TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025097197
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213351
出願日
2023-12-18
発明の名称
子宮頸部挿入用カテーテル
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
A61B
17/435 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】操作性を向上させることができ、侵襲性を低減させることができるものであって、子宮頸部に挿入しやすくすることができる子宮頸部挿入用カテーテルを提供する。
【解決手段】内腔13を有している第1シャフト10と、先端チップ21とコイル22とコアワイヤ23とを有しているガイドワイヤ部材20と、を備え、ガイドワイヤ部材20は第1シャフト10の内腔13に配置された状態で第1シャフト10に対して移動可能であり、自然状態においてコイル22は線材220の線径よりも大きいピッチP1を有している第1部分2201と第1部分2201よりも近位側に位置しており第1部分2201よりも小さいピッチP2を有している第2部分2202とを有しており、自然状態において第1シャフト10が湾曲している湾曲区間101を有している子宮頸部挿入用カテーテル100。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1端と、前記第1端よりも近位側に位置している第2端と、前記第1端から前記第2端まで延在している内腔と、を有している第1シャフトと、
先端チップと、第1端と前記第1端よりも近位側に位置している第2端を有している線材が巻回しているコイルであって前記線材の第1端が前記先端チップに接続されているコイルと、前記先端チップに接続されており前記コイルの内腔に配置されているコアワイヤと、を有しているガイドワイヤ部材と、を備え、
前記ガイドワイヤ部材は前記第1シャフトの内腔に配置された状態で前記第1シャフトに対して移動可能であり、
自然状態において、前記コイルは、前記線材の線径よりも大きいピッチを有している第1部分と、前記第1部分よりも近位側に位置しており前記第1部分よりも小さいピッチを有している第2部分と、を有しており、
自然状態において前記第1シャフトが湾曲している湾曲区間を有している子宮頸部挿入用カテーテル。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記第1シャフトはその第2端部に第1係合部を有しており、
前記子宮頸部挿入用カテーテルは、前記第1係合部に着脱可能に構成されている第2係合部を有する係合部材を有し、
前記係合部材は、前記コイルの第2端部が接続されており、前記コアワイヤが接続されていない請求項1に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【請求項3】
前記第1係合部は、凹部、凸部、雄ネジ、または雌ネジであり、
前記第2係合部は、凸部、凹部、雌ネジ、または雄ネジである請求項2に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【請求項4】
前記コアワイヤは、第1端と、前記第1端よりも近位側に位置している第2端を有しており、
前記コアワイヤの第2端部が接続されており、前記コイルが接続されていない接続部材と、前記接続部材を支持する支持部と、をさらに有する請求項1~3のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【請求項5】
自然状態において、前記湾曲区間よりも近位側に位置しており、前記第1シャフトが直線状に延在している直線区間を有している請求項1~3のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【請求項6】
前記湾曲区間に前記第1部分が位置しており、前記直線区間に前記第2部分が位置している請求項5に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【請求項7】
前記第1シャフトの第1端部に感圧センサーが設けられている請求項1~3のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【請求項8】
前記第1シャフトは、その第1端部に、前記第1シャフトの径方向外方に膨出している膨出部を有しており、前記膨出部の内部には気体が封入されている請求項1~3のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、胚移植または人工授精の際に用いられる子宮頸部挿入用カテーテルに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
不妊治療において、人工授精や体外受精、顕微授精、胚移植等が行われている。体外受精とは、培養液内に配置されている卵子のまわりに精子を注入して受精させる方法である。顕微授精とは、顕微鏡下において、細いガラス管を用いて精子を卵子に注入して受精させる方法である。胚移植とは、体外受精や顕微授精が施されることによって受精し、成長した胚を、適切なタイミングで患者の子宮に移植する方法である。人工授精とは、培養液で洗浄した精子を子宮内に注入することで精子が卵子のところまでたどり着く確率を上げるための方法である。
【0003】
胚移植を行う際には、例えば、特許文献1に記載されているような胚移植用器具が用いられている。
【0004】
特許文献1には、先端から後端まで貫通した通路と球状膨出部を備える可撓性シースと、該可撓性シース内に抜去可能に挿入されており先端が可撓性シースの先端面とほぼ等しいもしくは若干突出する可撓性スタイレットと、可撓性スタイレットを抜去した状態の可撓性シース内に挿入可能であって該可撓性シースの先端より所定長さ突出可能な柔軟先端部を備える移植用チューブ体とを備える胚移植用器具について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-129789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている胚移植用器具は、可撓性シースの内腔に可撓性スタイレットが配置されており、一部が湾曲しているものであった。しかしながら、子宮頸管の狭窄または屈曲のために子宮内に内腔に可撓性スタイレットが配置されている可撓性シースの先端部を配置することが難しい症例も少なくない。このような症例である場合、可撓性スタイレットが配置されている可撓性シースに力が加えられても屈曲している部分がさらに曲がる方向に力が逃げてしまうことで該シースを進めたい方向にまっすぐ力を加えることが困難であった。このような症例の場合には、子宮頸部の組織を器具でつかんだ状態で引っ張ったり、鑷子を用いて可撓性スタイレットが配置されている可撓性シースの先端部を子宮頸部内に押し込んだりしていた。このため、医師の技量によっては可撓性シースを子宮内に配置するまでに多くの時間を要したり、組織からの出血を伴ったりする場合があり、操作性や侵襲性の観点において課題があった。
