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公開番号
2024172588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090401
出願日
2023-05-31
発明の名称
電子部品
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20241205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】大気汚染及び水質汚染等の環境汚染に対する安全性が高く、かつ高い難燃性を有する新規な電子部品を提供する。
【解決手段】リレー(10)は、樹脂材料、臭素系難燃剤、及び無機系難燃助剤を含む、難燃性樹脂組成物から成形されてなるベース(2)、カード(3)、及びケース(4)を備え、前記無機系難燃助剤は、第IV族の元素から選択される少なくとも1つの元素を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料、臭素系難燃剤、及び無機系難燃助剤を含む、難燃性樹脂組成物から成形されてなる成形体を備え、
前記無機系難燃助剤は、第IV族の元素から選択される少なくとも1つの元素を含んでいる、電子部品。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
電気接点、若しくは、前記電気接点及びコイルを備え、
前記成形体が、前記電気接点及び前記コイルを封入しているか、又は、前記電気接点若しくは前記コイルに接触している、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記成形体は、ベース、ケース、カード、スプール、及びハウジングから選択される少なくとも1つの成形体である、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
リレー、スイッチ、又はコネクタである、請求項1に記載の電子部品。
【請求項5】
前記樹脂材料はポリエステル系樹脂である、請求項1に記載の電子部品。
【請求項6】
前記前記成形体は、肉厚が最も薄い部位の厚さが2.0mmよりも薄い、請求項1~5の何れか1項に記載の電子部品。
【請求項7】
前記前記成形体は、肉厚が最も薄い部位の厚さが0.5mm以下である、請求項5に記載の電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、100重量部のポリエステル樹脂に対し、所定の臭素系難燃剤1~80重量部と、ガラス繊維10~100重量部と、アンチモン系難燃助剤1~30重量部と、を含んでなることを特徴とするポリエステル樹脂組成物が記載されている。
【0003】
また、例えば、特許文献2には、ベース樹脂と、ハロゲン系難燃剤と、有機ホスフィン酸塩および塩基性窒素含有化合物のオキソ酸塩から選択された少なくとも1種の有機・無機酸塩と、電気特性向上剤とで構成され、電気特性向上剤が、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂および周期表第4族金属化合物から選択された少なくとも1種で構成されている難燃性樹脂組成物が記載されている。特許文献2には、難燃性樹脂組成物がアンチモン含有化合物(三酸化アンチモン)等の難燃助剤を含むことも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-105433号公報
再公表特許第2007/007663号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2に開示された樹脂組成物に含まれる三酸化アンチモンは、皮膚や粘膜に対する弱い刺激性が報告されており、発がん性についても議論されている。
【0006】
より具体的には、2013年からRohs指令において、三酸化アンチモンの規制について議論が開始されている。2019年12月に再評価の提案があり、規制の方向性は2020年に一旦示される計画であったが、関係者へのヒアリングから、現状では三酸化アンチモンの使用は規制されない方針になると予想されている。また、国際発がん性機関(IARC)において、三酸化アンチモンの発がん性は、「人に対して発がん性がある可能性がある(2B)」と定義されている。現在、追加検査が実施されており、その結果により、「人に対しておそらく発がん性がある(2A)」とレベルが上がればREACH規制の対象になり得る。
【0007】
上述の事情から、将来的な三酸化アンチモンの規制を見据え、大気汚染及び水質汚染等の環境汚染に対する安全性が高い難燃助剤を用いる電気部品は有用である。しかしながら、三酸化アンチモン以外の難燃助剤を用いる樹脂組成物の成形体では、十分な難燃性を達成することが困難であるという問題がある。
【0008】
このため、特許文献1及び2に開示された電子部品よりも、大気汚染及び水質汚染等の環境汚染に対する安全性が高く、かつ高い難燃性を有する新規な電子部品が求められている。
【0009】
本発明は、上述の問題を鑑みなされたものであり、その目的は、大気汚染及び水質汚染等の環境汚染に対する安全性が高く、かつ高い難燃性を有する新規な電子部品、及び当該電子部品を製造するための難燃性樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子部品は、樹脂材料、臭素系難燃剤、及び無機系難燃助剤を含む、難燃性樹脂組成物から成形されてなる成形体を備え、
前記無機系難燃助剤は第IV族の元素から選択される少なくとも1つの元素を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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