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公開番号
2025101602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218562
出願日
2023-12-25
発明の名称
ポリヒドロキシアルカン酸の製造方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C12P
7/625 20220101AFI20250630BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】廃食油を炭素源として利用しながらも、熱安定に優れ、かつ色調にも優れるPHAを提供する。
【解決手段】廃食油を、吸着剤を用いて処理する工程(A)、前記工程(A)により得られた、処理後の廃食油を炭素源として、PHA産生微生物を培養する工程(B)、および、前記工程(B)にて培養した微生物から、PHAを取り出す工程(C)、を含む、PHAの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
廃食油を、吸着剤を用いて処理する工程(A)、
前記工程(A)により得られた、処理後の廃食油を炭素源として、ポリヒドロキシアルカン酸産生微生物を培養する工程(B)、および、
前記工程(B)にて培養した微生物から、ポリヒドロキシアルカン酸を取り出す工程(C)、を含む、ポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記吸着剤が、活性白土、酸性白土、活性アルミナ、ゼオライト、シリカゲルおよび活性炭から選択されるいずれか1種以上である、請求項1に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
【請求項3】
前記工程(C)が、前記ポリヒドロキシアルカン酸を酸化処理する酸化処理工程を含む、請求項1または2に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
【請求項4】
前記工程(A)における、前記吸着剤の使用量は、前記廃食油100重量部に対して、1~10重量部である、請求項1または2に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
【請求項5】
前記処理後の廃食油に含まれるピペリンの量が、35ppm以下である、請求項1または2に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
【請求項6】
前記ポリヒドロキシアルカン酸は、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂である、請求項1または2に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
【請求項7】
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂が、ポリ(3-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバリレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタデカノエート)、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項6に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリヒドロキシアルカン酸の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境配慮の観点から、生分解性樹脂の利活用が図られている。このような生分解性樹脂の一種として、微生物により生産される樹脂である、ポリヒドロキシアルカン酸(以下、「PHA」と称する場合がある)が知られている。PHAの微生物による生産には、パーム油等の植物性油が炭素源として使用されることが一般的である。例えば、特許文献1には、炭素源として活性白土により処理された植物性油を使用して、高分子量のPHAを生産する技術が開示されている。
【0003】
また、近年の環境配慮の機運の高まりから、炭素源たる植物性油を、食品製造の際の使用済みの回収油(以下、廃食油)への代替することが検討されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/042076号
特開2000-189183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本発明者らは、廃食油を利用したPHAの製造方法について鋭意検討する中で、PHAを製造する際の微生物培養の炭素源として廃食油を使用した場合、得られるPHAの熱安定性が低下する場合があることを新規に見出した。加えて、得られるPHAの色調も悪化する(着色度合いも高くなる)傾向があることも新規に見出した。
【0006】
本発明の一態様は、上記の新規の課題に基づき発明されたものであり、廃食油を炭素源として利用しながらも、熱安定に優れ、かつ色調にも優れるPHAを提供し得る、PHAの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、微生物培養の炭素源として、特定の処理を行った廃食油を用いることにより、換言すれば、廃食油に特定の処理を加える工程を含むPHAの製造方法により、廃食油を炭素源として利用しながらも、熱安定に優れ、かつ色調にも優れるPHAを提供し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明の一態様は、以下の構成を含む物である。
【0009】
〔1〕廃食油を、吸着剤を用いて処理する工程(A)、前記工程(A)により得られた、処理後の廃食油を炭素源として、ポリヒドロキシアルカン酸産生微生物を培養する工程(B)、および、前記工程(B)にて培養した微生物から、ポリヒドロキシアルカン酸を取り出す工程(C)、を含む、ポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
【0010】
〔2〕前記吸着剤が、活性白土、酸性白土、活性アルミナ、ゼオライト、シリカゲルおよび活性炭から選択されるいずれか1種以上である、〔1〕に記載のポリヒドロキシアルカン酸の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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