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公開番号2025083913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197579
出願日2023-11-21
発明の名称植毛装置
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類A41G 3/00 20060101AFI20250526BHJP(衣類)
要約【課題】本発明は、従来に比べて植毛ネットに対して毛髪材を安定的に植毛できる植毛装置を提供する。
【解決手段】植毛ネットを搬送するネット搬送部と、毛髪材を植毛ネット側に向かって毛髪材の中間部から供給する毛髪材供給部と、毛髪材供給部から供給された毛髪材の中間部の一部を植毛ネットに対して取り付けて植毛する植毛針部と、毛髪材供給部からの毛髪材の供給部分に対して設けられ、かつ毛髪材供給部からの毛髪材の移動を規制可能な規制部を備える構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
植毛ネットを搬送するネット搬送部と、
毛髪材を前記植毛ネット側に向かって前記毛髪材の中間部から供給する毛髪材供給部と、
前記毛髪材供給部から供給された前記毛髪材の中間部の一部を前記植毛ネットに対して取り付けて植毛する植毛針部と、
前記毛髪材供給部からの前記毛髪材の供給部分に対して設けられ、かつ前記毛髪材供給部からの前記毛髪材の移動を規制可能な規制部を備える、植毛装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記規制部は、前記毛髪材の一部を固定して、前記毛髪材供給部からの前記毛髪材の抜け落ちを防止可能である、請求項1に記載の植毛装置。
【請求項3】
前記毛髪材供給部は、前記毛髪材を下方側に向かって供給する供給口を有し、
前記規制部は、前記毛髪材供給部と鉛直方向に対向する位置であって、前記毛髪材の供給部分における前記供給口からの最短距離が2cm以下の範囲の位置を規制可能である、請求項1に記載の植毛装置。
【請求項4】
前記規制部は、第1挟持部と第2挟持部を有し、前記第1挟持部と前記第2挟持部によって前記毛髪材の一部を挟持する、請求項1に記載の植毛装置。
【請求項5】
前記植毛ネットは、第1穴部と、第2穴部と、搬送方向に対する交差方向に延びて前記第1穴部と前記第2穴部を区切る糸部を有し、
前記植毛針部によって前記毛髪材の中間部の一部を前記第1穴部から前記第2穴部に跨って挿通させ、前記第2穴部から張り出した環状部を形成する環状部形成動作と、
前記植毛針部によって前記毛髪材の前記第1穴部よりも第1端部側の部分である第1毛髪部を引っ掛けて前記環状部に通過させ、下記の(1)又は(2)の少なくとも一つの動作を行って前記環状部を絞る環状部絞動作と、を実施する、請求項1~4のいずれか1項に記載の植毛装置。
(1)前記植毛針部によって前記第1毛髪部を前記糸部から離反する方向に移動させる。
(2)引込針部によって前記毛髪材の前記第1穴部よりも第2端部側の部分である第2毛髪部を引っ掛けて前記糸部から離反する方向に移動させる。
【請求項6】
前記規制部は、前記第1毛髪部の一部及び/又は前記第2毛髪部の一部を固定する、請求項5に記載の植毛装置。
【請求項7】
前記規制部は、前記第1毛髪部の一部及び前記第2毛髪部の一部を固定する、請求項6に記載の植毛装置。
【請求項8】
前記環状部絞動作において、前記毛髪材に張力を付与する張力付与部材を備える、請求項7に記載の植毛装置。
【請求項9】
前記張力付与部材は、前記第2毛髪部を引っ掛ける引込針部である、請求項8に記載の植毛装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植毛ネットに対して毛髪材を植毛する植毛装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、植毛ネットに対して植毛用の毛髪材を結びつける植毛装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の植毛装置では、エキセンに支持された植毛ネットの緯糸に対して第1鉤針を引っ掛け、引っ掛け部分を植毛ネットの緯糸を挟んで隣接する穴の間を挿通させてループ部を形成する。そして、特許文献1の植毛装置では、第1鉤針を基準として、第1鉤針を毛髪材の遠位側の糸に引っ掛けたのち、ストッカーから毛髪材が自由に移動できる状態で、引っ掛けた遠位側の糸をループ部に通過させて引き抜くことで、植毛ネットに対して植毛することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-125569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の植毛装置では、上記の植毛動作において、毛髪材がストッカーから自由に移動できる状態であるため、第1鉤針の後退動作に伴って毛髪材の遠位側の糸が追従して移動する。そのため、毛髪材が短い場合などでは、第1鉤針の後退動作の途中で、不意に遠位側の糸がストッカーから落下し、第1鉤針の引掛け部分から毛髪材がすり抜けてしまう場合がある。このような場合、遠位側の糸がループ部を通らず、毛髪材を植毛ネットに植毛できない事態が生じ得る。
【0005】
そこで、本発明は、従来に比べて植毛ネットに対して毛髪材を安定的に植毛できる植毛装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、植毛ネットを搬送するネット搬送部と、毛髪材を前記植毛ネット側に向かって前記毛髪材の中間部から供給する毛髪材供給部と、前記毛髪材供給部から供給された前記毛髪材の中間部の一部を前記植毛ネットに対して取り付けて植毛する植毛針部と、前記毛髪材供給部からの前記毛髪材の供給部分に対して設けられ、かつ前記毛髪材供給部からの前記毛髪材の移動を規制可能な規制部を備える、植毛装置である。
【0007】
本様相によれば、規制部によって毛髪材供給部から毛髪材の移動を規制した状態にできるので、例えば、植毛針部による植毛ネットへの毛髪材の植毛を行う際に、規制部によって毛髪材供給部から毛髪材の移動を規制することで、毛髪材供給部から毛髪材が抜け落ちにくくでき、植毛針部から毛髪材が外れにくい。その結果、従来に比べて植毛ネットに対して毛髪材を安定的に植毛できる。
【0008】
好ましい様相は、前記規制部は、前記毛髪材の一部を固定して、前記毛髪材供給部からの前記毛髪材の抜け落ちを防止可能である。
【0009】
好ましい様相は、前記毛髪材供給部は、前記毛髪材を下方側に向かって供給する供給口を有し、前記規制部は、前記毛髪材供給部と鉛直方向に対向する位置であって、前記毛髪材の供給部分における前記供給口からの最短距離が2cm以下の範囲の位置を挟持可能である。
【0010】
好ましい様相は、前記規制部は、第1挟持部と第2挟持部を有し、前記第1挟持部と前記第2挟持部によって前記毛髪材の一部を挟持する。
(【0011】以降は省略されています)

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