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公開番号
2025083404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025035861,2024542070
出願日
2025-03-06,2024-02-27
発明の名称
アクリル系樹脂フィルム、偏光板、及び、液晶表示パネル
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
5/18 20060101AFI20250523BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】アクリル系樹脂フィルムの耐熱性および透明性を維持しつつ、フィルムロール保管時におけるブロッキングを抑制することを目的とする。
【解決手段】アクリル系樹脂を主成分とするアクリル系樹脂フィルムであって、前記アクリル系樹脂フィルムのガラス転移温度が120℃以上であり、前記アクリル系樹脂フィルムの両面の各々の10点平均粗さRzjisの和が0.05μm以上1.0μm以下であり、一方の面および他方の面の静摩擦係数が0.8以下であり、かつ、内部ヘイズが1.0%以下である、アクリル系樹脂フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル系樹脂を主成分とするアクリル系樹脂フィルムであって、
前記アクリル系樹脂フィルムのガラス転移温度が120℃以上であり、
前記アクリル系樹脂フィルムの両面の各々の10点平均粗さRzjisの和が0.05μm以上1.0μm以下であり、一方の面および他方の面の静摩擦係数が0.8以下であり、かつ、内部ヘイズが1.0%以下である、アクリル系樹脂フィルム。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記アクリル系樹脂フィルムの一方の面、および/または、他方の面の10点平均粗さRzjisが0.080μm超0.25μm以下である、請求項1に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項3】
前記アクリル系樹脂は、ラクトン環構造、グルタルイミド構造、無水グルタル酸構造、N-置換マレイミド構造および無水マレイン酸構造から選ばれる少なくとも1種類以上の環構造を含有する、請求項1に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項4】
前記アクリル系樹脂は、三連子表示のシンジオタクティシティが54%以上である、請求項1に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項5】
前記アクリル系樹脂フィルムはアンチブロッキング剤を含み、
前記アンチブロッキング剤は、平均粒子径が0.1μm以上2.5μm以下のアクリル系架橋粒子を含む、請求項1に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項6】
前記アンチブロッキング剤は、平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下のアクリル系架橋粒子を含む、請求項5に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項7】
前記アクリル系樹脂フィルムは、アクリル系架橋粒子を0.05重量%以上0.9重量%以下含む、請求項5に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項8】
85℃、85%RHの雰囲気下に120時間静置した際の寸法変化率が-2.0%以上-0.1%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載のアクリル系樹脂フィルム。
【請求項9】
請求項1~5のいずれか1項に記載のアクリル系樹脂フィルムを備える、偏光板。
【請求項10】
請求項9に記載の偏光板を備える、液晶表示パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクリル系樹脂フィルム、偏光板、及び、液晶表示パネルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置には、通常、液晶セルの両側に二枚の偏光板が配置される。偏光板としては偏光子の両側に偏光子を保護する為の偏光子保護フィルムを接着剤で貼合したものが一般的に用いられる。偏光子保護フィルムとしては、高い透明性が要求されており、セルロース系材料からなる光学フィルムが多用されている。
【0003】
耐久性の向上等を目的として、アクリル系樹脂やノルボルネン系樹脂からなる光学フィルムを偏光子保護フィルムとして用いることが提案されている。しかしながら、これら光学フィルムは、ロールとして巻き取る際にフィルム同士が接触し、皺や皺痕が発生しやすく、当該課題を解決する方法として、ノルボルネン系樹脂フィルムに、シリカ粒子等の微粒子を添加して、ロール巻き取り性(滑り性)を確保する方法などが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/074513号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような方法で巻き取り時の皺や皺痕の発生が解決されうるものの、本発明者らの検討によれば、液晶表示パネルの高精細化、大面積化によるフィルム品質水準の向上に伴い、フィルムロールにして保管中のフィルムの巻き締まり等に起因する欠陥が生じることが明らかになってきた。また本発明者らは、特許文献1に記載の方法でアクリル系樹脂フィルムにシリカを添加して上記現象の解決を試みたものの、従来の方法では、ヘイズが高くなる等、アクリル系樹脂フィルムとしての要求を充たすことが困難であることがわかっている。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、アクリル系樹脂フィルムの耐熱性および透明性を維持しつつ、フィルムロール保管時におけるブロッキングを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の一態様は、以下に関する。
【0009】
[1]アクリル系樹脂を主成分とするアクリル系樹脂フィルムであって、前記アクリル系樹脂フィルムのガラス転移温度が120℃以上であり、前記アクリル系樹脂フィルムの両面の各々の10点平均粗さRzjisの和が0.05μm以上1.0μm以下であり、一方の面および他方の面の静摩擦係数が0.8以下であり、かつ、内部ヘイズが1.0%以下である、アクリル系樹脂フィルム。
【0010】
[2]前記アクリル系樹脂フィルムの一方の面、および/または、他方の面の10点平均粗さRzjisが0.080μm超0.25μm以下である、[1]に記載のアクリル系樹脂フィルム。
(【0011】以降は省略されています)
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