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公開番号2025063459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172673
出願日2023-10-04
発明の名称架橋樹脂粒子及びその製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08G 63/91 20060101AFI20250409BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】生分解性を有する新規の架橋樹脂粒子を提供すること。
【解決手段】ポリヒドロキシアルカノエート系樹脂を含み、ゲル分率が50%以上であり、体積平均粒子径が0.1μm~10μmであるか、又は、メジアン径が0.10μm~10.00μmであり、ガラス転移温度が0℃以下である、架橋樹脂粒子を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
生分解性樹脂(A)を含み、
ゲル分率が50%以上であり、体積平均粒子径が0.10μm~10.00μmであるか、又は、メジアン径が0.10μm~10.00μmであり、ガラス転移温度が0℃以下である、架橋樹脂粒子。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記生分解性樹脂(A)が、ポリヒドロキシアルカノエート系樹脂である、請求項1に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項3】
前記ポリヒドロキシアルカノエート系樹脂が、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂である、請求項2に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項4】
前記架橋樹脂粒子は、過酸化物を用いて架橋されたものである、請求項1に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項5】
前記架橋樹脂粒子は、前記過酸化物と多官能性化合物との存在下で架橋されたものである、請求項4に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項6】
前記架橋樹脂粒子は、発泡していないものである、請求項1に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項7】
前記架橋樹脂粒子中の前記生分解性樹脂(A)の割合が、80重量%以上である、請求項1に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項8】
前記ゲル分率が70%~100%である、請求項1に記載の架橋樹脂粒子。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1項に記載の架橋樹脂粒子が水性媒体中に分散している水分散液。
【請求項10】
熱可塑性樹脂、及び、
請求項1~8の何れか1項に記載の架橋樹脂粒子を含む、熱可塑性樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、架橋樹脂粒子及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、熱可塑性樹脂における衝撃強度等の機械強度を改善させるため、熱可塑性樹脂に各種の改質剤(例えば、架橋粒子)を添加する技術が知られている。
【0003】
架橋樹脂粒子としては、例えば、アクリル系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、ポリスチレンなどの樹脂から構成される、架橋樹脂粒子が知られている(例えば、特許文献1及び2など)。
【0004】
一方、近年、樹脂製品の廃棄時及び廃棄後の環境に対する配慮の観点から、生分解性を有する樹脂(以下、「生分解性樹脂」と称される場合もある。)の開発が盛んになっている。例えば、特許文献3では、生分解性樹脂の1種であるポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)を、有機過酸化物の存在下で溶融混練することにより、当該樹脂を架橋させることが記載されている。しかし、このように溶融混練によって製造された架橋樹脂はフィルム及び/又はシートを構成するために使用されると記載されており、小粒径の架橋樹脂粒子を製造することについてはまったく記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-56770号公報
特開2003-82191号公報
国際公開第2019/022008号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これまで、生分解性を有する架橋樹脂粒子は知られていない。
【0007】
本発明の一実施形態は、前記現状に鑑みなされたものであり、その目的は、生分解性を有する新規の架橋樹脂粒子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、生分解性を有する樹脂を用いて新規の架橋樹脂粒子を製造することに成功し、本発明の一実施形態を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
【0010】
[1]生分解性樹脂(A)を含み、ゲル分率が50%以上であり、体積平均粒子径が0.10μm~10.00μmであるか、又は、メジアン径が0.10μm~10.00μmであり、ガラス転移温度が0℃以下である、架橋樹脂粒子。
(【0011】以降は省略されています)

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