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公開番号
2025015920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118825
出願日
2023-07-21
発明の名称
樹脂フィルム
出願人
株式会社カネカ
代理人
主分類
C08L
79/08 20060101AFI20250124BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高い耐光性を有する樹脂フィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】ポリイミド樹脂と透明樹脂と添加剤を含む樹脂フィルムにより、上記課題を解決することができる。透明樹脂が、ポリカーボネート、アセチルセルロース、ポリエステル系樹脂から選択される少なくとも1種以上を含み、添加剤が、紫外線吸収剤とブルーイング剤である場合、特に高い耐光性を示すことができる。またポリイミドと前記透明樹脂を、98:2~2:98の範囲の重量比で含むことが好ましく、上記構成とすることで、紫外線照射前後の黄色度の変化を小さくすることができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリイミド樹脂と透明樹脂と添加剤を含む樹脂フィルム。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記透明樹脂が、ポリカーボネート、アセチルセルロース、ポリエステル系樹脂から選択される少なくとも1種以上を含む、請求項1に記載の樹脂フィルム。
【請求項3】
添加剤が、紫外線吸収剤とブルーイング剤である請求項1に記載の樹脂フィルム。
【請求項4】
前記ポリイミドと前記透明樹脂を、98:2~2:98の範囲の重量比で含む請求項1に記載の樹脂フィルム。
【請求項5】
耐光性試験前のYIが-2.0~1.0であり、ΔYI(B)/ΔYI(A)の絶対値が0.8以下である請求項1~4に記載の樹脂フィルム。(但し、ΔYI(B)およびΔYI(A)は、スガ試験機製スーパーキセノンウェザーメーターSX-75を用いて、波長300nm~400nmにおける放射照度180W/m
2
、ブラックパネル温度83℃、の条件で48時間照射し、キャスト時の基材接触面をB面、基材接触面の反対面をA面とし、B面、A面それぞれから上記条件で照射を行い、照射前後のYIを測定し、次の式に従い黄変の度合いを示すYIの変化量である。
ΔYI(A)=(照射後フィルムのYI(A面))―(照射前フィルムのYI(A面))
ΔYI(B)=(照射後フィルムのYI(B面))―(照射前フィルムのYI(B面)))
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
高い耐光性を有する樹脂フィルムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶、有機EL、電子ペーパー等の表示装置や、太陽電池、タッチパネル等のエレクトロニクスデバイスにおいて、薄型化や軽量化、さらにはフレキシブル化が要求されている。これらのデバイスに使用されるガラス材料をフィルム材料に代えることにより、フレキシブル化、薄型化、軽量化が図られる。ガラス代替材料として、透明ポリイミドフィルムが開発され、ディスプレイ用基板やカバーフィルム等に用いられている。
【0003】
通常のポリイミドフィルムは、ポリイミド前駆体であるポリアミド酸溶液を支持体上に 膜状に塗布し、高温処理することにより、溶媒除去と同時に熱イミド化を行うことにより 得られる。しかしながら、熱イミド化のための加熱温度は高く(例えば300℃以上)、 加熱による着色(黄色度の上昇)が生じやすく、ディスプレイ用カバーフィルム等の高い透明性が要求される用途への適用が困難である。
【0004】
高い透明性を有するポリイミドフィルムの製造方法として、有機溶媒に可溶であり、キャスト化後に有機溶媒を熱処理により除去することでフィルムが得られるポリアミドイミドを用いる方法が提案されている。例えば、特許文献1には、ジアミンとしてフルオロアルキル置換ベンジジンを、テトラカルボン酸二無水物としてフルオロアルキル置換酸二無水物とビフェニル酸二無水物を、ジカルボン酸化合物としてテレフタル酸クロリドを、それぞれ用いたポリアミドイミドが、透明性に優れることが記載されている。
ポリイミドフィルムを携帯端末機器の表面保護フィルムとして用いる場合、最外層に位置し、外光に曝された状態で使用されることが想定される。しかしながら長期間使用した場合には保護フィルムに用いたポリイミド樹脂が光劣化により黄変等の光学特性の低下する傾向にある。光劣化抑制する手法として、紫外線吸収剤の添加が知られている。ポリイミドフィルムに含まれる紫外線吸収剤の量が多いほど、紫外線吸収剤により吸収される紫外線の量が多く、ポリイミドが吸収する紫外線の量が少ないため、外光からの紫外線によるポリイミドフィルムの劣化が抑制される。一方、耐光性を高めるために、紫外線吸収剤の添加量を多くすると、紫外線吸収剤の光吸収に起因してフィルムが着色するため、透明性が低下することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5799172号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1等に記載のポリイミドフィルムについては、イミド化工程での着色は生じないものの、紫外線に曝されると黄変してしまう場合があることが課題となっていた。かかる課題に鑑み、本発明は、高い耐光性を有する樹脂フィルムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討の結果、下記樹脂組成物とすることで上記課題を解決することを見出した。本発明は以下の構成をなす。
【0008】
1).ポリイミド樹脂と透明樹脂と添加剤を含む樹脂フィルム。
【0009】
2).前記透明樹脂が、ポリカーボネート、アセチルセルロース、ポリエステル系樹脂のから選択される少なくとも1種以上を含む、1)に記載の樹脂フィルム。
【0010】
3).添加剤が、紫外線吸収剤とブルーイング剤である1)または2)に記載の樹脂フィルム。
(【0011】以降は省略されています)
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