TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025006193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106839
出願日
2023-06-29
発明の名称
ゴム組成物
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20250109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 ウェットグリップ性、転がり抵抗性、耐摩耗性のバランス、更に加工性にも優れるゴム組成物を提供する。
【解決手段】 ゴム成分100質量部に対して、軟化点が60~130℃、臭素価が10~60、かつ数平均分子量が800~5,000のシクロオレフィン共重合物を10~40質量部含有するゴム組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム成分100質量部に対して、軟化点が60~130℃、臭素価が10~60、かつ数平均分子量が800~5,000であるシクロオレフィン共重合物を5~40質量部含有する、ゴム組成物。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
ゴム成分が、スチレンブタジエンゴムを10質量%以上含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
ゴム成分100質量部に対し、さらにシリカを5~200質量部含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載のゴム組成物の加硫物からなるタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用として優れた性能を有する新規なゴム組成物を提供するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の高性能化、高機能化に伴い、タイヤ性能への要求が高まっている。例えば、相反関係にあるウェットグリップ性、転がり抵抗性及び耐摩耗性を向上したタイヤが求められている。また、駆動用バッテリーを搭載した電気自動車やプラグインハイブリッド車等は、車両重量の増加に伴い、タイヤに掛かる負荷が増加するため、耐久性を向上したタイヤが求められており、転がり抵抗性を改善するためゴムにシリカを配合する技術や、シリカの分散性を高めるため末端にシリカと親和性の高い、又は化学結合し得る官能基を導入した末端変性ゴムを使用する技術が利用されている。
【0003】
タイヤ配合では機械特性の向上や未加硫のゴム組成物に良好な粘着性を付与することを目的に、ゴムに分子量1万以下の石油樹脂(例えば特許文献1参照。)、やテルペン樹脂(例えば特許文献2参照。)などの粘着付与樹脂(タッキファイヤー)が用いられる。それら粘着付与樹脂は一般的にモノマーのカチオン重合や熱重合により製造されている。
【0004】
一方、シクロオレフィンポリマーは、プラスチックの中で特に光学特性、低吸湿性に優れるためガラス代替材料として光学部品を中心に使用されている。また、成形性や軽量性などから医療容器や半導体容器などに用いられている。
【0005】
シクロオレフィンポリマー(数平均分子量3万以上)を溶融させ、330~380℃で熱分解することにより、数平均分子量(Mn)が10,000~50,000、分子量分布の分散度(Mw/Mn)が2.0~10.0の低分子量シクロオレフィンポリマーが製造できること(例えば特許文献3参照。)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5309529号公報
特許第5076365号公報
特許第6083597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献3に記載の低分子量シクロオレフィンポリマーは、ゴムとの親和性に乏しいため粘着付与樹脂としての機械物性や粘着性能が発現しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決するため、鋭意検討を行った結果、特定の分子量範囲のシクロオレフィン共重合物を含むゴム組成物が優れたゴム特性を発現することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明の各態様は、以下の[1]~[4]である。
[1] ゴム成分100質量部に対して、軟化点が60~130℃、臭素価が10~60、かつ数平均分子量が800~5,000であるシクロオレフィン共重合物を5~40質量部含有する、ゴム組成物。
[2] ゴム成分が、スチレンブタジエンゴムを10質量%以上含む、[1]に記載のゴム組成物。
[3] ゴム成分100質量部に対し、さらにシリカを5~200質量部含む、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載のゴム組成物の加硫物からなるタイヤ。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、ウェットグリップ性、転がり抵抗性と耐摩耗性のバランスに優れ、さらに加工性にも優れるゴム組成物及びそれを用いたタイヤを提供することができ、工業的にも非常に有用である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
ゴム組成物
1日前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1日前
東ソー株式会社
細胞外小胞の解析方法
1か月前
東ソー株式会社
多孔質ゼオライト成形体
25日前
東ソー株式会社
硫酸マンガン溶液の製造方法
25日前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
東ソー株式会社
コーティング液及び突起形成方法
1か月前
東ソー株式会社
窒化ガリウムの粉末及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
東ソー株式会社
シクロオレフィン共重合物、その製造方法
1日前
国立大学法人東海国立大学機構
デバイス
1か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物及びその用途
23日前
東ソー株式会社
発酵水素の製造方法及び発酵水素の製造装置
1か月前
東ソー株式会社
ピラン誘導体、その製造法及び光電変換素子
1日前
東ソー株式会社
ピロール化合物、その製造法及び光電変換素子
1日前
東ソー株式会社
窒化ガリウム膜成膜用スパッタリングターゲット
1か月前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルス結合性タンパク質の精製方法
1か月前
東ソー株式会社
ポリエチレン樹脂組成物およびそれよりなる成形品
1日前
東ソー株式会社
キノリノン骨格を有する高溶解性ユウロピウム錯体
23日前
東ソー株式会社
電極
11日前
国立大学法人東海国立大学機構
生体試料捕集用デバイス
1か月前
東ソー株式会社
耐アルカリ性の向上したアデノ随伴ウイルス結合性タンパク質
1か月前
東ソー株式会社
カルコン誘導体、組成物、光学フィルム及びそれらの製造方法
10日前
国立大学法人 東京大学
ジルコニア焼結体およびその製造方法
1か月前
公益財団法人相模中央化学研究所
ジアシルヒドラジン誘導体及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
MFI型ゼオライト及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
MFI型ゼオライト及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
疎水性ゼオライト、及びその製造方法
9日前
東ソー株式会社
MFI型ゼオライト及びその製造方法
1か月前
国立研究開発法人理化学研究所
イリジウム-マンガン酸化物複合電極材料の活性化方法
2日前
東ソー株式会社
微粉炭燃焼ボイラで複数種の固体燃料を混焼する際のボイラ炉内のクリンカ付着成長の抑制方法
1日前
東ソー株式会社
多能性幹細胞から外胚葉系細胞を分化誘導する方法及び製造方法
11日前
東ソー株式会社
ポリウレタン樹脂組成物、硬化物、人工皮革、合成皮革、および皮革用表面処理剤
1か月前
国立大学法人京都工芸繊維大学
二酸化炭素分離膜、二酸化炭素分離膜の製造方法、二酸化炭素分離方法及び二酸化炭素分離膜モジュール
11日前
東ソー株式会社
環状アジン化合物、有機電界発光素子用材料、有機電界発光素子用電子輸送材料、及び有機電界発光素子
11日前
東ソー株式会社
延伸物
1か月前
続きを見る
他の特許を見る