TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025066204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2022047359
出願日2022-03-23
発明の名称自動植毛システム、及びプログラム
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A41G 3/00 20060101AFI20250416BHJP(衣類)
要約【課題】植毛するパターンを容易に変更することが可能な自動植毛システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】自動植毛システム100は、植毛ネット200に毛髪材100aを植毛する植毛機構部121を有する自動植毛装置120と、情報処理装置110と、を備える。情報処理装置110の制御部111は、複数の座標の各々における植毛の有無を含む植毛パターンデータ113aを、ユーザによる入力操作又は選択操作に基づいて作成する。自動植毛装置120の制御部122は、植毛パターンデータ113aに基づいて植毛機構部121による植毛の制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植毛対象物に毛髪材を植毛する植毛機構部と、
前記植毛機構部による植毛の制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、複数の座標の各々における植毛の有無を含む植毛パターンデータを、ユーザによる入力操作又は選択操作に基づいて作成し、前記植毛パターンデータに基づいて前記植毛機構部による植毛の制御を行う、自動植毛システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、ユーザによる入力操作又は選択操作に基づいて前記植毛パターンデータを作成するパターンデータ作成部を含む、請求項1に記載の自動植毛システム。
【請求項3】
前記制御部は、表示部に前記複数の座標の各々における植毛の有無を示す植毛パターン画像を表示する表示制御部を、さらに含み、
前記パターンデータ作成部は、前記植毛パターン画像に対するユーザによる入力操作又は選択操作に基づいて前記植毛パターンデータを作成する、請求項2に記載の自動植毛システム。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記植毛パターン画像を二次元のマップ状に前記表示部に表示させる、請求項3に記載の自動植毛システム。
【請求項5】
前記植毛機構部は、複数の毛髪材を収容するストッカと、前記ストッカから前記複数の毛髪材の少なくとも1つを引き出す引出鉤針と、を含み、
前記制御部は、前記植毛の有無に応じて、前記ストッカの初期位置又は前記引出鉤針の初期位置を決定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の自動植毛システム。
【請求項6】
前記植毛パターンデータは、植毛する領域の寸法、及び植毛する領域の形状の少なくとも一方を、さらに含み、
前記制御部は、前記植毛パターンデータに基づく前記植毛する領域内で、前記植毛機構部により植毛する制御を行う、請求項1~5のいずれか1項に記載の自動植毛システム。
【請求項7】
前記植毛パターンデータは、植毛する間隔を、さらに含み、
前記植毛機構部は、前記植毛対象物を順送するネット順送部を含み、
前記制御部は、前記植毛する間隔に応じて、前記ネット順送部による1回当たりの順送する幅を決定する、請求項1~6のいずれか1項に記載の自動植毛システム。
【請求項8】
前記植毛パターンデータは、植毛される1つの座標当たりの毛髪材の本数を、さらに含み、
前記植毛機構部は、複数の毛髪材を収容するストッカと、前記ストッカから捕捉することが可能な毛髪材の本数が異なる複数の引出鉤針と、を含み、
前記制御部は、前記植毛される1つの座標当たりの毛髪材の本数に応じて、前記複数の引出鉤針のうちから植毛に使用する引出鉤針を選択し、当該引出鉤針により前記ストッカから毛髪材を捕捉させる、請求項1~7のいずれか1項に記載の自動植毛システム。
【請求項9】
前記植毛パターンデータは、前記植毛対象物に対する毛髪材の結び方を、さらに含み、
前記植毛機構部は、複数の毛髪材を収容するストッカと、前記ストッカから前記複数の毛髪材の少なくとも1つを捕捉する引出鉤針と、前記引出鉤針により捕捉された前記毛髪材を前記植毛対象物に結び付ける植毛鉤針と、を含み、
前記制御部は、前記植毛対象物に対する毛髪材の結び方に応じて、前記植毛鉤針の移動経路、回転方向、及び回転数の少なくとも1つを決定する、請求項1~8のいずれか1項に記載の自動植毛システム。
【請求項10】
前記植毛パターンデータは、植毛される毛髪材の種類を、さらに含み、
