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公開番号2025058428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168350
出願日2023-09-28
発明の名称ストローの製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A47G 21/18 20060101AFI20250402BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】脂肪族ポリエステル系樹脂を含むストロー本体に蛇腹構造を形成するに際し、蛇腹構造の加工性に優れたストローの製造方法を実現する。
【解決手段】ストローの製造方法における蛇腹構造形成工程において、ストロー本体は、弾性率が1300MPa~2200MPaであり、破断ひずみが200%~600%である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脂肪族ポリエステル系樹脂を含むストロー本体に蛇腹構造を形成する蛇腹構造形成工程を含むストローの製造方法であって、
前記蛇腹構造形成工程において、前記ストロー本体は、弾性率が1300MPa~2200MPaであり、破断ひずみが200%~600%である、ストローの製造方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記蛇腹構造形成工程は、
金型セットを用いて、前記ストロー本体に対して、前記蛇腹構造の山折り部分および谷折り部分を型付けする型付け工程と、
型付け工程により型付けされたストロー本体を圧縮し、前記山折り部分および前記谷折り部分を折り畳んで前記蛇腹構造を形成する折り畳み工程と、を含む、請求項1に記載のストローの製造方法。
【請求項3】
前記金型セットは、
前記ストロー本体の内部に挿入される、棒状の内側金型と、
前記ストロー本体を外側から押圧する、棒状の外側金型と、を備え、
前記内側金型は、前記蛇腹構造の前記山折り部分を形成する第1凹凸部を有し、
前記外側金型は、前記蛇腹構造の前記谷折り部分を形成する第2凹凸部を有し、
前記型付け工程は、
内部に前記内側金型が装着された前記ストロー本体に対して、前記内側金型および前記外側金型を互いに反対方向に回転しつつ、外側から前記外側金型を押圧する押圧工程を含む、請求項2に記載のストローの製造方法。
【請求項4】
前記脂肪族ポリエステル系樹脂は、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂である、請求項1~3の何れか1項に記載のストローの製造方法。
【請求項5】
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂が、ポリ(3-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバレレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバレレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタノエート)、およびポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシデカノエート)からなる群より選択される1種類以上である、請求項4に記載のストローの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストローの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
脂肪族ポリエステル系樹脂は、種々の用途へ利用されている。なかでも、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂等の生分解性樹脂は、生分解性を有することから環境配慮型の樹脂として注目されている。このような生分解性樹脂を原料として用いて、ストローの開発が試みられている。
【0003】
特許文献1には、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂成分を含有する樹脂チューブとして、次の特徴を有する樹脂チューブが開示されている。(1)P3HA系樹脂成分が構成モノマーの種類及び/又は構成モノマーの含有割合が互いに異なる少なくとも2種類のポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂を含有する。(2)耐衝撃性試験により測定した前記樹脂チューブの50%破壊エネルギーが0.2J以上である。そして、特許文献1には、樹脂チューブの用途としてストローが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2022/009717号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された樹脂チューブは、耐衝撃性に優れたものである。しかし、当該樹脂チューブを蛇腹構造付きストローとして使用するために、当該樹脂チューブに蛇腹構造を形成するに際し、蛇腹構造の加工性の点で改善の余地があった。
【0006】
本発明の一態様は、脂肪族ポリエステル系樹脂を含むストロー本体に蛇腹構造を形成するに際し、蛇腹構造の加工性に優れたストローの製造方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るストローの製造方法は、脂肪族ポリエステル系樹脂を含むストロー本体に蛇腹構造を形成する蛇腹構造形成工程を含むストローの製造方法であって、前記蛇腹構造形成工程において、前記ストロー本体は、弾性率が1300MPa~2200MPaであり、破断ひずみが200%~600%である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、脂肪族ポリエステル系樹脂を含むストロー本体に蛇腹構造を形成するに際し、蛇腹構造の加工性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
1001~1003は、本発明の実施形態に係るストローの製造方法における蛇腹構造形成工程の一例を模式的に示す図である。
本発明の実施形態に係るストローの製造方法により製造されるストローの蛇腹構造の概略構成を主に示す断面図である。
本発明の実施形態に係るストローの製造方法にて使用する金型セットのうち内側金型の第1凹凸部の構成の一例を示す側面図である。
本発明の実施形態に係るストローの製造方法にて使用する金型セットのうち外側金型の第2凹凸部の構成の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の一形態について、以下に詳細に説明する。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。また、本明細書中に記載された文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。
(【0011】以降は省略されています)

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