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公開番号2025079235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191807
出願日2023-11-09
発明の名称屋根断熱構造体
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類E04B 1/80 20060101AFI20250514BHJP(建築物)
要約【課題】断熱性能および高温下での断熱材の熱変形の抑制に優れた屋根断熱構造体を実現する。
【解決手段】木造建築物の屋根断熱構造体(10)において、隣り合う垂木(1)間に設けられた断熱材(2)は、樹脂発泡成形体を含み、当該樹脂発泡成形体は、輻射伝熱抑制剤を含有し、かつ90℃、48hr加熱前後の寸法変化率が1.0%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
木造建築物の屋根断熱構造体であって、
複数の垂木と、
断熱材と、
屋根材と、を備え、
前記断熱材は、隣り合う垂木間、または、隣り合う垂木上に設けられており、
前記屋根材は、前記断熱材の上面側に敷設されており、
前記断熱材は、樹脂発泡成形体を含み、当該樹脂発泡成形体は、輻射伝熱抑制剤を含有し、かつ90℃、48hr加熱前後の寸法変化率が1.0%以下である、屋根断熱構造体。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記輻射伝熱抑制剤は、グラファイト、カーボンブラック、活性炭、グラフェン、カーボンナノチューブ、コークス、酸化チタン、アルミニウム、および銅からなる群から選択される少なくとも1つであり、
前記輻射伝熱抑制剤の含有量は、樹脂発泡成形体100重量部に対し、1重量部~20重量部である、請求項1に記載の屋根断熱構造体。
【請求項3】
前記樹脂発泡成形体を構成する樹脂は、スチレン系樹脂を含む、請求項1または2に記載の屋根断熱構造体。
【請求項4】
前記スチレン系樹脂は、(メタ)アクリル酸に由来する構成単位を有する、請求項3に記載の屋根断熱構造体。
【請求項5】
前記樹脂発泡成形体は、発泡粒子成形体である、請求項1または2に記載の屋根断熱構造体。
【請求項6】
1つまたは複数の通気路を備え、
前記通気路は、前記断熱材と前記屋根材との間に、前記垂木と平行になるように設けられている、請求項1または2に記載の屋根断熱構造体。
【請求項7】
前記通気路は、前記断熱材の上面に形成された凹溝である、請求項6に記載の屋根断熱構造体。
【請求項8】
通気垂木を備え、
前記通気垂木は、前記断熱材の上面側に設けられており、
前記通気路は、前記屋根材と前記通気垂木と前記断熱材とにより構成されている、請求項6に記載の屋根断熱構造体。
【請求項9】
前記断熱材は、隣り合う垂木間に設けられており、
前記断熱材における、隣り合う2つの垂木の少なくとも一方と対向する端部は、スリットを有し、当該スリットは、垂木と平行に伸び、かつ弾性変形し、
隣り合う2つの垂木間において、前記断熱材は、前記スリットの弾性力によって、弾発的に密嵌している、請求項1または2に記載の屋根断熱構造体。
【請求項10】
前記断熱材の上面側に低輻射率層を備える、請求項1または2に記載の屋根断熱構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根断熱構造体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
木造建築物の屋根には、屋根の熱を室内に伝えないための断熱性能が求められている。例えば特許文献1には、木造建築物の屋根断熱構造体が開示されている。特許文献1に記載の屋根断熱構造体は、2つの垂木間に平板状発泡樹脂製断熱材を充填して、その上に屋根材を敷設した構成になっている。また、特許文献1の屋根断熱構造体では、平板状発泡樹脂製断熱材の外側周囲部分が当接する支持材として、長尺状の発泡樹脂製断熱材が垂木の側面部に付設されている。そして、当該長状の発泡樹脂製断熱材の幅および厚みが前記平板状発泡樹脂製断熱材の厚みよりも厚くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-036089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
木造建築物の屋根には、断熱性能に加えて、日射により高温となる屋根部において、断熱材の寸法変化率が小さく熱変形が抑制されることも要求される。特許文献1に記載の屋根断熱構造体は、このような高温下での断熱材の熱変形を抑制する点で、改善の余地がある。
【0005】
本発明の一態様は、断熱性能および高温下での断熱材の熱変形の抑制に優れた屋根断熱構造体を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、以下の通りである。
【0007】
〔1〕木造建築物の屋根断熱構造体であって、複数の垂木と、断熱材と、屋根材と、を備え、前記断熱材は、隣り合う垂木間、または、隣り合う垂木上に設けられており、前記屋根材は、前記断熱材の上面側に敷設されており、前記断熱材は、樹脂発泡成形体を含み、当該樹脂発泡成形体は、輻射伝熱抑制剤を含有し、かつ90℃、48hr加熱前後の寸法変化率が1.0%以下である、屋根断熱構造体。
【0008】
〔2〕前記輻射伝熱抑制剤は、グラファイト、カーボンブラック、活性炭、グラフェン、カーボンナノチューブ、コークス、酸化チタン、アルミニウム、および銅からなる群から選択される少なくとも1つであり、前記輻射伝熱抑制剤の含有量は、樹脂発泡成形体100重量部に対し、1重量部~20重量部である、〔1〕の屋根断熱構造体。
【0009】
〔3〕前記樹脂発泡成形体を構成する樹脂は、スチレン系樹脂を含む、〔1〕または〔2〕の屋根断熱構造体。
【0010】
〔4〕前記スチレン系樹脂は、(メタ)アクリル酸に由来する構成単位を有する、〔3〕の屋根断熱構造体。
(【0011】以降は省略されています)

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