【0007】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作性を向上させることができ、侵襲性を低減させることができ、子宮頸部に挿入しやすい子宮頸部挿入用カテーテルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決できた本発明の実施の形態に係る子宮頸部挿入用カテーテルとは以下の通りである。
[1] 第1端と、前記第1端よりも近位側に位置している第2端と、前記第1端から前記第2端まで延在している内腔と、を有している第1シャフトと、
先端チップと、第1端と前記第1端よりも近位側に位置している第2端を有している線材が巻回しているコイルであって前記線材の第1端が前記先端チップに接続されているコイルと、前記先端チップに接続されており前記コイルの内腔に配置されているコアワイヤと、を有しているガイドワイヤ部材と、を備え、
前記ガイドワイヤ部材は前記第1シャフトの内腔に配置された状態で前記第1シャフトに対して移動可能であり、
自然状態において、前記コイルは、前記線材の線径よりも大きいピッチを有している第1部分と、前記第1部分よりも近位側に位置しており前記第1部分よりも小さいピッチを有している第2部分と、を有しており、
自然状態において前記第1シャフトが湾曲している湾曲区間を有している子宮頸部挿入用カテーテル。
【0009】
本発明の実施の形態に係る子宮頸部挿入用カテーテルにおいては、ガイドワイヤ部材のうちのコアワイヤを遠位側から近位側に向かって動かしたり、ガイドワイヤ部材のうちのコアワイヤを近位側から遠位側に向かって動かしたりすることでガイドワイヤ部材の進行方向を調節しやすくすることができる。これにより、子宮頸部挿入用カテーテルの操作性を向上させることができ、侵襲性を低減させることができる。また、コイルに対してコアワイヤを遠位側から近位側に向かって移動させることで、自然状態においてコイルの第1部分を構成していたピッチが狭くなる。これにより、ガイドワイヤ部材の遠位端部の剛性を高くすることができるので、子宮頸部挿入用カテーテルを子宮頸部に挿入しやすくすることができる。
【0010】
本発明の実施の形態に係る子宮頸部挿入用カテーテルは、以下の[2]~[8]のいずれかであることが好ましい。
[2] 前記第1シャフトはその第2端部に第1係合部を有しており、
前記子宮頸部挿入用カテーテルは、前記第1係合部に着脱可能に構成されている第2係合部を有する係合部材を有し、
前記係合部材は、前記コイルの第2端部が接続されており、前記コアワイヤが接続されていない[1]に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
[3] 前記第1係合部は、凹部、凸部、雄ネジ、または雌ネジであり、
前記第2係合部は、凸部、凹部、雌ネジ、または雄ネジである[2]に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
[4] 前記コアワイヤは、第1端と、前記第1端よりも近位側に位置している第2端を有しており、
前記コアワイヤの第2端部が接続されており、前記コイルが接続されていない接続部材と、前記接続部材を支持する支持部と、をさらに有する[1]~[3]のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
[5] 自然状態において、前記湾曲区間よりも近位側に位置しており、前記第1シャフトが直線状に延在している直線区間を有している[1]~[4]のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
[6] 前記湾曲区間に前記第1部分が位置しており、前記直線区間に前記第2部分が位置している[5]に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
[7] 前記第1シャフトの第1端部に感圧センサーが設けられている[1]~[6]のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
[8] 前記第1シャフトは、その第1端部に、前記第1シャフトの径方向外方に膨出している膨出部を有しており、前記膨出部の内部には気体が封入されている[1]~[7]のいずれか一項に記載の子宮頸部挿入用カテーテル。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
4か月前
個人
歯茎みが品
5か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
嚥下鍛錬装置
4日前
個人
白内障治療法
3か月前
個人
導電香
5か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
クリップ
5か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
歯の修復用材料
18日前
個人
片足歩行支援具
5か月前
個人
バッグ式オムツ
24日前
個人
口内洗浄具
4か月前
個人
陣痛緩和具
4日前
個人
眼科診療車
6か月前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
シャンプー
2か月前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
株式会社コーセー
美爪料
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
5か月前
株式会社大野
骨壷
8日前
個人
除菌システム
5か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
個人
避難困難者救出台車
6か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
株式会社結心
手袋
4か月前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
個人
腰用サポーター
4か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
続きを見る
他の特許を見る