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公開番号
2025027227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023131851
出願日
2023-08-14
発明の名称
樹脂の回収方法
出願人
グンゼ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
11/02 20060101AFI20250219BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】粒子状の樹脂成分の析出物を容易に得ることができる樹脂の回収方法を提供する。
【解決手段】ここで提供される樹脂の回収方法は、樹脂成分が良溶媒に溶解した溶液を生成することと、貧溶媒の中に前記溶液を撹拌しながら投入することにより、前記溶液に含まれる前記樹脂成分の少なくとも一部を析出させ、粒子状の析出物を生成することとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂成分が良溶媒に溶解した溶液を生成することと、
貧溶媒の中に前記溶液を撹拌しながら投入することにより、前記溶液に含まれる前記樹脂成分の少なくとも一部を析出させ、粒子状の析出物を生成することと
を含む、樹脂の回収方法。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記粒子状の析出物を生成することは、溶媒比が1.5以下となるように、前記貧溶媒と前記溶液とを混合することを含む、
請求項1に記載の樹脂の回収方法。
【請求項3】
前記粒子状の析出物のサイズは、3000μm以下である、
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法。
【請求項4】
前記樹脂成分と前記良溶媒のSP値の差が2.0(cal/cm
3
)
0.5
より小さい、
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法。
【請求項5】
前記樹脂成分と前記貧溶媒のSP値の差が2.0(cal/cm
3
)
0.5
以上である、
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法。
【請求項6】
前記溶液を生成することは、樹脂成形品の粉砕片を前記良溶媒に浸漬し、前記粉砕片に含まれる前記樹脂成分が溶解した前記溶液を生成することを含む、
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法。
【請求項7】
前記溶液を生成することは、100℃より低温の環境下で前記樹脂成分を前記良溶媒に溶解させることを含む、
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法により生成された前記粒子状の析出物を、前記貧溶媒の中から回収することと、
前記回収した粒子状の析出物から、粉状又は粒状の再生樹脂原料を製造することと
を含む、再生樹脂原料の製造方法。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の樹脂の回収方法により生成された前記粒子状の析出物を原料の少なくとも一部として、フィルムを製造すること
を含む、フィルムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂の回収方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
食品、飲料、医薬品、医療品、化学品、化粧品、トイレタリー、工業用品等の様々な分野で、樹脂成形物が広く利用されている。近年、このような樹脂成形物から樹脂材料を再生原料として回収するリサイクル技術の開発が盛んである。特許文献1は、炭化水素油を添加した廃プラスチック材を高温で加熱溶解してプラスチック溶液を生成した後、プラスチック溶液と貧溶媒とを混合し、プラスチック溶液中のポリエチレン、ポリプロピレン及びポリスチレンを析出させ、これを濾過して回収することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-208738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
溶液と貧溶媒とを混合することにより、溶液に含まれる樹脂成分を析出させる場合、塊状の析出物が生成される傾向にある。特許文献1でも、塊状の析出物が生成されている。しかし、塊状の析出物は、後の工程でのハンドリングが難しくなることある。この点、特許文献1では、樹脂成分を析出させた後、プラスチック溶液をろ過前処理機に送り、ろ過前処理機においてプラスチック溶液に超音波振動を加える等して、析出物を微粉末化している。しかし、このような微粉末化の工程を実施するとなると、設備コストや処理時間等が増すため、このような工程は、省略又は簡略化されることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、粒子状の樹脂成分の析出物を容易に得ることができる樹脂の回収方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
項1.樹脂成分が良溶媒に溶解した溶液を生成することと、
貧溶媒の中に前記溶液を撹拌しながら投入することにより、前記溶液に含まれる前記樹脂成分の少なくとも一部を析出させ、粒子状の析出物を生成することと
を含む、樹脂の回収方法。
【0007】
項2.前記粒子状の析出物を生成することは、溶媒比が1.5以下となるように、前記貧溶媒と前記溶液とを混合することを含む、
項1の樹脂の回収方法。
【0008】
項3.前記粒子状の析出物のサイズは、3000μm以下である、
項1又は2の樹脂の回収方法。
【0009】
項4.前記樹脂成分と前記良溶媒のSP値の差が2.0(cal/cm
3
)
0.5
より小さい、
項1~3のいずれかの樹脂の回収方法。
【0010】
項5.前記樹脂成分と前記貧溶媒のSP値の差が2.0(cal/cm
3
)
0.5
以上である、
項1~4のいずれかの樹脂の回収方法。
(【0011】以降は省略されています)
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