前記植毛機構部は、それぞれ異なる種類の毛髪材を収容する複数のストッカと、前記複数のストッカのいずれか1つから前記複数の毛髪材の少なくとも1つを捕捉する引出鉤針と、を含み、
前記制御部は、前記植毛される毛髪材の種類に応じて、前記複数のストッカから使用するストッカを決定し、当該ストッカから前記引出鉤針により前記複数の毛髪材の少なくとも1つを捕捉させる、請求項1~9のいずれか1項に記載の自動植毛システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動植毛システム、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、植毛対象物に毛髪材を結び付ける自動植毛システムが知られている。このような自動植毛システムは、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1の自動植毛装置は、短尺の毛髪糸が配置されたストッカと、第1鉤針と、第2鉤針と、植毛ネットが配置されたエキセンとを備える。エキセンは、第1鉤針が植毛ネットの横糸を引っ掛けた状態で、第1鉤針よりも下方となるように旋回する。そして、第2鉤針は、ストッカから毛髪糸を引き出す。そして、第1鉤針は、引き出された毛髪糸を補足し、その後、毛髪糸を植毛ネットに結び付ける(植毛する)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6533350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の従来の自動植毛装置は、自動植毛装置内の各駆動部の動作内容が記述されたシーケンスプログラムを実行することにより動作が制御される。ここで、自動植毛装置によって植毛されるパターンを変更しようとする場合、自動植毛装置を使用する者(以下、「ユーザ」という)が、植毛のパターンの変更に合わせた自動植毛装置内の各駆動部の動作内容を設計し、当該動作内容に合わせたシーケンスプログラムを記述し直す必要がある。ユーザが熟練者でない場合、これらのユーザの作業を行うことは困難である。また、ユーザが熟練者であっても、各駆動部の動作内容の設計とシーケンスプログラムを記述する作業には、時間及び労力がかかるという問題点がある。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、植毛するパターンを容易に変更することが可能な自動植毛システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、以下に開示する自動植毛システムは、植毛対象物に毛髪材を植毛する植毛機構部と、前記植毛機構部による植毛の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、複数の座標の各々における植毛の有無を含む植毛パターンデータを、ユーザによる入力操作又は選択操作に基づいて作成し、前記植毛パターンデータに基づいて前記植毛機構部による植毛の制御を行う。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成によれば、植毛パターンデータに複数の座標の各々における植毛の有無が含まれる。これにより、ユーザが、入力操作又は選択操作によって植毛パターンデータを作成すれば、複数の座標の各々における植毛の有無に合わせて自動植毛装置内の各駆動部の動作内容をユーザ自身が設計することなく、また、植毛制御プログラム(例えば、シーケンスプログラム)を記述し直す作業を行うことなく、植毛パターンデータに基づく植毛を行うことができる。この結果、ユーザによる各駆動部の動作内容の設計作業と植毛制御プログラムを記述する作業とが不要になるので、植毛するパターンを容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態における自動植毛システム100の構成を示すブロック図である。
図2は、情報処理装置110の制御部111の機能ブロック図である。
図3は、自動植毛装置120の制御部122の機能ブロック図である。
図4は、植毛パターン入力画面の例を示す図である。
図5は、植毛パターン画像P1の例(入力前)を示す図である。
図6は、植毛パターン画像P1の例(入力後)を示す図である。
図7Aは、植毛パターンデータ113aを説明するための図である。
図7Bは、植毛パターンデータ113aを説明するための図である。
図8Aは、植毛パターン入力画面の表示用の植毛パターンデータ113aの例を示す図である。
図8Bは、シーケンスプログラム123aにより読み取られる際の植毛パターンデータ113aの例を示す図である。
図9は、自動植毛装置120の構造を奥行方向に見た模式図である。
図10は、自動植毛装置120の構造を後方から見た模式図である。
図11は、自動植毛装置120の第1動作から第4動作を示す図であって、自動植毛装置120の構造を奥行方向に見た模式図である。
図12は、図11の一部を拡大した拡大図である。
