覆材を第一の塗付方向Pで塗付して上記鱗片状金属粒子が塗付方向Pに配向した塗付部(p)を形成し、かつ、上記被覆材を第一の塗付方向とは異なる塗付方向Qで塗付して上記鱗片状金属粒子が塗付方向Qに配向した塗付部(q)を形成することを含み、
上記塗付方向Pと上記塗付方向Qのなす角は5度以上180度未満とし、
上記塗付部(p)及び上記塗付部(q)を含む色調の濃淡模様を形成することを特徴とする装飾被膜の形成方法。
2.
上記塗付部(p)と上記塗付部(q)が交差するように上記被覆材を塗付する
ことを特徴とする1.に記載の装飾被膜の形成方法。
3.上記被覆材をローラーまたはブラシで塗付することを特徴とする1.または2.に記載の装飾被膜の形成方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、基材に、樹脂成分及び鱗片状金属粒子を含む被覆材を塗付するものであり、上記被覆材を、特定の塗付方向で塗付することにより、複雑で自然な色調の濃淡を有する美観性の高い装飾被膜面を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
本発明は、色調の濃淡を有する装飾被膜の形成方法であって、基材に、樹脂成分及び鱗片状金属粒子を含む被覆材を特定の塗付方法で塗付することを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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