図13は、自動植毛装置120の第1動作から第4動作を示す図であって、自動植毛装置120の構造を後方から見た模式図である。
図14は、自動植毛装置120の第5動作を示す図である。
図15は、自動植毛装置120の第6動作及び第7動作を示す図である。
図16は、図15の一部を拡大した拡大図である。
図17は、自動植毛装置120の第8動作及び第9動作を示す図である。
図18は、図17の一部を拡大した拡大図である。
図19は、自動植毛装置120の第10動作を示す図である。
図20は、図19の一部を拡大した拡大図である。
図21は、自動植毛装置120の第11動作を示す図である。
図22は、自動植毛装置120の第12動作及び第13動作を示す図である。
図23は、図22の一部を拡大した拡大図である。
図24は、自動植毛装置120の第14動作を示す図である。
図25は、図24の一部を拡大した拡大図である。
図26は、自動植毛装置120の第15動作を示す図である。
図27は、図26の一部を拡大した拡大図である。
図28は、自動植毛装置120の第16動作から第18動作を示す図である。
図29Aは、引出鉤針30側から見た結び目100cを示す図である。
図29Bは、植毛鉤針20側から見た結び目100cを示す図である。
図30は、植毛パターンデータ113aと自動植毛装置120の動作との関係を説明するための図であって、自動植毛装置120の初期状態を示す図である。
図31は、植毛パターンデータ113aと自動植毛装置120の動作との関係を説明するための図であって、自動植毛装置120の第4動作を終了した時点を示す図である。
図32は、植毛パターンデータ113aの毛髪材100aの種類に基づく自動植毛装置120の動作を説明するための図(1)である。
図33は、植毛パターンデータ113aの毛髪材100aの種類に基づく自動植毛装置120の動作を説明するための図(2)である。
図34は、植毛パターンデータ113aの毛髪材100aの種類に基づく自動植毛装置120の動作を説明するための図(3)である。
図35は、植毛パターンデータ113aの毛髪材100aの本数に基づく自動植毛装置120の動作を説明するための図である。
図36は、切断部150が初期位置に位置する状態の自動植毛装置120を示す図である。
図37は、切断部150が毛髪材100aを切断する様子を奥行方向に見た図である。
図38は、切断部150及び切断部移動機構部160を後方に向かって見た図である。
図39は、切断部150が毛髪材100aを切断する様子を後方に向かって見た図である。
図40は、第2実施形態における自動植毛システム300の構成を示す図である。
図41は、第3実施形態の第1例における自動植毛システム400の構成を示す図である。
図42は、第3実施形態の第2例における自動植毛システム500の構成を示す図である。
図43は、第4実施形態の自動植毛システム600の構成を示す図である。
図44は、第5実施形態の自動植毛システム700の構成を示す図(1)である。
図45は、第5実施形態の自動植毛システム700の構成を示す図(2)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。また、以下の説明において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。また、実施形態および変形例に記載された各構成は、適宜組み合わされてもよいし、変更されてもよい。また、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
二部式袍
3か月前
個人
靴下
3か月前
個人
衣装
13日前
個人
簡単帯
4か月前
個人
作業補助ミトン
2か月前
個人
シャツ改造方法
13日前
個人
ショーツ
3か月前
個人
足首用サポーター
2か月前
個人
手袋
1か月前
株式会社聖
手足保護具
3か月前
有限会社原電業
指手袋
4か月前
個人
ソフトキャミブラ
6日前
興和株式会社
マスク
2か月前
個人
防水マスク
3か月前
個人
ヘアアクセサリー
3か月前
個人
ワイヤー付き衣類
3か月前
LUDO合同会社
手袋
28日前
豊鷹株式会社
冷却装置
1か月前
株式会社カネカ
収納物
1か月前
サンコー株式会社
衣服
4か月前
西垣靴下株式会社
靴下
4か月前
個人
茶道稽古用エプロン
2か月前
個人
気分コントロール支援装置
3か月前
ハイドサイン株式会社
衣服
3か月前
ハイドサイン株式会社
衣服
16日前
株式会社ベルエスプリ
衣服
3か月前
個人
セパレート着物
3か月前
株式会社アイリス
膝サポータ
3か月前
山田辰株式会社
作業服
2か月前
オンヨネ株式会社
機能性衣服
1か月前
株式会社ユタカメイク
履物類
1か月前
株式会社昭和商会
温度調節衣服
15日前
株式会社ゴールドウイン
布製品
4か月前
大王製紙株式会社
マスク
4か月前
個人
小水漏れ防止用下半身衣類
1か月前
山真製鋸株式会社
首冷却具
2か月前
続きを見る